ついにベッドマットレスに排尿

今朝の父。

車椅子は玄関のまま。ベッドも防水シーツ・使い捨てシーツをセットした昨夜のまま。

上出来~!

父母に朝食を与え、仕事の準備を終えて戻ると、

防水シーツ&使い捨てシーツを(使用済みオムツを捨てた)ビニール袋に詰め込んで、父はベッドに寝てた。

 

「だぁら!汚物と防水シーツを混ぜるなって言ってんの」

時間がないから、わたしが防水シーツを回収して洗濯機へ。

父のオムツを替え、ズボン&靴下を着替えさせてディに行く身支度完了。

 

その後、2階で母のオムツを替え着替え‥階下に戻る。と!

下半身むき出しの父が、布シーツしかないベッドへ盛大に排尿してた!!!

 

5分前にオムツ替えて、身支度整えたばかりだよね??

なんでわざわざオムツ脱いで、防水シーツもないむき出しのベッドに排尿できるの??このベッドは介護レンタルなんだけど??

悪い夢かと思う。 

こういう自体を避けるために防水シーツ、使い捨てシーツを常に完備してたわたしの努力は‥ガックリ。

 

「おまえなんなの?なんでわざわざオムツ脱いで…いや、つか、今わたしがオムツ替えてズボン履かせたばかりだよね?なに脱いでんの?なに脱いで、自分で防水シーツ外したベッドでオシッコしてんの?バカなの?キチガイなの?頭がおかしいの?」

父「いや、たった今ってことはない」

ぷちっ

「たった今だよ!!!!おまえのシモの世話した後に、お母さんのシモの世話しに行っただけ!5分前の話だよ!!てめぇ、自分でなにしたか見てみろ!!!!」

シーツに染みる盛大なオシッコを見る父。

父「ああ…ひどいな」

「ああじゃねぇよ!てめぇの不始末わかったか!」

「このベッドはレ・ン・タ・ル!このベッドにシミをつけないため、防水シーツ張って使い捨てシーツ張って、5回分の尿を吸収するパンツ履いてんの!こうならないためにわたしが対処考えてやってんの!なのにおまえは、ご丁寧に全部外して、ベッドにオシッコしたんだよ!でももう何しても無駄だな!!!」

母が降りてきた。

「24時間見張り続けなきゃ被害防げないのかよ!じゃあ見張ってくれるところに行けよ!」

母「まーひどいわねー」

 

週4回のディサービス。

仕事前に父母を準備させ送り出すのは至難の業。

しかも帰宅後は覚醒してるから、仕事場乱入するわ、全裸になるわ問題山積み。

でもディがあった方が良い。ディがない昨日1日だけでもこんな状態なんだから。

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今日明日はディサービスで、少し気が楽だったのに速攻コレ。

 

で、ディの迎えを玄関で待つ間、わたしが新聞を取りに出て戻ったら、

父「あ、ちょっと新聞…」

父は、まるで健常者のように言うんだよな。このシーンだけ見たら足が不自由な普通の人。

が、コイツ直前に着替えさせた服もオムツも脱いで、ベッドに排尿してますから!

前頭側頭型認知症やレビーの特徴とはいえ、このギャップが心底気色悪いんだよ。

「あぁぁぁぁ???てめぇのシモの始末も出来ねぇ男が、新聞とか言ってんじゃねぇ!!!」

父の中ではベッドに排尿した不始末も、わたしがガチギレしたことも記憶にないんだろう。

もちろん母も覚えてないはず。

 

だが、たかが20分前なんだよ(怒)

 

認知症者は「やらかした不始末を秒で忘れる」。

病気だから仕方ないよね。

だが介護者は除菌スプレー撒いたベッドマットレスも気になるし、防水シーツや父が汚した服一式を洗う洗濯機の音も聴こえてる。

「仕事前に全部干せるか?昨日洗濯機を除菌したばかりなのにな」「で、父が帰宅時までに乾くだろうか」「乾かなかったらまたマットレスに被害が…?」「防水シーツ買いに行く?いや10時から仕事だよ‥布シーツも買い足すべきか」などなど、不始末の回収は秒で終わらない。

奴らの撒き散らす排泄は派手になる一途。忘れる速度は加速中。

この時差がもう許せない。

 

年末から1月、悪化しすぎ!と思ったけど、2月もキッツいな。

この先、これがずっと続くのか。特養待てるかなぁ~。

 

 

 

またクソまみれ

今朝父が車椅子を漕ぎ、リビングから廊下に出た。

父「ママ!ママー!」

自分が歩くことすらままならない母を呼ぶ。これ知ってるパターン。

「クソしたい=トイレ行く」

昨年、便意がある時によくやってた。しばらく消えてた周辺症状が復活すると心底ガックリくる。

 

「なにしてんの?」2階から降り、制圧をかける。

父「いや、トイレに‥」

「もう何ヶ月も家のトイレに入ってないの忘れたの?今日は日曜日。毎週10時に看護師来て浣腸する日だよ!」

1階トイレに母が撒き散らし塗るクソ加えて、また父の一本クソとか‥耐えられない。家を出る勢いだわ。

 

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父を連れ戻しベッドに投げ込み、もう一度。

「いい?今日は看護師が来て1時間後にはお腹スッキリしてくれっから!」

父「わかった」

そのまま仕事に入ったわたし。

今日、訪看だから油断して昨夜食べさせ過ぎたのが敗因か…

 

金曜日夜からクエチアピン辞めてリスパダール一本にしてるけど、リスパダールも効かないのか…クエチアピン増量した方が…いやどうなんだろ…(絶望)。

 

仕事中、10時過ぎ。

母がドアをノックする音。

訪看さんが嗜めたのかすぐ止んだ。なにかあったな‥。父がクソまみれか??

  

13時過ぎ、仕事を終えて戻る。父は相変わらず車椅子。ベッドの使い捨てシーツが綺麗になってる。

母「お腹すいた〜」

ざっと見回しても異変はないっぽい。朝食の皿を洗い、昼食を作る。

その後も父はずーっと座り続ける。座ることが目的なので、目の前のTVは消えていたりアニメだったり、なんでもいいらしい。

 

15時前、母が不穏に。

散歩に行こうか?と誘う。

父が車椅子でベッドに寄ってる。よしよし。「ベッド行くよ」と車椅子を押したら、

父「汚れてる」

確かにベッドの使い捨てシーツに黄色いシミ。いつの間に…

つか汚れてるじゃないよ!おめーがベッドにおしっこすっからだよ!

張り替えて父をベッドに移乗させたら…

車椅子の座布団にわたしが装着してない使い捨てシーツがある。しかもそこにも汚れジミ。

‥‥?

訪看やヘルパーの連絡帳を確認すると、

朝、父がまたベッドに便を撒き散らし、看護師さん到着時はウンコまみれで車椅子に座ってたらしい。

ざっと拭いたけど、座布団は拭き切れず使い捨てシーツを使用した旨が記録されてた。。

 

ガツガツ昼食食ってたけど、父母どちらかでもわたしに報告しない?

いやしないか。今の今まで忘れてたもんな。つか母に至っては完全に記憶ないもんな。

「おま、またウンコかよー!」

父「いや、俺なりに対応しようとしたんだがうんぬんかんぬん」

父のズボンの股間を見ると濡れてる。朝から座り続けてリハビリパンツ飽和、今はおしっこ漏らしてるんだな。

 

え、待って。

朝一番でウンコを漏らし、ベッドと車椅子を汚し。

訪看さんが替えてくれたシーツに(いつの間にか)排尿して汚し、それでも足りず車椅子に座り続けリハパン飽和、ズボンと座布団を汚してるってこと???

なにがなんだかわからんが、末期!!!!

 

ズボン、靴下、座布団を剥がし洗濯、父のパンツを替えシーツも張り替え、ついでに母のオムツを替え‥

母「ねーお母さんと散歩行くんだけど、お母さんどこー?」

「散歩行こうかって言ったのはわ、た、し!あんたのむ、す、め!あんたの娘は今、両親の下の世話と洗濯に追われてんの!全部わたし独りでやってんだよ!脳内で都合よくメンツ増やすな!」

 

ふと見ると、秒でベッドから身を起こし車椅子に移乗しようとしてる父。

「おまえ、ゾンビか⁈朝は糞漏らして車椅子クソまみれ!今は座り続けてオシッコ漏らして全部の不始末わたしにやらせて、少しはベッドで寝ろ!」

母「ねぇ、わたし散歩に行こうと思うの」

「わかってる!待てよ!」

とりあえずウンコチェックせねば。先日は洗面台の排水口になぜかウンコが詰まってた。(多分母)

毎日毎日ウンコ探して除菌して‥そろそろ死にたいわ。

 

母と散歩中、

母「でもねーお母さんのお母さん(わたしの祖母)は、面倒見てくれないと思うのよね〜」

そう!それな!

祖母は70代で自殺したが、介護はやらないタイプだった。

年功序列的に、祖母が母の認知症介護はあり得ないが、仮に母が若い頃に精神病で今のような状態になっても面倒は見なかっただろう。

同じく母もまた、仮にわたしが精神病になり垂れ流してたら施設に入れたはず。父ももろ手を挙げ賛成だな。

 

ところで母のパーキンソニズムは徐々に悪化中。

歩行時バランスが取れず、繋いだわたしの手に全体重をかけるので、わたしはいつも筋肉痛。

そんなバランスだから、手を繋いでるのにわたしも支えきれず転倒することが増えた。

でも、歩かなければ悪化する。

 

で、今日は家から3分場所で歩けなくなった。

電柱を支えにしても、バランスが悪く立ってられない。なんとかバス停の椅子に座らせ、

「ウチから車椅子持ってくるから。いい?絶対立たないで!歩かないでよ」

母「わかった」

ダッシュで帰宅し、案の定車椅子に移乗しようとしてる父を罵倒。

車椅子を押しバス停に戻ると、前方に見えるよちよち歩いてる母!

 

(ガックリ)なんでだよー!あっ、バランス崩れた!

 

車道のガードレールを掴むも、やはりバランス悪く上体が車道に乗り出したところでキャッチした。

 

もう叱責も出ない‥日を見るより明らかなことが分からない認知症…しかもダブル。

子供なら、指示や説明が入らなければ体験させ、痛い目見て覚えさせることも出来る。が、認知症は記憶出来ない。

いくら痛い目見ようが、年に3回も救急隊が自宅に来ても、学習効果も何もない。

衛生安全を筆頭に、自分自身を守れなくなる。

 

車椅子で帰宅したら父、今度はダイニングチェアに座ってた。

またガックリ。

 

ちなみに2泊3日を2回試したショートスティ、3月3日から1週間にチャレンジする。

父は鎮静剤盛るとして、母の帰宅願望が激しすぎたら呼び出される。

だから父母には「わたしが検査入院でいないから」と伝えてる。(嘘)

が、何度言っても記憶しない。

「あぁもう無理だ。やってらんないわ。あなた方、今週は1週間のお泊まりですから。わたしも病気ですし」

母「そりゃ病気にもなっちゃうわよねー」

軽い。

わたしが病気と言っても、父母から一言も「大丈夫?」「なんの病気?」と反応はないあたり、潮時なんだな。が、いいぞ。その調子でかるーく行ってくれ。

 

そしたら夜。

父「寝る時、寂しかったらここで寝てもいいよ」

母「えー寝るときは1人がいい。もう寝る」

父「‥」

的な会話があった。

 

父も母も、母の救急搬送の記憶はすでにない。

でも父は漠然と、母が昔の元気な母じゃないこと、そう遠くないうちに別れること(死か、または暮らし方が変わるか)は感じてるのか。

変わりたくないのであれば、変わらず済むような努力をしないと。

もっと早い段階に、終活するなり2人で入居できるホームを探すなりね。

 

なにを言っても「大丈夫、大丈夫」。

結果ボケてすべてをわたしに丸投げで、センチメンタルだけ一人前なんて道理が通らねぇんだよ。

 

それはともかく、リスパダール効かないね???

 

トイレの壁までウンコまみれ

今朝の母。

昨夜わたしが作っておいた雑炊を発見し、食わせろとうるさい。ようは通常営業。

 

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やはり昨日は父のクエチアピンを飲んだのか…

もう1つ疑念を抱いてるのは、昨日の母のオムツ、常に硬便がついていた。

便秘…?下痢は血圧下がるけど、便秘で血圧下がらないか??

 

父母に雑炊を食わせてる間に父の撒き散らした尿とオムツの処理をし、その後2階で母のオムツを替える。

その時、床に濃茶の粉を発見。母のベッドの防水シーツにも付着してる。そして胆汁の匂い。

1年前ならまったく分からなかったが、父の弄便見続けてすぐ気づいた。

かなり硬い便の粉だ!

高齢者は水分不足や認知症薬の影響で、ホントにカサカサの便を出したりする。それを弄便すると、本体とは別に粉状の便が飛び散る。

 

覚悟して母のオムツを降ろす。が、予想した悲惨な状況ではない。むしろ綺麗すぎる。せいぜい1回排尿した程度…おっとオムツに仕込んだパッドがない!

母は3日に1度はトイレにパッドを詰める。

特に、ウンコをした後のパッドを水洗トイレに詰める。

 

2階のトイレをチェックするも無事だった。

じゃあ1階か?

昨夜はあれだけ階段上り下りするなと言ったのに?

いや、朝わたしが父の排泄処理してた間か…?

考えながら1階トイレのドアを開けたら、

 

トイレに詰まったバッド、大量なウンコ。便座も便器内も床も壁までウンコ。

なにをどうやったらこんな状態!!!

 

3日前はトイレ内の手洗いにクソ塗れのパッドを置いてた。トイレ後に手を洗うことも忘れてしまってる母ゆえ、トイレ内からドアノブ、母が触りそうな場所をすべて除菌したばかりなんだが。

 

2階に戻り、母に淡々と手袋をつけさせる。

時間が許せばパッドを拾うまでは母にやらせる。3日前もやらせた。それでも、

母「え~お母さん、そんなもの流したことない!聞いてない!」

言いのける母を問答無用でトイレに入れ、パッドを拾ってビニールに入れさせる。

そこから先は遂行障害の認知症には出来ない。

 

一回り大きなビニールで回収し廃棄。母の手を石鹸で洗う。

トイレ中にハイターをまき散らし、壁にも撒き散らす。

が、落ちない。

ウンコが硬すぎて便座のウンコ、便器内に張り付いたウンコすら落ちない。

 

「なにこれ?こんなウンコあるか??高齢者こわっ!!!!もしや時間が経ってる…?夜中にしたのか?いやナイナイ。リハパンの汚れを見るにそんな時間は経ってないはず…」

 

ブツブツ言いながらひたすらウンコを落とす。

壁にハイターぶっかけても落ちないウンコ。

陶器の便器にハイターぶっかけても落ちないウンコ。

 

トイレをこの状態にした後の母が、手を洗ったとは思えない。仮に洗ったとしても「石鹸」の認知はすでにない。

あらゆる場所を除菌したい。が、仕事の準備もせねばならない。

 

リビングに戻り、父をベッドに移乗させる。

すかさず車椅子に戻ろうとする父。

「おめ、なにしてんだ。ベッドで寝ろ。オムツかぶれこれ以上悪くすんな」

父「いや、俺は座るんだ」

「てめぇ、毎朝毎朝オムツとおしっこ撒き散らしやがって始末したのわたしだよ。今わたしはお母さんがウンコまみれにしたトイレ掃除してたんだよ。おまえは座ってたい?じゃあご自由に。わたしも自由にするわ。てめぇらのウンコやおしっこ始末すんのも、朝昼晩の飯作るのも辞めるわ」

ピタッと動きを止める父。

 

飯作るのやめるわ。コレが1番効くのか?情けない。

 

仕事の合間に昼食を作りに戻る。

父と母のオムツを替えると、母のオムツにはまだ便。

マグネシウム(便を柔らかくする)を1錠飲ませる。

以前は1日2錠飲ませてたんだけど、常に下痢便を垂れ流してたので辞めていたんだけどな~。排泄コントロールは本当に難しい。

夕食も作り、母に、

「いい?わたしは17時まで仕事だから。晩御飯で騒ぐな!」

言い含めた。

 

仕事場に戻り、本日往診の父の在宅医に電話。

「母が昨日、救急搬送されまして。ええ、大丈夫なんですけども。今後もこういうことあるでしょうし、父が全く鎮静しないんで。もう1人じゃ無理ですから、リスパダール常用にしようかと。クエチアピン増量?でも13錠飲んでも鎮静しなかったし、その後も全裸徘徊したり、ライター買いに行くって家から出ようとするんで、クエチアピンに信頼がなくなりました」

そう。

こんな糞便+キチガイ沙汰に加え救急搬送のミッションは越えられない。

次回、往診に付き合えたら頼もうかと思ったけど、待てない。

 

検索予測で「リスパダール 廃人」なのが気になるけど、もういいよ。さっさと廃人になってくれ。

ドネペジル辞めて、クエチアピンも辞めて、メマリーとリスパダール

鎮静かける気満々だけど、これも効かなかったらどうしてくれようか。

 

で、17時過ぎ。

お客さんを帰し、自宅側玄関に行くと…

玄関ドアに鍵がささってる!!!!!!

このご時世に!!!!!

 

鍵を抜いてリビングに入ると、母が鍵のかかった仕事場との境のドアに突入しようとしてた。

はぁぁぁぁぁぁ~

 

母「お父さんがカギを差したの!!!」

いやいやいや…

父「俺がカギを持って行けって言った」

推測するに、母がわたしの仕事場に乱入しようとし、父が「鍵をかけていけ」と命令(なぜ?と問うてはいけない。認知だから)。鍵を持った母は鍵をかけられずパニック。内部からの突入に切り替えた。

ってところかな…。

 

18時、父の排泄ヘルパー前に飯を食わせるため、秒で夕食を用意し、朝干した父母の洗濯物を取り込みに行く。

父を寝かし、母の歯磨き、オムツ替えを済ませ、在宅医の置いていった処方箋を持ち雨の中、薬局へ。

帰宅したら、起き出して家内徘徊してた母が、

「あら。○○久しぶり~!いつ帰ってきたの?今日は泊っていく?」

 

はぁぁぁぁぁぁ~

 

12月上旬までは、4月~9月の父の特養入所に持ちこたえられる?と思える状態だった。

が、もういつわたしがどうなってもおかしくないなぁ~。

 

殺す!と思う情熱ももうない。

憎悪って情だからねぇ…。今は「鎮静鎮静。廃人おっけー!鎮静歓迎!」モードだわ。

 

 

母、救急搬送

最近の父。

日曜夜「ライターを買いに行く」と車椅子から立ち上がり、フラフラとリビングを出て行こうとしやがった。

日中、急にタバコスイッチが入りライター探してたのは気づいてた。

家中のライター隠して数か月(マジ火事になるから)、今更ニコチン切れとか許すまじ!と無視し続けてたら「買いに行く」とな。

半年間、車椅子でしか外出てないのに、在りし日の自分に一瞬戻ったのか。

夜間転倒で玄関の壁を血まみれにし、オーバードーズしたのに徘徊し傷だらけになった直後なのに「ライター買いに行く」。引くわ。

 

当選ブチギレて、父の異常行動…玄関土間でフルチンで仰臥し垂れ流し・リビングに全裸で仰臥し垂れ流し等…写真をプリントアウトし、

「おまえの身体は外を歩ける状態ではない」「それを認知できないおまえはキチガイ!」

とプレゼンした。覚えないから今後はパワポで資料作るかな。

 

1年前、病院も「指示が入らない」と匙を投げた。

わたしもこの1年本当に!心底!「こいつダメだな」と実感中。

 

そんな彼は最近「座ること」に固執中。

朝から晩までTV前(食卓の父の席)に車椅子で陣取ってる。TV目的ではないので、子供向けアニメでもOK。

で、わたしが動くと「食べ物が出てくる!」と期待の目で追ってくる。

それで絆されケーキ買って帰ったら、先日の大惨事。

 

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座り続けていればオムツが蒸れる。オムツかぶれが出来た。

悪化すると色々面倒だし、本人だって不快なはず。

それを丁寧に説明し「そろそろベッド戻れ」と車椅子をベッド脇につけると、足で踏ん張って抵抗する。

 無視して投げ込み「ケツがかぶれてんだよ」と繰り返し説明。「わかった」と答えた5分後にはまたベッドから降り座ろうとする。

ヘルパーさん、訪問看護師さんにも、

「オムツかぶれ痒くなるし、痛くなる。座りっぱなしダメよ」

と言ってもらってるが、彼女らが帰宅した直後にまた車椅子に座る。

 

気が狂う。

 

と思ってた本日。

わたしが朝食を作り、資源ゴミ(主に父が溜め込んでるゴミとオムツダンボール)を3往復捨てに行っても起きない父。

普段、わたしを見るなり食卓に来るのに珍しい。

寝てる方がいいので放置してると母が起きて来た。

母「会社に行かないと~」

「今日は祝日。行く場所はありません。朝ごはんは出来てるよ」

母が朝食を食べる。父が起き出し朝食を食べる。

わたしは溜まった仕事を片付けつつ、リビングをチラ見。

 

(母、椅子に座ってうたた寝か?父、おまえいつまで座ってる気だよ。昨日もさんざんオムツかぶれの話しただろうが)

 

11時頃、リビングに行くとテーブル上に母の朝食の果物が残ってた。

「お母さん、これ食べないの?…え?お母さん?」

椅子の上で仰向き白目を剥く母。頭が左右に大きく振れるのを慌てて支える。

母「眠い…●×△…」

呂律が回ってない。

とにかく水分!とコップを持たせたら、コップを水平に持つ力がなく中身が全部こぼれた。

 

「おま、邪魔!ベッド戻れ!」

父をベッドに転がし車椅子を空けて、ダイニングチェアから落ちそうなほど揺れる母を車椅子に乗せる。

「どこか痛い?気持ち悪い?」

認知症から的確な返事が返ってくるはずもない。

 

#7119は繋がらず、母は揺れ続けてる。

2010年脳卒中、その前にも脳血栓など脳系のダメージが多々ある母ゆえ救急要請。

 

救急隊員「脳卒中とは状態が違うようです。でも血圧が低いですね…。心臓かな?」

脳卒中で入院した病院に搬送してもらうことにした。

救急隊員「お薬手帳は…」「持ってます!」

救急隊員「靴は…」「持ってます!」

さすがわたしも慣れて来た。問題は父。

救急隊員「お父さん、残して大丈夫ですか?」

救急隊員がいる間もベッドから立とうとして何度も制された父。しかし連れていけない。

マジ、1人介護の限界だわ。

 

「いい?車椅子は持ってくから!おまえは絶対にベッドから降りるなよ!!!」

父に指示を出し、救急車に乗り込む。

が。

前述したように、父には指示がまったく入らない。

最悪「ママがいない」とか言い出して外に徘徊、転倒の可能性もある。

いかに薄氷の上を歩いて介護してるかって話だよ。

 

母が搬送された病院では、昨年1月にMRIを撮ってる。

着替え室で母が失禁し、駅前のユニクロに着替えを買いに走ったのは1年前か‥

その時のMRIと比較し、

医師「この1年で3回ほど脳梗塞の痕があります。ただ今朝の症状がこの脳梗塞と関係してるかはわかりません」

医師「どうします?入院して調べてもいいですが…」

認知症、悪化しますよね」

医師「間違いなく。あとは、少し血をサラサラにする薬を飲むか…ただ出血は止まりにくくなりますが」

 

ようは、脳の血管が弱いんだな。今更どうしようもない。

血をサラサラか〜。昨年2回転倒で血まみれになってるからリスキーだな。でも1年3回も脳梗塞ってのも厄介だ。

「じゃ、その薬飲んで自宅で様子見ます」

脳梗塞脳卒中で死ぬか。転倒出血で死ぬか。認知症悪化で人として死ぬか。

 

病院横の薬局で薬を受け取り、タクシー手配して連れ帰る間も、目の焦点が合わず会話もかみ合わない母。

 

自宅に連れ帰ったら、父はベッドの上にいるのか(多分いない)。

外に徘徊してまた人様の迷惑になってるんじゃなかろうか。

玄関の段差で転んで血まみれかもしれないし。 

で、母はベッドがある2階に階段上がれるのか?

上がれなかったら?リビングソファは自殺行為だけど、数日しのいで父をショートに頼めるだろうか。

 

てか、この1年で3回の救急搬送。

2回の自宅点滴。

他に骨折と頭部裂傷で救急病院。

介護と家事と仕事の合間に1人で対応は無理すぎる。

 

帰宅し、朦朧とした母をなんとか2階に上げ、水分飲ませて寝かせる。

わたしは朝からなにも食べてないが、案の定ダイニングの椅子に座り込み、オムツをばら撒いてた父が「食わせろ」と目で追ってくるから大福とみかんを与える。

 

で、仕事片付けてるとベッドに押し込んだ父がまた車椅子でTV前に。

そこで、疑念が濃くなる。

 

父が異様にアクティブ。いや最近こんな感じだけど、アクティブ。

母の症状。

朝、めずらしく母が先に朝食食ったこと。

 

総合すると、母は父のクエチアピン(鎮静剤)を飲んだのではなかろうか。

 

父のオーバードーズ以来、薬の山はテーブルから退けた。

が、毎食飲む分は小皿に入れて食事の横に置く。

朝食時ももちろん、母の薬と父の薬は各自皿に入れ席に置いてる。

1人で先に朝食を食った母が、父の皿から一粒飲んでもおかしくないし、あの「眠い」という譫言が気になる。

(一錠飲んでそうなってもおかしくない薬を13錠飲んで覚醒してた父の異常さよ)

 

18時、相変わらずテーブルで「何か食わせろ顔」の父にレトルト牛丼を与え、雑炊を作る。

母には吸飲みで水を持っていく。

母「食欲はない」「冷たいから嫌」

かろうじて聞き取り、暖かいお茶に替える。

「とにかく水分取って(薬誤飲なら尚更)」

半分ほどお茶をのませ、オムツを替える。

「いい?今日は絶対に階段降りないで。落ちるからね!」

母「うん」

脳卒中後、階段上には母が落ちないように棒を設置してる。潜れば階段なので、認知が落ちた最近歯むしろ危険だから使ってなかったけど、久々に設置。

 

20時すぎ、鎮静剤ぶち込んだ父をベッドに寝かせ、仕事してると不審な物音。

またか!クソ親父!

リビングに走ると、母がいた。

マジ、指示が通らねぇ重度認知!!!

 

でも今日は、

「え、お母さん階段降りれたの?」

母「?そうよ」

「あのストッパー潜れたの?」

母「わかんない。でも降りてきた」

目の焦点もあってる。朝から12時間。やっぱり薬の誤飲だったか?

 

とりあえず2階に連れて行き、またお茶を一杯飲ます。母は救急車に乗った記憶も全くない。

「わたしが誰かわかる?」

母「ママ」

「ママの名前は?」

母「○○(わたしの名前)」

うーん。これはいつものことのような‥。

 

なにはともあれ、今朝の異様な状態からは脱したらしい。良かったー!明日の仕事だけが気になってたんだよ!(で、元気になった母に乱入されたらブチ切れる)

 

 

特養申し込み&全裸徘徊

先日、父の特養に申し込んだ。

品川区は2月と9月に特養3施設まで申し込みができる。

2月申し込みで区がランクわけ、4月~9月の間に上位者から入居の声がけがある。(希望施設の受け入れ状況次第)

声がけがなければ、9月に改めて申し込む。

 

「施設探しも大変」

と聴いてたけど、ホント大変だった。

だから無限に探せる有料ではなく、特養に絞ったんだけど…それでも多床型・ユニット型で料金も全く違うし、看取りの可否、対応できる医療行為もバラバラ。

なにより見学に行ってはじめてわかる、雰囲気が違う。が、コロナ禍で見学自体お断りの施設も多い。

 

結局、住居スペースまで見せてくれて、現在ショートで活用中の多床型A施設と、ユニット型のB施設、2つに希望を出した。

 

A施設は「看取り不可」。

しかも利用料金、暗証番号が分からず現金を動かせない‥から施設費用引き落とし用!と計画してた銀行からは引き落とし対応してない。(なぜ)

でも特養とショートが同フロアなので、父の入所後に母と過ごすことも出来るし、月額も安い。

なにより雰囲気がイイ。

ケアマネさん所属の法人運営だから、ショートもここを利用してる。

 

B施設は、品川区の特養では1番医療対応が多いユニット型。

2018年、父は前立腺がんで腎ろう・膀胱ろうをつけて退院した。その後、管はつけていないが昨年8月からは抗がん剤を辞めている。

また排尿できず「ろう」をつける日が来てもおかしくない。

わたしは延命治療拒否だけども、施設としては排尿できない利用者をそのままにはしないだろうし、病院行ったら間違いなく管つけられる。

となると未対応の特養からは出されてしまう‥。1番最悪なパターン!

B施設は品川区で唯一腎ろう・膀胱ろうに対応してるから、前立腺がん悪化を考えるとB施設一択。

もちろん引き落とし銀行口座もOK。だけど特養にしては利用料が高い。

 

もう決められないから、先に声がけもらった方に入所しようと思ってる。

 

問題は「声がけが来るかどうか」。

品川区が申請書を見て点数をつけ、A>B>C判定順に「施設の順番待ち」に入れる。

よく特養待ち人数100名・数年待っても声がかからないと聴くけど、その大半がC判定の人らしい。

要介護4と要介護3の両親を就労しつつ独り介護してるわたしの状況は、多分B判定。

要介護5よりは点数低いし、父の要介護認定が出たのが昨年9月だからAにはならないかな(介護認定が長いほど点数が高い)。

 

でも昨年秋に見学行ったとき、B施設の担当いわく「期間中に声がけがないということは、ないでしょう」。

B施設はお値段高めなので、待機人数もそこまでいないのかも。

「コロナ禍で面会できないので、お声がけしても断る方も多いんですよね」とも言ってた。

「面会!?わたしは面会できなくてもなんの問題もありません!」

とアピールした。

昨年はコロナのおかげで特養ねらい目!入れるかも!と楽観視してたけど、五種に変わるからどうなるかだな~。

 

とりあえずは品川区が判定を出し、希望施設にリストが行き、各施設がA判定から声がけ…空き状況やスタッフ確保次第…となるから、現在は品川区にしっかり判定してもらうのを祈るしかない。

 

同列の候補者がいた場合は、施設側も情状酌量するだろうから、わたしは推して見学に行き、申し込み前に担当者に一報も入れた。

A施設はショートも利用してるし、B施設は「あっ、介護度4と3をお一人で介護してる…!」とすぐにわかってくれた。

 

なので、希望的観測かもしれないけど今年の4月~9月に父を特養に入れる気満々。

しかしこの数日の乱行(特に、鎮静剤を過剰服用したのに覚醒)を見るに、入所後も1度くらいは精神病院に入院とかありそう。

連れて行くのはわたしなんだよな…鬱。

そして入院時は施設費用と入院費両方払わなければならない。

 

色々考えると、お安めのB施設の方がいいのか…なんて考えてると、施設選びもめちゃ精神力と労力を使う。

 

朝から晩まで両親のシモの世話と家事、仕事、各介護関係との契約や調整をし続けながら、施設探しはこれが限界。

だから、母に関しては父を入居させてから考えようと思ったけど…

 

今日、父母は15時過ぎまでディサービス。

母は16時半から入浴介助でヘルパーさん来訪。

わたしは16時半まで仕事。

 

仕事を終え自宅に戻ると、ヘルパーさんと母が揉めてた。

ヘルパーさんが来て風呂の準備をしている間に、母が徘徊に出たらしい。

といっても、つい先ほど仕事場の玄関が「がちゃがちゃ」いってた。

「ヘルパーさん来てるだろうし、まさか母の乱入じゃないよね?気のせい?」

とスルーしたけど、母の乱入だったのか!

お客さん帰す直前まで仕事場の玄関にいたってことだな!

 

土曜日はディサービス→ヘルパーさんの流れを作って、仕事を入れやすかったんだけど、打つ手打つ手上回る認知症

「あんた、たった1時間も無事で過ごせないの??」

思わず母に言った。

もちろんリビングには車椅子に座った父もいるが、母の徘徊を止めることもしやしない。

なのにたまにスイッチ入ると「母が徘徊に出た」妄想で、リハパン1枚で外に出ようとしたりする。ホントにクソ。

 

そんな父は、わたしとヘルパーさんでなんとか母を風呂に押し込んだ後、

父「俺も風呂に入れるんだろ?」

「あ?入れねぇっていってんだろうが。あのヘルパーさんはお母さんの契約。お父さんの身体の状態と身体の大きさで一般家庭の風呂には入れられません。この話何度もしてるよね?アンタこの1年、家の風呂に入ってないから!わかった?」

父「わかった」

 

易刺激性の前頭側頭葉認知症だからか、最近特に「ヘルパーさんが来て母が風呂に入る」→「俺も風呂に入れる」とスイッチが入る。

もう1年も、家の風呂に入ってないのにな!

わたしがキッチンに行けば「俺は何か食える!」

ケーキを出せば「もっと上手い物が食える」(で、食い物が出てこなければ薬を貪る)

 

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この「スイッチ」を解除するのがクソ大変…いや、「おそらく今、このスイッチが入ったな」と推測し、回収する…が、回収しきれないとオーバードーズのような顛末が待ってる。

この無限ストレス、重度認知症介護者じゃなくばわかるまい。

 

で、10分後。

不審な物音がするのでリビングをのぞくと、

父がリビングのドアの前で、全裸で立ってた。

 

床やベッドに転がった全裸は見慣れてるものの、曲がった体躯で立ち上がってる姿は心底気色が悪い。ゾンビだよゾンビ!

 

「ぎゃああああああ!なんなんだよおまえ!風呂は入れねぇって言っただろうが!!!おら、服着ろよ変態!!!!」

リハパンを投げつける。

「おまえ、さっき分かったって言ったよな?それから10分しか経ってねぇんだよ!!気持ち悪い!しかもヘルパーさんにその全裸晒すわけ??警察だよ!おまえ露出狂かよ」

 

そこに母とヘルパーさんが戻って来た。

ヘルパーさんはその程度で動じないんだろうけど、わたしは動じるわ。

「見ろよ!この細いヘルパーさんが、おまえを家の風呂に入れられると思うのか!あぁ?」

 

ヘルパーさん帰宅後、淡々と夕食を作り父母と食べ、皿を洗ってると、

母「あら?○○(わたしの名前)、今帰って来たの?」

「あ?おまえ今、誰が作った飯食ってんだよ!わたしが作った飯を、わたしと3人で食ってんだろうが!!!」

母「あらそうなの。で、今帰って来たの?」

 

こういうのが毎日毎日毎日毎日続いてる。

とにかく父を入居させたいけども、母と2人で暮らすイメージもしにくいのが実情。

 

せめて仕事場への乱入と徘徊だけでも母がやめてくれたら…

と思うけど、家事も出来ない・趣味もない・TVも面白くない・電話もかけられない母は、わたしの仕事を邪魔するしかやることがない。

わたしが作って来た評判も収益もぶち壊しつつ、わたしという娘の記憶すら持たない。

 

最近では、

「わたしを誰だと思ってる?」

母「…姪?」

自分を40代だと認知してる時間が多いので、わたしが娘だと不具合が出るんだろう。時には、

母「姪…でもないし、娘でもないし…」

他人?女中か?

「実の娘だから朝から晩までおまえらのシモの始末して、朝昼晩飯作ってんだろうが!他人だったら金取るぞ!」

母「あら、いいわよ」

そんな会話も昨年から増えた。

 

父がA施設に入居出来たら、母をショートスティさせて父と過ごせるし、いいなぁ。

なんて理想は早くも崩れかけてる。

 

父がA施設か、B施設かで施設費用が大分変るから、そこに合わせて母の施設を追々決めようと思ってたけど、母のことも前倒しに考えないと、ただでさえ縮小してるわたしの事業が閉業してしまう。

 

特に今、ニーズが多い。コロナも五種になるし韓国からのニーズも来てる。

だけど終日の就業を連日受ける不安の方が大きくて、チャンスを逃し続けてる。

(父母の安全に対する不安ではなく、昨年から続く徘徊による怪我・救急搬送、先日のような不測の点滴などで仕事を飛ばす不安)

出張なんざ夢また夢。

 

ニーズがあるのに稼げない。

チャンスがあるのにつかめない。

父が入所出来ても、この死活問題は改善しないってことを突きつけられてる。

 

 

結局血まみれ!

今朝の父。

全裸で床に寝てた。傍に尿で濡れそぼるオムツとリハパン。

上半身は打ち身と切り傷。リビングから廊下に出る方向にも血の跡。

 

「なにしてんの?」

父「いやこれには理由があってだな、その経緯は皆を集めて説明しなければいけないと思っているが、すべてはそのPCの中にあるから」

「このPC(父の)起動しねぇし。つかオムツ履けよ」

父「だから!経緯はすべてPCの中にあるって言ってるだろ!」

ダメだこれ…。

 

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昨夜、ずーっと多動状態でベッドに座ってしまう父を制し、なんとか点滴を抜いた。

暴れる父。

飛び散る血。

 

その後、爆睡し出したのでわたしも寝た。

おそらく深夜また覚醒して、徘徊したんだろう。

ってか我が家のリビングのカーペット(作り付け)、父のクソと尿に加えて血まで染みわたってる。

さっさと改装!!!せめてフローリングに!!!!

 

父にリハパン&Tシャツを投げつけ、母のオムツを替えに2階に戻り、着替えさせて降りてきたら、驚くべきことに父は自分で椅子に座ってた。

あの全裸状態から自力で椅子に登れるとは…クエチアピン13錠…効いてねぇ。

 

朝食を食べさせると、

父「足りない!!!!」

はぁ?

大福を2個出したら1つ食べてた。なんか昨年夏も毎日こんなことしてたな…

 

今日はディサービス。

事と次第によっては数日寝込む場合も想定し、わたしは昨日のうちに仕事を飛ばした。

しかしこの調子ならディサービス行けそうというか、覚醒しちゃって自宅で面倒見るのもヤバそう。

ディのスタッフさんに申し送りして、さくっとディに送り出した。

 

帰宅後、様子を訊くと、

スタッフさん「普段通りというか、普段よりポップというか…ギラギラしてましたね。身体も動いてましたし…」

クエチアピン…鎮静剤13錠飲んで、それ…

マジでこいつ、タチが悪い。

 

帰宅後はすぐさま車椅子を駆り、テーブルに置いた大福の残りを貪り、ギラギラしたままTVをガン見する父。

き・み・わ・る・いー!!!!

 

もちろん、我が家の重度認知は父だけではない。

スタッフさん「お母さま、今日は便が止まらず、入浴ではなくシャワー浴にしました」

と報告を受けた直後から、

母「あの人、嘘ついてるのよ。嘘だと思ったけど言わなかったの!」

その嘘、ディの人にはなんのメリットもありませんから…

 

わたしが入浴の洗濯物を干していると、

母「ねぇみんなに帰って来たって言わないと」

「みんなとは?」

母「上にいるみんなよ!」

最近の母は「家族を増殖させる」だけじゃなく「自宅フロアも増殖させる」。

「ウチ、2階建てな。上に居住スペースはありません」

母「あら、あるわよ。皆いるはず!」

 

「家族3人」がどうしても受け入れられない母。

2階に探しに行っても3人以上の家族はいない。

だから「3階」「地下」などフロアを増殖妄想する。そこに理想的な家族がいると思ってる。

 

そんな母の妄想を聞き流してると、

父「ママ!そこにビールがあるから取って」

…??

父が指さしてるのは床に積んだ「除菌シート」。昨日今日の話ではなく、ずっと父の席の横に積んでいる。

母「ビール?飲むの?」

父「飲む!」

母は疑問を持たずに指さされた除菌シートをテーブルに上げる。こういう時に認知症同士ってすごいなと思う。わたしだったら、

「あぁ?てめぇオーバードーズした昨日の今日で、よくまぁビールなんて目出度いこと言えるなぁ?あ?そしてこれはビールじゃねぇよ!てめぇの汚ねぇ手を拭くための除菌シートだよ!」

秒で言ってるわ…。

 

父「…ビールじゃないな」

目の前に除菌シートを置かれたら気づいた。

しかしわたしは決めた。

今晩はクエチアピン辞めて、リスペリドン飲まそ。

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今朝と昼は医師の指示で断薬。

夕食後は定番の「抑肝散とクエチアピン」と思ってたけど、これ今夜も寝ないだろ…。

 

そして現在。

ギラギラしたままの父にリスペリドンを飲ませ、ベッドには投げ込んだ。

「リハパン替える?」

父「うん」

母と父、2人のリハパンを交換した。

「下、履く?」

うなずくので、スウェットまで履かせた。

そこから10分、すでに父は全裸。 

わたしが交換したばかりのリハパンは綺麗なままベッド横のビニールに捨てられてる。

我ながら無意味な介護。 

こんなことの繰り返し。もう介護放棄しようかな。

ゴソゴソガサガサ…

30分経過。

すでに3枚のリハパンが捨てられた。たまりかねて、

「おい、パンツ履けや!そもそもさっきわたしが替えたばかりなんだよ!」

父には娘がガミガミ言う記憶しか残らない。

マジ無意味。

 

そのうちベッドに放尿し、そこから逃げるためにリビ徘徊するのだろう。

またコレを一晩続ける気か?リスペリドンも効かないか?

 

よく認知症で、

精神科入院して別人のようにおとなしくなった。

精神科は廃人にするから、入院させたくない。

と耳にするけど、

それ、なんてお薬です?????どうやって廃人に????

 

クエチアピンもリスペリドンも検索予測に「廃人」とか出てくるから、そっち系だと思うんだけど、全然効かないのは前頭側頭葉型認知症だから????

 

しかし、当初は床や廊下に尿や便で絶望してたけど、徐々に見慣れて来て、最近は血まみれも動じなくなってきたな。

 

でも父が感染症にかかってたら1発でアウト。

備え付けカーペット自体が不潔なのに、その上で垂れ流し&流血…現代の衛生観念的にマジでイカレてる。

 

ハウスメーカーは時間かかるし、内装業者に施工依頼して、ショートスティぶち込んでる間に改装しようかな。

でも父の施設が決まらないとな~。

 

 

また薬を貪る。また点滴を打つ

今日また父が点滴中。くっそ腹立つ。

 

ドネペジル中止後の父は、

夜間車椅子を運び込む。→相変わらず。

ベッドで排尿。→相変わらず。

中止後はなぜか「ベッドシーツ(使い捨てシート、防水シーツ、普通の布シーツ)」全てを剥がしてマットレスに寝てることが増えた。

多動マシマシ。手間暇もマシマシ。

が、不気味なギラギラ感が多少治まった。ベッドにいる時間も多少は増えた。

 

と思ってた本日、コレをまたやりやがった。

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本日、過剰に飲んだのは、

 

  • クエチアピン13錠(!!!!!)
  • メリマー4錠
  • エンメプラゾール2錠
  • プレドニン2錠
  • ベニタス2錠

 

毎朝、錠剤ではクエチアピン1錠・メリマー2錠・エンメプラゾール1錠・プレドニン1錠・ベニタス1錠を飲ませる。

すべての薬を小袋に分封し、日付を書いて投薬管理してるのはわたし。

日付入りの小袋をダイニングテーブルの上のカゴに入れて、朝昼晩適時投薬。もちろん今朝も飲ませた。

 

午前中、わたしが通院の為に外出し13時頃帰宅。

帰宅時に、ケーキを買って帰った。

昨日はバレンタイン。ケーキがあれば父も母も喜ぶだろう。

…なんて思いやりを発揮するほど、後で腹立つことが起きるんだよな…と予感はしてたけど案の定だぜ。

 

帰宅するとTVも消してるリビングでボ――――っとしてる父と母。

母は外出用コートを着てる。徘徊危機だったか?

「なんでコート着てるの?」

母「寒いから」

 

チャーハンとスープを作り、ケーキを出す。

無言で貪る父。わたしのイチゴもくれてやった。

母「わぁ!こんなすごいもの食べるのはじめて!」

…説明しても理解できないからまぁいいか。

 

その後、母は2階に寝に行き、父はTV前(電話の横)を車椅子で陣取ってた。

家電が鳴る。

走ってリビングへ行き、父を跨いで電話に出ると訪問看護師さん。

看護師「11時頃、前を通ったらお母さまが外に出てましたが、今お宅にいますか?」

「えっ…?あ、いますいます。ありがとうございます」

やはり午前中、母は徘徊に出ようとしたっぽい。

そのまま諦めてソファに座り、わたしが帰宅した13時までぼーっとしていたのか…。

お礼を言い、電話を切るために下を向く。

電話の前、TV横には父が専用で使ってるゴミ箱がある。が、なぜか薬のシートが大量に捨ててある…

 

わたしは1日3回、シートから出した薬を更に載せて父に飲ませてる。シートが父のゴミ箱に捨ててあるのはおかしい。

テーブルの上を見ると、薬を入れたカゴが父の傍に寄せられている。

「はぁぁぁぁ??」

車椅子の父を押しやり、ゴミ箱を漁ると薬のシートが出るわ出るわ…

しかもダイニングテーブル横のゴミ箱なのに、使用済みのオムツも数枚突っ込んである。

(ベッド横のビニールだと、無駄遣いをわたしに怒られるからか)

 

 

「なんで薬飲んだ???コレ見て。全部日付が入ってるでしょ?今日の分はもう朝も昼も飲んでんだけど?」

父「…」

ケーキ食べて美味しくて、まだ何か食べたくて薬を??

または、どこかの不調があって薬を??

いずれにしても、統合失調症薬のクエチアピン25m、朝昼2錠+13錠…計15錠って、普通の人なら昏倒する量なんだけど??

 

こちらからまた訪看と、在宅医に電話し状況を伝える。

元々16時半に浣腸予定だった看護師と、在宅医(担当医はお休み)が駆けつけることになった。

 

が、父。

ベッドに投げ込んでも手足を蠢かせ降りようとする。

「おまえ鎮静剤馬鹿みたいに飲んでんだよ!動くな!降りるな!」

今度はベッド上でリハパンを降ろそうとする。

「脱ぐな!おしっこするならパンツの中にしろ!」

もぞもぞもぞもぞ…リハパンを脱ぐ父。履かせるわたし。

父「俺は、おしっこしたいんだ!」

「だからしろよ!そのパンツの中にしろ!!ベッドの上でパンツ脱いでオシッコするな!」

父「うるさい!そんなにガミガミ言うな!」

「言うわ!!てめぇの糞尿も始末に朝から晩まで追われて、挙句、薬の飲みすぎの不始末まで回収してんのはわたしなんだよ!!!」

この攻防を延々と繰り返す。

 

クエチアピン15錠飲んで、こんなアクティブな奴いねーわ。マジキチ。

ドネペジルは辞めて(分包しないで)よかった…ドネペジルも過分に飲んでたら…ヤバ、想像もしたくない…。

 

その後、医師が来て点滴を打ち、訪看さんには予定通り浣腸してもらった。

当初は、

「え~どのくらい鎮静?2日間くらい寝た切り?3日くらい?」

半ば期待して聴いてたわたしだけど、一向に鎮静しない父。

点滴ということは、管がついている。

医師「今日はベッドから降りちゃだめですよ。安静にしてください」

言う端から蠢いて、足をベッドから降ろす父。

看護師さん&医師「動いちゃだめですよ。点滴繋がってますよ!」

父の足を戻す医療従事者。

また降りようとする父。また足を戻す…延々繰り返しエンドレス~。

 

普通は昏倒しますよね????爆睡ですよね????

むしろ覚醒してますよ???

医師&看護師「…」

「…これ、いつまで続くんです?」

看護師さん「キッツいですよね…。うーん。薬が抜けるまでかなぁ…」

 

無理すぎる。

 

医師と看護師が帰宅したら夕食時だった。

「お母さん、もしかしてお腹空いた?」

母「うん」

餓鬼と化し、オーバードーズの自覚なし・鎮静剤飲んでも鎮静せず・点滴繋がっててもベッドから降りようとする父。

母とわたしが夕食を食うなんて、間違いなくベッドから降りようとするに決まってる。

しかし母にはその状況がわからない。

 

仕方なく夕食を作り母と食べる。起き上がりベッドから降りようとする父。引っ張られる点滴の管…

「おら!ベッドから降りるな!今日は絶対安静!」

10秒ごとに父に激を飛ばす。無理すぎる。無理無理。

 

クエチアピンの副作用を改めて見ると、

「不眠」「刺激への過反応」「じっとしてられない」

ってのもあった。こっちに副作用が出ているのか?????

 

最悪だ―――――!!!!コイツ、何をどう転んでも最悪なルートに行きやがる!

 

「点滴繋がってんだよ!ベッドから降りるな!」

父「うるさい!子供じゃないんだ!」

「じゃ足を降ろすな!その点滴の管が見えねぇのか!」

父「いや違う、ちょっと立ちたいんだ!」

これをキメキメの目つきで言われるわけで、心が折れる

 

「ざぁけんな!その立つのがダメだって言ってんだよ!!!」

母のオムツを替えに2階に行って降りてきたら、もうベッドに座り降りようとしてる父。

どのみちこの顛末だって父の記憶には残らない。

わたしに怒鳴り散らされた不快感だけ残るんだろうな。

 

でもわたしは健常者なんだよ。全部記憶してんだよ。気が狂う。

 

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とりあえず点滴外すまでは責任を負うけど、その後はもう、

明日の朝、リビングが血まみれだろうが、父の首の骨が折れてようが、まぁいいか。