身体の限界&Tシャツに放尿

父。

2日に救急搬送、その夜全裸でソファに倒れ、わたしブチ切れ。

3日朝も床に倒れててブチ切れ。

とりあえず、3日4日は昼にロキソニンを飲ませ、夕食はダイニングまで手を引いて移動した。

3日以降はオムツも拒否、自分でトイレに行きリハパンを交換。

 

しかし4日の夜、またTV前の椅子でずり落ちそうに。

「その座り方、やめろっつーの!」

わたしの一喝で姿勢を正した。

 

それが原因か分からないけど、5日の今朝はベッドで座位になれないほど父の下肢に力が入らず。

わたしが介助しても尻が滑ってどうにもならない。

「もういいよ。ディの人に介助してもらえ」

なんとかズボンだけ履かせ、車いすをベッド脇に移動。迎えにきたディの男性に「抱え上げられ」移乗した。

こ、この移乗、わたしには無理だな。

というか、おまえ(父)も自力で頑張れよ(怒)

 

ディにも説明し、昼食後も痛がるならロキソニンを飲ませるように頼んだ。

帰宅時も同じくディの男性にベッドまで介助してもらう。

父自身が動く気がないのか、痛みはない(ロキソニンは飲んでる)のに今日は寝たきり状態。

 

そんなわたし自身、昨夜から足腰に力が入らず…

3月から、喉の腫れと手の震えで「バセドウ病再発かも…」と気になってた。が、久々に通院すれば再検査に約1日かかる。行く時間がないまま怒涛の8月。

 

バセドウ病、一気に甲状腺数値が上がると脱力し足腰が立たなくなる。

まだ腰は抜けてないけど、自力で起きる気がない父を座位にする力が到底出ない。

 

それでも、今日は久々に父母ディ・わたしの仕事はオフ。洗濯機を何度も回し、掃除機をかけ、除菌に勤しんだ。

ディ帰宅後の母が、

「おばあちゃん(祖母)が買い物に行ってるけど、いつ帰ってくるの?」

と徘徊のサインを出してきて、暑い中散歩につきあったあたりから足に震え。ああ、これはヤバいと仕事場の床に寝る。

 

ディの入浴で出た父の洗濯物を干さなきゃな…そろそろ夕食を作らないと母が不穏になるし…

今日何度目かわからない洗濯物を2階に干し、「今日はオムライス!」と宣言し、母に玉ねぎのみじん切りを頼み仕事場の床に倒れる。

 

バセドウか、在宅に繋がったことにより力尽きたのか…明日も父母はディ。わたしは10時から仕事。うまく送り出せるだろうか…

 

母「ねぇ。みじん切りが細かく出来ないから見て~」

這い起きて、キッチンを見に行く。父は大口開けて寝てる。

「うまいうまい。じゃあ今度はこのご飯と炒めて。炒め続けて」

アルツの母、気に入ったことはずっとやり続ける。弱火でケチャップライスを痛め続けてもらい、また床に倒れるわたし。

 

入院は嫌だ!と騒いだ父。

それで本人はベッドで身を起こすこともできないまま、過ごすつもりだろうか。

あ、いや床の転倒を起こすより寝たきりの方が楽だけど。

いきなり上体も起こせないってなに。いや待て、今までわたしが渾身の力で持ち上げてただけで、わたしの力が尽きたらこれが通常運転なのか???

 

なんとかオムライスを作り、食卓に並べ、爆睡し続ける父をたたき起こす。

「お父さん、晩のご飯!!今は夜だよ!!どっちで食べるの?」→父「テーブル」

上体も自分で起こせないのに????

「わたしは今日調子悪いから、自分で来てね」

さっさとこの業務を終わらせたい。先に食べ始めるわたし。父は当てが外れたような顔をしている。

 

わたしがヒドイ顔をしていたのか、

母「○○、眠そうね!じゃあお父さんはお母さんが手伝う!」

母は…やっぱり母なんだよね。役には立たないし、頭おかしいけど、母なんだよね(涙)

 

もちろん起き上がる気配がない父を、母はどうにもできない。父は父でまた幻視を見てる。

「おい、これを切ってくれ!」

「また幻覚見てんじゃないの。目の前には何もないし、切るべきものもない。お母さん、もういいよ。わたしと一緒に食べなよ」

わたしが食べ終え仕事場に転がりに戻ると、母は1人で夕食を食べることになる。それは=妄想・作話のはじまり。

母「いいのよ~○○は早く寝なさい」

「いや、仕事たまってるし、寝ないんだけどもね」

母「大丈夫!お母さんがお皿洗っておくから!」

「いやこれは家事で仕事じゃないんだけどね…でも、お母さんありがとう」

父「俺は、腹減ってないんだよ!」

「ふーん。じゃあ食べなくていいよ」

父のベッドサイドに吸い飲みの水、スイカ、薬を置いてわたしは仕事場の床に戻る。

ん?…嫌な予感。

 

キッチンに戻ると案の定、自分の分を食べ終えた母が、父のオムライスを食べてた。

認知症あるある。

食い尽くして腹を壊して便失禁まで予測できた。

 

「お母さん、これはお父さんが夜中に食べるからラップしとくね」

母「あらそう。お母さんもね、食べ始めてこれは少し多いなぁと思ってたの」

ですよねぇ…。

 

微妙に不穏傾向の母につきそい2階に上がる。

昨日は自分でトイレに行ってた父。

今日のあのやる気のなさでトイレはどうするつもりだろう。普段なら先を読んだわたしが「オムツ!!!」とチェンジするけど、明日の朝の惨事覚悟で、放置するかなぁ…

と思いつつ、22時頃仕事場に戻った。

 

すでに、惨事は起きていた。

 

ベッドの上で全裸の父。足元に脱いだリハパン。わたしが買い与えたばかりのTシャツが下半身に。

 

「なんで裸?リハパン履いてよ」

よく見ると、下半身を覆うTシャツは尿まみれ。それ…わたしが買ってきて、今日下ろしたてのTシャツね…

 

オムツをつけるにも、父の腰も上がらず、腰の下で塗れたシートを引き出すのも一苦。

脱ぎ捨てられたリハパンを捨てるために手に取ると軽い。なのにベッドに敷いたシートは濡れてる。

リハパン脱いでベッドの上でTシャツで股間を覆って排尿したのか???うわぁ‥

 

「お父さん、わたしも持病があります。忘れてると思うけどバセドウ病。今日はもう足腰に力が入りません。わたしも限界だって何度も言ってたけど、お父さん理解しなかったよね」

バセドウ病は、腰が抜けた状態になることがあります(症状は多様)。となると、ベッドで自分の身体も起こせないあなたが、入院が嫌だと言っても、わたしはわたしの面倒を見るのに手いっぱいになります。この状態ではわたしにはどうにもできません。だから、ショートでもなんでも行っていただきますね」

淡々と話した。あのブチギレてる時はまだ元気な証だったんだな。(わたしが

父はわたしの態度がガラッと変わったこと理解してるかな。してないでしょうねぇ。

 

わたしが明日、回復してればさておき。

回復してなかったら。

そして、もう処理できないレベルの惨事になっていたら(なっていそう)。

ディはお休みして、緊急ショートスティに両親ともにぶち込めないかかけ合おうかなぁ。

 

今日の父は朝食、食べてない。昼食はディで食べてる。夕食も食べてない。

わたしの足腰が効かないとそりゃそうなる。だって本人、痛みがなくてもやる気がないんだから。

で、わたしはやる気がない父を力任せに介助するパワーがもうないと。

 

ショートは「納得・説得していかせる」ものだと思ってたけど、今日理解した。

納得してようが、してまいが、ぶち込んでやる。