昨日、父が抗がん剤含む薬を貪り食ってた‥!止めたけど!
仕事終えた正午過ぎ、ダイニングテーブルの父の席に大量な薬のシート各種(空だったり中身が入ってたり)とゴミが山になってた。
そういえば朝食後に、何かをボリボリ食ってると思ってたけど…まさか薬?
「これなに?まさか全部今日飲んだんじゃないよね?ゴミを整理したの?」「‥」
死んだ魚のような目で、相変わらず椅子からずり落ちそうになってる父。気持ち悪い。
とりあえずパスタを作り父母を呼ぶ。
動かない父。その姿勢からじゃ動けないやね。
母「ねぇ食べないの?なんで食べないの?」
父「うるさい!今行く!」
「放っておきなよお母さん。再三言っても自分でずり落ちてるんだから自力で立てるんでしょ」
しばらく経ち。
父「手を引っ張ってくれ」
「さっきも変な座り方してたよね。わたし言わなかったけど。結局人の手を借りるんなら、最初から自分で気をつけろ」
これが父を追い詰め悪夢を見せるのかw
あ、昨夜父が寝言で「誰かー!だれかー!」て叫んだ。優しいわたしは「なに?」て駆けつけてあげたけど。
食後、梨を向いて大福を出した。
パスタそっちのけで梨と大福を貪り食う父。合間に抗がん剤を口に入れバリバリ食う。
「え?さっきそれ飲んだんじゃないの?」「…」
「ねぇ、薬の管理できてんの?」「できてる」
テーブルに放置された薬袋を確認。1日全部で8錠飲めばいい(半分4錠は抗がん剤)。あきらかにバリバリ言い過ぎ。
「わたしが1日分ずつ小分けしようか」「うん」
うつろな目で大福を食う父。こっわ!
お薬手帳と照らし合わせ小分けし、ビニールに日付けを書く。ん?抗がん剤が足りない。やはり飲みすぎか‥?
わたしが騒ぎながらテーブルを立ち、父と母の皿を下げたら‥残ったパスタの中に抗がん剤が1シート突っ込まれてた!
「うっわ!」
びっくりするよね。。空気読めとは言わないが、同じテーブルでわたしが何をして何を問題視してるか理解できない。
もしくは「自分の薬の件で娘がなにかしてる」理解と「パスタ皿に突っ込んだ薬シート」の因果関係がわからないのか。それ認知症。
父は服薬管理を自分でやりたがるので、それは最後の牙城と思ってたけど。。もう無理かな。
根底にはガンへの恐怖があり、だから副作用で調子が悪くても認めないんだと思う。副作用も理解できてないから、父にとっては「調子が悪い→ガンが悪い」なんだろう。
でも副作用で生活の質が落ちるなら、抗がん剤なんざやめちまえ!と考えてた昨夜。
しかし薬の過剰摂取で調子が悪い疑惑も出てきたな。
(この抗がん剤の副作用、食欲不振があるけど、大福貪り食う父を見てるとそうは思えず‥)
ただ、何がが悪いんだろう。
だから薬を貪り食うんだろう。
悲しいなぁ。
「ねー薬は飲みすぎたら具合悪くなるんだよ?今日はもう一切飲まず、明日からはこの小袋で渡すからね!」「わかった」
また仕事が増えてしまった。
と、ここまで書いてまた仕事。それを終えリビングに行くとまた父が床にいる。
徘徊に行こうとする母を止めて買い物に誘うも、父をどうするか。もう介助する気も失せつつある。
が、薬の過剰摂取で具合が悪いならヤバいのでは。食欲もあるし嘔吐もないが。
「買い物行くよ。誰もいないよ。今ベッド行く?」「行く」
父を引きずりベッドへ。
椅子のシートがまだ汚れてないから、わたしの仕事中に自分でトイレに行けたと期待。
買い物中、母が前傾姿勢から戻らなくなる。時々パーキンソン病的な状態になる。手を繋いでても赤信号に突っ込むのを制し、なんとか自宅へ。
そしたら、父がリハパン1枚で杖をついてドアから出てくる!!!
「はぁぁぁ?」父「夕刊取りに」
いやいやいやいやいやお前今日2回も立てなくなってんだろうが!これ以上は介助しないと言いつつ介助してるわたしが悪いのか?色々頭を駆け巡る。
が、キレても効果はないのは学習した。
なんとか父母を家に押し込み、仕事場で深呼吸。努めて冷静に、
「今日は2回もわたしに介助されてる。また玄関で転倒したらどうすんだ。またわたしに頼るのか?
あと朝刊はまだ許す。だが人通りが多い夕方にオムツで外に行くな。恥ずかしいと理解しろ。もしウチのお客さんと鉢合わせしたら洒落にならないの。わかる?」「はい!」
いやもう不安しかない。
めまいで倒れそうだが夕食を作る。父母を呼び食わせ‥あ、椅子のシートが黄色い!漏らしてんな💢
ベッド見ると案の定、シーツにもシミが。
「リハパン変えた?漏れてない?」「ない」。「いや今シーツ濡れてるじゃん」「‥‥」
疲れ切ったわたしはシーツ変える余力がなくスルー。
これでもこの日は終わらない。
1日気持ちが介護に持って行かれ、仕事が一向に進まない。21時頃一段落しリビングを見る。
ソファーに座る(だからソファーに座るなと何回…そしておまえのケツは尿漏れ中)父。上半身裸にマスク。ホラーだ。
「なぜマスクしてるの?今は夜。どこも行かないよ」
「…わかった」
大人しくベッドへ行く父。
椅子のシートはまた黄色くなってて、もうゲッソリ。しばし悩むが、やらねば翌朝泣くのはワタシ。
「パンツ変えるよ」「うん」
椅子のシートを外し父の尻の下に。両足を上げてリハパンを脱がす。重っ!!
でパットを仕込んだリハパンを見せつつ、
「お父さんは薬を飲み過ぎて調子悪いんだよ。トイレに行く回数が減っても、このパッドがあれば大丈夫だからね」「うん」
なんとかパンツを履かせ、椅子のシートを貼り、21時過ぎ。
マジで介護度は母を越えてるような気がする。