今朝の父。
また廊下の車椅子がリビングに入ってる。
玄関ドアの上下の鍵2つとも、デッドボルトだけが出て、ドアが少し開いた状態で隙間風が吹き込んでる。
四点杖を手にして調子に乗った父、早くも新聞取りに外に出やがった!!!!
ドアが閉まる前にサムターンを廻してしまい、ドアが閉じなかったんだな。
鍵をかけられない母も、さすがに無いパターン。
リビングに入ると同時にブチ切れた。
「あんたさぁ、まだ自分の状態わかんないの?夜中にウロウロするんじゃねーよ!ドアも閉じられないのに外に出るな!」
びっくりする父。
いちいち腹立つこの顔。
朝食を作りゴミをまとめ捨てていると、父が四点杖を使い自力で車椅子に移乗した。この身体的回復を喜べないのが認知症の怖さ。
「動ける認知症」は母一人で手一杯なんだよ。
食卓に来るかと思えば、リビングのドアを開ける父。
「は?なんでドア開けるの?」
父「トイレ」
ぷちっ!
「あんたは認知症だから何も覚えてないんだろうけど、6日前は全裸でトイレに寝っ転がってっから!出来ること・出来ないこと理解できないなら施設な!これも覚えられないだろうから、紙に書いて貼っておくから!」
昨夜、
完全に仕事にしわ寄せ行ってるから、在宅介護長くも続けられないと思うけど、施設への切り替え時をどうすればいいか…決めかねてる今。
こんなことを書いてるというのに、
「お父さんはレビー小体型認知症です。パーキンソン病(身体)と認知症に症状が出ます。調子に波があります。○日○日○日○日検査に行き、最適な投薬を探します。が、ベッドから出歩くと転倒リスクが高まります。自分の病状が理解できないなら施設か入院を検討します」
という紙をプリントアウトし父に渡した。
多分、夜間に大便がしたくなりトイレに行ったんだろう。
洗面所にウンコがこびりついてた。
そこまでならわたしも目をつぶって掃除、消毒をすればいい。
生理的欲求やオムツへの抵抗は根強いだろうし、正直、大便はトイレでしてくれた方がわたしだって楽ではある。
でも速攻、玄関の外に出てポーチの段差を歩く…「歩ける」と思い込む、相変わらずの認知的ヤバさ。
1つを1回成功すれば「全部出来る」と思い込むのも父のパターン。
3月から繰り返し続け、説明も説得ももうする気になれない。
ドネペジル5ミリ…仕事して…
そこに降りて来た母、
母「…お母さんの認知症はどこに出るの?」
「お母さんは主に記憶だね」
母「○○(わたし)の認知症は?どこに出るの?」
「わたしは認知症じゃないよ。ってか一家三人全員認知症だったらマジで家売って施設だわ」
母「じゃあ、○○が独りで背負うの大変じゃない」
い、ま、さ、ら?
父は紙を見もしない。
見もしないので、ベッドから見える位置に貼り付けてやった。
1枚じゃ足りない。5枚くらいプリントして、各所に貼りつけてやろうかな。
※
という一幕が、朝。
先ほど仕事を終え、夕食を作っているとまたTVを気にし始めた父。
ベッドから起き上がってフラフラとTV前の椅子に座りやがった。
もちろん、椅子を移動させることは出来ない。
TVにも手が届かない、食卓にも届かない位置に座り必死で手を伸ばしてる。落ちたらまた床に仰臥じゃん。
「ちょっと、車椅子(怒)!」
廊下から車椅子を運び、父を移乗させる。
実は昼間、仕事中に、
四点杖はディサービスに置いておけばいいじゃん!
と閃き、ディに電話した。
「夜中にトイレだけならまだしも今朝は玄関の外に出てまして」
ディの人「1人じゃ危ないからまだ使用してはいけないと刷り込んだ方がいいですね」
「いや、刷り込んでも無駄だと思うので、ディで杖を預かってもらうことは出来ますか?」
ってことで、帰宅時は四点杖ナシで帰してもらってる。
でも四点杖の有無は関係なく「歩けるスイッチ」が入ってしまってるんだろうな…。
更にさらに、排せつヘルパーさんにケアしてもらってる最中、
父「杖がないんだけど…」
ヘルパーさん「え?ディに置いてきちゃったの?」
父「…」
父「○○!○○!俺の杖がないんだけど」
今更?っていうか、父の頭でやっと「夜の排せつヘルパー」→「夜中のトイレ徘徊(杖が必要)」と繋がったのか?
「あぁ?杖?杖は1週間のお試しが今日終わったの(これはホント)。今日から契約だけど、リハビリの先生の指導で、1人で安全に使えるようにならなきゃ持ち帰れないよ」
しれっと嘘をつくわたし。
目の前に、
ベッドから出歩くと転倒リスクが高まります。自分の病状が理解できないなら施設か入院を検討します
ってわたしの最後通告が貼ってありますけど、あなた徘徊する気満々ですね。
父は元々、特定の食べ物などへの「固執」がスゴイ。
「夜間徘徊と四点杖」が合致する前に対処してればよかった。1度固執したら、クッソしつこそうで今から鬱。
でもこの数日で玄関ドア出てポーチまで降りるほど認知に来てるとは思わなかったんだよな…