今朝父が車椅子を漕ぎ、リビングから廊下に出た。
父「ママ!ママー!」
自分が歩くことすらままならない母を呼ぶ。これ知ってるパターン。
「クソしたい=トイレ行く」
昨年、便意がある時によくやってた。しばらく消えてた周辺症状が復活すると心底ガックリくる。
「なにしてんの?」2階から降り、制圧をかける。
父「いや、トイレに‥」
「もう何ヶ月も家のトイレに入ってないの忘れたの?今日は日曜日。毎週10時に看護師来て浣腸する日だよ!」
1階トイレに母が撒き散らし塗るクソ加えて、また父の一本クソとか‥耐えられない。家を出る勢いだわ。
父を連れ戻しベッドに投げ込み、もう一度。
「いい?今日は看護師が来て1時間後にはお腹スッキリしてくれっから!」
父「わかった」
そのまま仕事に入ったわたし。
今日、訪看だから油断して昨夜食べさせ過ぎたのが敗因か…
金曜日夜からクエチアピン辞めてリスパダール一本にしてるけど、リスパダールも効かないのか…クエチアピン増量した方が…いやどうなんだろ…(絶望)。
仕事中、10時過ぎ。
母がドアをノックする音。
訪看さんが嗜めたのかすぐ止んだ。なにかあったな‥。父がクソまみれか??
13時過ぎ、仕事を終えて戻る。父は相変わらず車椅子。ベッドの使い捨てシーツが綺麗になってる。
母「お腹すいた〜」
ざっと見回しても異変はないっぽい。朝食の皿を洗い、昼食を作る。
その後も父はずーっと座り続ける。座ることが目的なので、目の前のTVは消えていたりアニメだったり、なんでもいいらしい。
15時前、母が不穏に。
散歩に行こうか?と誘う。
父が車椅子でベッドに寄ってる。よしよし。「ベッド行くよ」と車椅子を押したら、
父「汚れてる」
確かにベッドの使い捨てシーツに黄色いシミ。いつの間に…
つか汚れてるじゃないよ!おめーがベッドにおしっこすっからだよ!
張り替えて父をベッドに移乗させたら…
車椅子の座布団にわたしが装着してない使い捨てシーツがある。しかもそこにも汚れジミ。
‥‥?
訪看やヘルパーの連絡帳を確認すると、
朝、父がまたベッドに便を撒き散らし、看護師さん到着時はウンコまみれで車椅子に座ってたらしい。
ざっと拭いたけど、座布団は拭き切れず使い捨てシーツを使用した旨が記録されてた。。
ガツガツ昼食食ってたけど、父母どちらかでもわたしに報告しない?
いやしないか。今の今まで忘れてたもんな。つか母に至っては完全に記憶ないもんな。
「おま、またウンコかよー!」
父「いや、俺なりに対応しようとしたんだがうんぬんかんぬん」
父のズボンの股間を見ると濡れてる。朝から座り続けてリハビリパンツ飽和、今はおしっこ漏らしてるんだな。
え、待って。
朝一番でウンコを漏らし、ベッドと車椅子を汚し。
訪看さんが替えてくれたシーツに(いつの間にか)排尿して汚し、それでも足りず車椅子に座り続けリハパン飽和、ズボンと座布団を汚してるってこと???
なにがなんだかわからんが、末期!!!!
ズボン、靴下、座布団を剥がし洗濯、父のパンツを替えシーツも張り替え、ついでに母のオムツを替え‥
母「ねーお母さんと散歩行くんだけど、お母さんどこー?」
「散歩行こうかって言ったのはわ、た、し!あんたのむ、す、め!あんたの娘は今、両親の下の世話と洗濯に追われてんの!全部わたし独りでやってんだよ!脳内で都合よくメンツ増やすな!」
ふと見ると、秒でベッドから身を起こし車椅子に移乗しようとしてる父。
「おまえ、ゾンビか⁈朝は糞漏らして車椅子クソまみれ!今は座り続けてオシッコ漏らして全部の不始末わたしにやらせて、少しはベッドで寝ろ!」
母「ねぇ、わたし散歩に行こうと思うの」
「わかってる!待てよ!」
とりあえずウンコチェックせねば。先日は洗面台の排水口になぜかウンコが詰まってた。(多分母)
毎日毎日ウンコ探して除菌して‥そろそろ死にたいわ。
母と散歩中、
母「でもねーお母さんのお母さん(わたしの祖母)は、面倒見てくれないと思うのよね〜」
そう!それな!
祖母は70代で自殺したが、介護はやらないタイプだった。
年功序列的に、祖母が母の認知症介護はあり得ないが、仮に母が若い頃に精神病で今のような状態になっても面倒は見なかっただろう。
同じく母もまた、仮にわたしが精神病になり垂れ流してたら施設に入れたはず。父ももろ手を挙げ賛成だな。
ところで母のパーキンソニズムは徐々に悪化中。
歩行時バランスが取れず、繋いだわたしの手に全体重をかけるので、わたしはいつも筋肉痛。
そんなバランスだから、手を繋いでるのにわたしも支えきれず転倒することが増えた。
でも、歩かなければ悪化する。
で、今日は家から3分場所で歩けなくなった。
電柱を支えにしても、バランスが悪く立ってられない。なんとかバス停の椅子に座らせ、
「ウチから車椅子持ってくるから。いい?絶対立たないで!歩かないでよ」
母「わかった」
ダッシュで帰宅し、案の定車椅子に移乗しようとしてる父を罵倒。
車椅子を押しバス停に戻ると、前方に見えるよちよち歩いてる母!
(ガックリ)なんでだよー!あっ、バランス崩れた!
車道のガードレールを掴むも、やはりバランス悪く上体が車道に乗り出したところでキャッチした。
もう叱責も出ない‥日を見るより明らかなことが分からない認知症…しかもダブル。
子供なら、指示や説明が入らなければ体験させ、痛い目見て覚えさせることも出来る。が、認知症は記憶出来ない。
いくら痛い目見ようが、年に3回も救急隊が自宅に来ても、学習効果も何もない。
衛生安全を筆頭に、自分自身を守れなくなる。
車椅子で帰宅したら父、今度はダイニングチェアに座ってた。
またガックリ。
ちなみに2泊3日を2回試したショートスティ、3月3日から1週間にチャレンジする。
父は鎮静剤盛るとして、母の帰宅願望が激しすぎたら呼び出される。
だから父母には「わたしが検査入院でいないから」と伝えてる。(嘘)
が、何度言っても記憶しない。
「あぁもう無理だ。やってらんないわ。あなた方、今週は1週間のお泊まりですから。わたしも病気ですし」
母「そりゃ病気にもなっちゃうわよねー」
軽い。
わたしが病気と言っても、父母から一言も「大丈夫?」「なんの病気?」と反応はないあたり、潮時なんだな。が、いいぞ。その調子でかるーく行ってくれ。
そしたら夜。
父「寝る時、寂しかったらここで寝てもいいよ」
母「えー寝るときは1人がいい。もう寝る」
父「‥」
的な会話があった。
父も母も、母の救急搬送の記憶はすでにない。
でも父は漠然と、母が昔の元気な母じゃないこと、そう遠くないうちに別れること(死か、または暮らし方が変わるか)は感じてるのか。
変わりたくないのであれば、変わらず済むような努力をしないと。
もっと早い段階に、終活するなり2人で入居できるホームを探すなりね。
なにを言っても「大丈夫、大丈夫」。
結果ボケてすべてをわたしに丸投げで、センチメンタルだけ一人前なんて道理が通らねぇんだよ。
それはともかく、リスパダール効かないね???