レビー小体型認知症かな?@在宅医療

在宅医療の先生とケアマネさんが来てくれた。

今後はこちらを頼りにして行く予定だけど、認知症については‥

 

医師「診断を出すには、やはり医大の物忘れ外来に1度行っていただくことになります。認知症にも色々な種類があります。アルツハイマー、レビー小体‥お父様の歩き方、妄想、幻視、レビー小体型認知症ですね。今まで医大の先生から認知症検査を勧められなかったというのも、ひどい話ですね」

 

レビー小体認知症!わたしは絶対にそうだと思ってたよ。

父の独特な摺り足、身体の湾曲(レビーはパーキンソン病的症状が強く出る)、転倒、幻視、妄想‥典型的なレビー小体型認知症だから。

 

あんなに医大に通院し、2月には救急病院整形外科に入院した父。

わたしはどの病院でも「父、認知症診断は受けてないけど認知ヤバいです」とは伝えてる。でも病院側からも認知症検査は勧められなかった。

2月の救急でも「指示が伝わらずリハビリが出来ず退院」と言われ、

「じゃあ、認知症検査してくれませんか?」

とねじ込んだけど、レビーの言葉は出ず、改めて認知症外来利用してくれと言われた。

 

でも、やっぱりレビーじゃんね!

もちろん「俺は認知症じゃない!」と検査を薦めるわたしを突っぱねてたのは父本人。

病院が悪いわけじゃないけども、素人のわたしがレビー小体を調べ「父じゃん!」と思うほど分かりやすい特徴なのに。

 

父の摺り足や転倒が始まったのはかなり前…2018年以前。

少なくとも4年は進行してる。母のアルツハイマーと同時期に認知症発症してたかもな。

 

「2日に医大で頭部CTを撮ってますが、あれでは認知症診断は出来ないんですか?」

医師「ええ、あれだけではちょっと。すぐに医大に行かれますか?」

 

すぐ‥想像して気が遠くなる。30日、抗がん剤治療を止める決断をした医大。2日に救急搬送して自力で帰宅の道を探した医大

父を説得し車椅子に乗せてタクシー拾って‥また‥うわぁ。想像しただけで気が狂いそう。

ましてやレビーの投薬治療は幻視妄想が悪化したり、薬調整が難しいと聴く。

 

「投薬で毎朝の垂れ流し転倒は治るものですか?」

先生「それはなんとも‥。ただご家族が、あれは認知症の症状だったのか!と理解・納得できるという利点はありますね‥」

「わたしは疲れ果ててるので、近々ではなく近いうちに医大外来は検討します。お父さん、近いうち認知症検査に医大行くよ!

医師が「あっ、言っちゃっていいんですか」と驚いた。

でもね~隠して連れ出せる状態ではないし、わたし自身も「父を配慮し、何かを隠して行動する」余力が皆無なんだな。

 

ケアマネさんも、ディの皆さんも、今日来てくれた医師も、

「このご両親を娘さん1人でよくぞ‥」

と言ってくれるけど、

ええマジでホントに限界です。もう無理です。

今の父は上下服を着てますが、朝は全裸で床ですよ。今朝はうんこまで撒いてましたわ。拭いて掃除してリハパン履かせて服着せて、抱え上げてベッドに載せて朝食作って…

と、わたしが話してる間、父は「なに言ってんだ?」的に小首を傾げた。ホント腹立つ。

 

そして、やはり在宅医療。

今の状況だと、転倒時に頭を打ち、朝には亡くなってる場合もある。

心停止している場合はくれぐれも、警察ではなくクリニックへ電話をすること。と注意を受けた。

救急車を呼ぶと自宅に警察が入り、えらいことになる。わたしの周りでも警察で取り調べ受けて、メンタルボロボロにされた介護家族はそれなりにいる。

家族がどれほど人生を犠牲にし、献身的に介護してても、警察には関係ない。

だからわたしは絶対に!看取りができる医師と繋がりたかった。

 

更に「延命処置をどうするか」家族で意見をまとめておくように言われた。

 

認知症は胃ろうや点滴などの延命処置の管を引き抜いてしまう。

母がハサミで「骨折なんかしてない!」と包帯を切り刻んだり、父がオムツを千切るのを見るたびに、

点滴?胃ろう?認知症に延命処置はマジで無理。

と痛感してた。医師も同じ理由で、

医師「認知症の方に延命は薦めません。管を抜き、朝リビングが血の海ってことも多々あるからです」

わかるわかる~。絶対にそうなる~。

「兄弟にも聞いてみますが、わたしは延命する気は一切ありませんので」

母とわたしは昔から「管をつけてまで生きたくない」のは合致してる。

 

 

とりあえずロキソニンを処方してもらい、また来週金曜日ということでお帰り頂いた。

 

医療費の引き落とし口座は、唯一わたしが把握してる家計費引き落とし口座。

「お父さんの医療費、そこから引き落としにするよ!」

父「う…うん(寝てる)」

一応了承のもとに、引き落とし口座を用紙に記入する。印鑑はここで…あれっ!唯一把握してる口座の印鑑がな――――い!また母が持ち歩いて隠したな!

 

印鑑を探し回るわたし。一緒になって探し始める母。隠す母に悪気はない。隠したことも忘れてる。

そんな母に父が、

父「そんなもの探したって無駄無駄」

「ああ?ウチの家計費引き落とし口座の印鑑だよ!最近も介護サービスで使ってんだよ!」

父「…そんなものは三文判で充分だ!」

「銀行口座の印鑑だって言ってんの!口座と通帳と印鑑は紐づけされてんだよ!」

その後、わたしが印鑑を見つけ出したら父は拍手してた。

 

父の性格か認知症ゆえか、自分にも責任がありそうな、だけど自分に対処できない現実を見ず葬り去ろうとする。

でも不安は残ってるから、誰かが横から解決してくれると手のひら返して喜んだりする。

わたしが知る父は、

「マトモ風を装い、実はまったく理解してない」

こういう姿ばかり。

一応父を立てつつ配慮はしてきたけど、19年母の認知症診断時から度々、

「お父さんも行った方が良いよ認知症検査!行くよ!」

説得はしてた。当時から「目に余る状態」はあったんだよな。

 

在宅医療と繋がれたのは大いなる前進。

しかし残念ながら、日々のわたしの介護生活にはまだなんの救いも訪れないのであった。

次のステップは「介護認定見直し」で「要介護度」がどの程度で出るか。

父母のオムツ、Amazonで買ってるけど消費半端ないし…おむつ代助成金欲しいなぁ。

先はまだまだ長いなぁ。

 

 

で、今。

今日も朝から糞尿始末身体介助、家事、在宅の契約‥仕事は進まないし疲れがひどい。

が、母が不穏。

仕方なく母を連れ、父の痛み止めを貰いにイオンまで。

で、帰宅したらリハパン姿の父がリビングをヨチヨチ歩いてる。手には夕刊。

 

先日、あれだけブチギレたのにまた夕方!リハパン姿で!玄関ドアの外に!!出やがった!

しかも、力尽きたのかベッドに座れず(柵に捕まり、座るための方向展開ができない)オタオタしてる。

「また夕刊取り行ったの?なんなんあんた」

てかこれでまた門扉で転倒したら、わたしにどれだけ負担をかけるか分からないのか。(分からない。認知症だからね

いつかお客さんと遭遇したらと想像しただけで倒れそう。来客中、門扉で倒れた父と仕事場へ乱入して来る母を想像するだけで憤死しそう。

 

もう新聞読んでも理解できないし、そもそも読まずに切り裂くだけなのに。

「おら、ケツつくな。真っ直ぐ立て!」

背後から腰を支えベッドに座らす。

これ‥マジ‥無理かも‥