先ほど父の状態を書いたばかりの本日。
本日、わたしは仕事を夜に持っていっていて、それを父母にも説明している。
で、午後。
雨が降る中、母が徘徊に出ようとした。
わたしは2階で洗濯物の処理をしており、リビングからの、
父「ダメだ!」
母「なぁんでよぉ~」
という声で玄関へ降りる。と、案の定靴を履こうとしてる母。
「どこ行くの?午前中も出歩いてるんだよ?あんた右手骨折!片手吊ってるんだよ?ああああああああ~まぁいいや。着いて行くわ」
スィッチ入った母を止めるより(時間があれば)付き合った方がマシ。手を繋いでついていくことにした。
ちなみに、老親はなんもしてないけども、わたしは朝から飯を作り食わせ母のケツを叩き認知症の病院に付き添い、帰宅して昼飯を作り食わせ、先んじて夕食を作り仕事の準備をしてる途中。
徘徊に付き合い続けたらわたしが体力的に死にそう。
糖分補給に、母も父も好きなケーキを3つ買って帰った。
帰ったら…自宅玄関に見知らぬ女性が2人いる。
(…あれ?わたし予約を度忘れしたか…?いやいや、違うよね…?)
恐る恐る声をかけると、
女性「傘もなく雨に打たれた男性がいて、今そこの薬局で休ませてもらってるんです」
女性「聴けばご自宅はここだというので…」
女性「聴いても"ママがいない"と言うばかりで」
父か。
車椅子でしか外出してないのに、歩いて母の徘徊を追ったのか!!!!
外出前、わたしは2階にいたから母の徘徊を最初に阻止したのは父。
その後、玄関とリビング(父はリビングにいた)で母とわたしが押し問答して、
「じゃあ着いてくわ」
という会話をしてる。
父の真横で会話してるから、わざわざ「お父さん!わたしが母の徘徊に付き添うよ」と宣言しなかった。
父の認知が弱すぎるのか、最初の「だめだっ!(俺が阻止せねば)」で脳がフリーズしたのか、母にわたしが同行している判断ができなかったっぽい。
それ、認知症やん。
それでも通常なら「母が徘徊」→まずわたしを探す。
でも、昼に「わたしは夜は仕事」と伝えたことで、わたしが不在だと思ったのかもしれない。
薬局まで空の車椅子を押して走ると、店内ではずぶ濡れ・杖・サンダルの萎びた爺さんが椅子に座らせてもらってる。
まともに歩けないのに、サンダル…
米つきバッタのようにお礼を言い、車いすで父を回収。
わたし「お母さんを迎えに行こうと思ったわけ?その状態で?お母さんにはわたしが着いて行って、今帰って来たんだけど」
父「ああ、そう…」
ああそう…っておまえな。
帰宅して母を見た時は「馬鹿ッ」と偉そうに言ったけど、母は当然、自分の徘徊が原因でこうなってる因果関係がわからないからヘラヘラしてる。
父に関しては徘徊は案じてなかったけど、甘かった(遠い遠い眼)。。
認知症検査させるべき?100歩譲って、元々「入院せん妄」や体調不良時の「せん妄」が激しい父。新しく替えたばかりの抗がん剤の副作用もある??
あとは精神的なもの?
学歴が良く田舎の長男である父は「評価」をすごく気にする。
わたしは昔から「ナチュラル上から目線」。
父が現役で社会的評価が得られていた頃や、家長として多少は自分で動けた頃と違い、「リアルで何も出来なくなった自分(父)」にはリスペクト感を出さねば…と思ってるけど、仕事と家事と介護で、わたしもそんな余裕はない。
父に「無脳感」を与えるほど、父の言動がおかしくなるのは知ってる。
昨夜は風呂でわたしにキレられ、先ほどはディサービスでキレられ、
「ママを徘徊に出してなにかあったら、○○(わたし)にブチ切れられる…」
と焦って一層おかしくなった可能性も?
一瞬色々考えたけども、
認知症だろうが違おうがどうでもいいわ。とりあえずこのままじゃ積んでる!無理!
ということでケーキを餌にしつつ、
「お母さんは徘徊したいんでしょ。右腕治るまで待てないんでしょ。いいよ。そんな命かけてでも徘徊したいならどうぞどうぞ。この辺皆さん優しいから何かあれば連絡来るでしょ。だからお父さんは探さない。探せるような身体じゃないから。二重遭難だから。そもそもはお母さんが徘徊しなければいいんだけど、お母さんは止められないんでしょう。わたしたちも24時間見張ることは出来ない。まして2人とも徘徊じゃわたし1人で回収出来ませんから。お母さんは好きに徘徊する。わたしたちは家で待つ。以上ってことで」
方向性を明確に宣言した。…いや方向性ってなにorz
そう言っても母は、
「そうそう~止まらないの~そんなんだったら死んだ方がマシ!って思っちゃう」
人様に迷惑かけず、即死でね。
以前なら秒で返してたけど、今日はさすがにその気力もなかった。
両親が認知症で徘徊ガチ勢の介護者もいると思うけど…想像するだけでこっちが死にたくなるかも。
で、この日はこれで終わらず、夜再び父が狂ったorz