ヘルパーさんの前でブチ切れる

今朝の父。

柵の隙間を塞いだベッドの上にリハパン履いた父。の下に便を包んだオムツ。間にはわたしがオムツ介助で使用するためぶら下げてるビニールが大量に。

かろうじて、父は便に触れてない。

オムツとベッドの間にはシートが張ってあるので汚れてない。

 

オムツに排便し、脱いでビニールに入れようとしたが出来ず、リハパン履いて寝たのか??

オムツ脱いで排便されるより、排便したオムツを脱がれた方が被害は遥かに少ない!(喜)

 

便を処理し、父を拭いて服を着せ、車椅子に死ぬ気で移乗させ朝食。

ディの日だから鎮静剤は飲ませなかった。

 

で、帰宅。

今日は割と頭がはっきりしてる日。となると。

モデムのライトへの執着が見事復活!

「今、電波が遮断されていたものが再開されつつありうんぬんかんぬん。ママ、そのボタンを押してくれ(ボタンなんかない)」

統合失○症を電波とか言うけど、マジ電波の話するんだね‥。

 

ところでヘルパーさんはスゴい。

床からでも、車椅子からでも、わたしが父を介助するとベッドに乗せるまでが限界。

出来る限り角度調整するけど、父の尻が乗った角度でベッドに足を持ち上げるしかない。

結果、ベッドの下半分に父が丸まってたりする。

「手すり、そこ掴んで。頭をこっちに移動して!」

と指示はするけど、父はほぼ動かないので「ベッドヘッドに頭がちゃんと乗ってる父」は滅多に見られない。

せっかくの介護ベッドなのに、ベッドヘッドを上げても父の頭は遥かに下にあったりする。

でもヘルパーさんは、ヘッド側から脇を持ち、父の頭の位置調整までしてくれる。

ただ、大柄な女性ばかり派遣されてくるので、技術だけではなく力やリーチの長さも問われるんだろうな…。

 

この数日、18時半に訪問してくれるので(17時半~18時半の依頼)、仕事の都合さえつけば夕食を早めにし、

ヘルパーさんのオムツ介助後、父はそのまま良い姿勢で寝る。

という手法を取ることに決めた今日。17時半に夕食を出し、唸りながら父を車椅子に移乗させた。

途中、突然父が、

「○○(わたしの名)が大変そうな顔するの可哀想だから」

とか言い出して「何モードだよ?」と正気を疑ったけど、そこはスルー。

 

 食卓に連れていくと、もう食卓横のTVのモデムが気になって仕方ない父。

母に命じ食卓から TV前に移動。電波の研究がはじまり、「可哀相」発言を秒で自己回収する父。

 

結局、身体の不自由度が増し床への転倒は回避しやすくなっただけで、変わってない。

「ほら、ヘルパーさん来るよ。来る前に食べて。お母さんも食べていいよ」

母は父に巻き込まれる。母の不穏を避けるためにも車椅子を食卓につける。

父「俺はそっち(TVが見える母の席)で食いたい」

「無理。そっち側は車椅子入らない」

父「いや、俺が歩いてその席に行くから大丈夫」

「じゃあ歩けば?床に倒れたらヘルパーさんに頼むから、歩くなら今すぐね。じゃなければ一晩床に放置するわ」

 

食事せず、せかせかチェーンスモーキングする父。TVを監視したくて仕方ないんだろう。

「タバコはいいけど、ヘルパーさんが来たらもうベッド戻すから。飯抜きだよ」

父「・・・・・・」

 

父が今、食事を済ませないなら、今車椅子に移乗させた行動自体が無駄になる。

へルパーさんは車椅子からベッドに戻しオムツ介助→その後、食事のためベッドから車椅子に移乗しなきゃいけない。

わたしも、その後また食後の父をベッドへ移乗しなきゃいけない。

迷惑極まりない。

 

結局、父が食事する前にヘルパーさんが来た。よく来てくれる先輩ヘルパーさんと新人。

排泄介助後、

先輩「車椅子乗りますか?」「あ、いいです寝ますから」

父「え!」

ええ!はこっちだわ!!こういう時の父は「ものすごく理不尽な扱いを受けて驚いた」顔をする。理不尽な扱い受けてるのはこっちだよ!

 

「じゃあすみません‥車椅子にお願いできますか」

新人さんが汗だくで父を持ち上げ移乗してくれるのを、丸投げの父。

先輩「すみません、もう少し足に力を入れてみてください」

「そうだよ!少しは自分の力使う努力しろ!」

3人がかりで汗だくで車椅子に移乗し終えたら、父がパチパチ拍手を始めた。

 

わたしがよく「すごい!」と拍手をするから場を和ませようとしたのかもしれない。が、わたしのイライラが飽和した。

 

「拍手してる場合じゃねーんだよ!わたしは1人でコレやり続けてんだよ!さっきやっと車椅子乗せて飯の前まで連れて行ってるのに、バカみたいにタバコふかしやがって!歩けもしないのに歩くだの寝言は寝て言えよ!食わないなら飯抜きって言ったろ?それでも食わなかったのおまえだろ!おまえのわがままでどんだけの人に迷惑かけてると思ってんだよ!」

 

ヘルパーさんは排泄介助に入ってる。

常識の範囲内なら移乗や介助してくれるけど、うちに派遣されるヘルパーは「誰でもいい」状態ではない(小柄女性は無理)。これ以上間口狭められたら、今後のヘルパー手配すら危うい。

 

ブチギレた後、ヘルパーさんには平謝りした。

「娘さん‥これは大変ですね‥家に入らないとわからなかったけど‥」

先輩は買い物同行や通院でもお世話になってたので、わたしに同情的だったけど、新人さんはドン引き下だろうなぁ…。

 

わたしの頭の中にはすでに明日の段取りがある。

10時から仕事、その前にこんな時に壊れるトイレの便座(仕事場の)修理が入る。トイレと玄関はL字だから、来客と被らずに終わってくれないと困る。

仕事後、先週父の騒動で延期した母の認知症外来が17時45分。

ヘルパー来訪とがっつりかぶる。

 

母を置いていけばドアを開けることは可能。しかし昨日、父と過ごさせ不穏になった母を見ると連れて行った方が無難か。

しかしヘルパー来訪でドアを開ける人がいない。

「え、明日、娘さんいないんですか‥いや、鍵さえ開いてればなんとかします」

はぁ。

 

母はなんだかんだ父の食事を世話してる。

父は母には偉そうに…あれ、また車椅子をTVに向けろとか聴こえるな。電波への執着増してね?ドネペジル…仕事して…。

 

そのまま放置しようと思ったけど、母はもう2階に上がりたい。

「お父さん。1階誰もいなくなりますけど?あなた車椅子で1人どうすんの?」

父「大丈夫」

 

頭がくらくらする既視感。

「TV前の椅子に座るな!寝るな!」「大丈夫」

TV前の椅子が車椅子に変わっただけで全く一緒じゃん。クレアチニン…頼むよ…

 

また死ぬ気で父をベッドに乗せる。

ほら、エビのように丸まる体位しか取れないじゃん。

 

投薬、コレで効果出るんだろうか…ショートぶち込みたいなぁ。

わたし自身も連日ブチ切れてるし、母の不穏も強まってるので、父と少し距離を取らないとマジヤバい気がする。

 

朝は飲ませなかったクレアチニン眠剤としては仕事してるのか、

ものっすごい長い寝言を言ってる父。

ショート…はまだダメだなぁ。