何が起きてもおかしくない

今日は父母ディサービス。

父は兼ねてから欲しがってた四点杖を入手した。

  • ディて使用する利用者を見て、「あれがあれば歩ける!」と思い込んだ父。

介護サービス事業者に連絡しディに確認し、リハビリの先生がいる日に来訪してもらい、ケアマネに‥て、長い。

介護保険だから仕方ないけど、父が気軽に要求するたびにわたしは数か所と調整しなきゃならない。

家族の機動力が問われ続けてる。疲れる。

 

調整はしたけど父の性格上、「杖を手にして調子乗って転倒増えるんだろうな」と予見はしてた。

でも「杖が欲しい!」という父を突っぱねることも出来なかった。そのくらいの要望は叶えてやりたい…なんて仏心。甘かった。

 

本日、父母は15時過ぎにディから帰宅。

わたしは18時まで仕事。仕事を終えリビングのドアを開けると、父とヘルパーさんの声。

「大丈夫」「無理ですよーベッド戻りますよ」

ディから帰宅し約3時間経ってるのに、マスクのままソファに座り動けない父。手には杖。

あれほどソファは座面が安定しないからNG!と言い続けたのに記憶にないのか。

父を抱え起こし車椅子に移乗させるヘルパーさん。ソファからの抱き起こしはめちゃ大変なんだよ!

 

母「あ!○○!ねぇお腹すいた〜」

母は母でディから留守電が入ってた。

帰宅時にスタッフさんが父の車椅子介助をしてる間、母が転倒して頭を打ったらしい。

「お父さん、ソファに座んなって言ってんの。(ヘルパーさんへ)いつもすみません〜。お母さん、頭は大丈夫?」

今までは、仕事を終えたわたしが即座に父の身体介助をしてベッドに戻し、母の頭を気遣いつつ夕食を準備してた。完全にブチ切れてるパターンだ。

だけど、ヘルパーさんがいてよかった…。介護はマンパワーだよな。

 

とはいえ、父が「魔法の杖なんかねーんだよ!」気づくまで、また転倒を繰り返すのかな。いや気づかないのかな。クソうんざりだわ。

 

そんな本日の朝は、ベッドにはいたけど…

「今日、ディサービスだよ」

説明しつつベッドでリハパン&スウェットを履かせ、車椅子に移乗。

朝食食べさせて上半身も着替えさせるか…と仕事場の準備を止めてリビングに戻ったら、

自力(母に車椅子押させた?)でベッドに戻ってた父、下半身がむき出しになってた。

「はぁ。今日はディだって言ったよね?わたし、さっきパンツもズボンも履かせてるよね?なんでまたベッドに寝てフルチンになってるわけ?1度で済む手間を2度かけさせるな」

再びパンツとスウェットを履かせ、今朝2度目の車椅子移乗。腰痛い。

 

その時に「ディに着いてから着れば?」と上着を渡して目を離した後、上着の袖を無理やり足に通し履いてる父を発見。

「気慣れた上着を下半身に履く」

これ、母もよくやるんだけど認知症重度の症状だよねぇ(遠い目)。

 

 

昨日は、在宅医の往診日だった。

仕事中が往診時間だったから、今までのデータはすべて記録して置いておいた。

が、なにせレビー服薬調整中だし、先日の「紹介状」のお礼も言いたい。

なんとしても医師に会いたく、仕事を巻きで終える。

…マジ、わたしの仕事の将来もヤバい。

 

で、リビングのドアを開け‥開かない!全開に出来ない!

  • 廊下にあるはずの車椅子がリビングに。しかもリビングドア&仕事場ドアを塞ぐように置かれてる。
  • わたしの足元には父の頭。また床に仰臥してる。
  • 向こうのダイニングテーブルには在宅医。その向かいで母は得体の知れないモノを食ってる。

「はぁ?わたしが仕事に入る前はベッドにいたのに、なんでまた床に寝てんの!」

医師「どうも~。朝はベッドにいたんですね。なんか夫婦げんかしてバリケード作ったらしいですよ」

 

夫婦喧嘩‥。

 

また母に車椅子持って来させてグダグダやったな!数日調子がいいだけで「在宅で行けるかも」なんて血迷った自分を呪いたい。ホントこいつ無理だわ。

今後も父の「波」の中でわたしの気持ちは翻弄され続けるんだろう。クソ腹立つ。

 

「起こして」と期待に満ちた目をした父を無視して跨ぎ、医師の元へ。お礼と進捗状況を伝える。

医師「まぁ…検査内容を見てもレビー小体型認知症ですよねぇ」

「ですよねぇ。こんなに検査しなくていいのに。ねぇお母さん、なんでお父さん床に寝てるの」

母「え~わたしは何も知らないの~」

イカを貪る母。そのイカ焼きどこから?

わたしは朝、母に、

「今日の昼は仕事でいません。転ぶと危ないから買い物1人でいかないで、今川焼(生協の自然解凍)をお父さんと食べなさい」

今川焼を見せてテーブルに載せた。

 

しかし、毎度のことながら母は「それを食べ物と認知できない」。

テーブルの上には母が買って来たらしい「イカ焼き」「さつま揚げ」。他に「バナナクレープ」×2、ポテチ、チョコクッキーが散乱してる。今川焼は手付かず。

「あぶないから買い物行かないで済むように今川焼置いたのに」

母「違うの。お母さんは買って来てない。誰かが買ってきた!」

 

「‥先生、この家ヤバいですよね!」

医師「でも、わたしも慣れてきましたよ!」

 

その翌日(本日)に母の転倒。父のソファ。

ようは夫婦ふたり、目を離したら何が起きても不思議じゃない状況。

3日ほど前のディの朝は、父の支度をしている間に、先に支度を終えた母が徘徊に出てしまった。

送迎には父だけ乗せて、仕事前のわたしが母の帰宅した時に保護。

 

わたしの仕事開始に間に合わなければ、もう放置しようと思った。マジで。

 

手をつなぎ、ディに歩きながら、

「お母さん、どこ行ってたの」

母「大事なところよ。電車に乗っていったの」

…区長選候補者のリーフレットを持って帰ってるから、最寄りのJR駅まで行って帰宅してるはず。帰宅直後でも母の記憶は曖昧だ。

 

わたしとJR駅まで歩くと、手を繋いでいても転倒する日もある。

買い物したものを持たせると、バランスが崩れるのか転倒率も上がる。

7月のように道で転倒するか、赤信号に突っ込んで車に轢かれるか‥。母の外出で何が起きても不思議じゃない。

1番最悪なのは赤信号待ちの通行人に突っ込んでいくこと。

これも、わたしが何度も母を阻止してるから、十分危険水域。

でも母本人は「大丈夫よ~」と全く自覚がない。

拘ってる行動が違うだけで、ようは父も母も因果関係が理解できない。家族以外に被害を与える可能性が高いのは、父よりむしろ母の方。

 

母の徘徊を回避するために、翌日の食事まで用意しても無駄だし。

父に手をかけてれば母が徘徊、転倒。母に手をかけてれば、父がベッドや床に放尿。または床に転倒。

プロのディのスタッフさんだって、父に手をかけてれば母から目を離さざるを得ない。その隙に母が転倒し頭をぶつけたのが今日。

 

父の介護が厳しいとか、外部のサービスを入れるというより、2人それぞれの認知症・パーキンソニズムが進行し、自宅での暮らしが厳しくなりつつあることを実感する最近。

 

今月7日、父の介護認定が来まる(長かった…)。

その日に母の介護認定見直し申請もすることにした。