尿の海

書かなきゃいけないことは多々あれど、今朝の衝撃。

 

朝、母は玄関に毛布を敷きその上に座ってた。

「…なにしてんの」

母「○○(故郷の他県)に帰らないといけないのに、ドアが開かないの」

 

朝、玄関に座ってることは多々ある。

早朝起きて「家に帰らなきゃ」と思い玄関に行くんだろうな。

だけど毛布を敷いてるパターンは初めて。

・ケツが冷たい→昨夜履かせたリハパンを、夜中に脱いでる???

と予感したけど、今日は不燃ゴミの日。

 

父の大量な紙類、掃除してるとしょっちゅう出て来る10年前に期限切れした2リットルの水の箱などなど、わたしはゴミ捨て場に5往復して捨てに行かねばならない。

 

「とりあえず飯を食え。○○におまえの家族がいるのか?おまえの飯を作ってくれるのか?だったら○○に行けばいいけど、まず飯を食え」

 

母をリビングに追いやりゴミ捨てを繰り返す。

その後、洗濯物を干し、再び洗濯機を廻し…(あ、母のオムツ確認しなきゃ。つかそろそろ取り替えないといかんなぁ)と思ってると、母がリビングから廊下へ出た。

 

「トイレ?パンツ替えるから…おいこれ!」

廊下に水がダラダラこぼれてる。目で追うと母の股間からリアルタイムで流れ出てる。

「おまっ…!また夜中にパンツ脱いだな!」

母「違うの。脱いでないの!これはなんか水が出てるの!」

「水じゃねーよ!!!おしっこだろうが!現在進行形で漏れてるおしっこだよ!」

すかさず新聞紙を母の足元へ敷く。動かないでと言うのにトイレまで歩く母。

トイレドアの前で着衣のまま盛大に排尿。

もちろん、廊下一帯から母の下半身・靴下まで尿でびしょ濡れ。

 

「いい?とにかくこの椅子に座ってて。動かないでね」

洗面所の椅子に母を座らせ、まずは洗濯機の中の洗濯物を干す。

2階から母の衣類一式とリハパンを持って降り、まず母の衣類をすべて脱がせ洗濯機に入れて…と段取り考えてると、階段を上る音。

 

母が、尿でぐっしょり濡れた靴下で階段を上がって来てた。

ええ。階段には母の足跡。尿染みが漏れなくついている。

ここでキレた。キレるまいとしてたけどキレた。

 

「おまえ、座ってろって言ってんだろうがぁぁ!!!!なんなん?被害をわざわざ広げてんのかおまえ?嫌がらせか??」

母「だって、こんなびしょびしょじゃあどうしょうもないよね」

「てめぇが夜中にパンツ脱いで漏らすからだろがぁぁぁぁ!!」

 

母を階下に押し返し椅子に座らせ、汚れた衣類を洗濯機に放り込む。

…父がウンコつめた洗濯機買い替え、今すぐにしたいんだけど、母のコレが日々激しくなってるので躊躇する。

その間にも、椅子に座ったままジョロロロロロ~尿を漏らす母。

知ってたけども本当に排尿・排便コントロールが効かないんだな。認知症ってヒドイ状態だよ全く。

母の足を拭いてる間も止まらない尿。

もちろん廊下に水溜まり。(白目)

…父がウンコオシッコをまき散らしたリビングから廊下の床のリフォーム、今すぐしたいんだけど、母のコレが日々激しく以下同文。

 

両親揃って認知症なのはまぁいい。

2人揃って排尿排便まき散らし・オムツ外し系ってどういうことだよ(激怒)!

 

もう収拾がつかないので、母を浴室に突っ込む。

「ここに座って。シャワー浴びるから」

浴槽に入ろうとする母。

「待て待て!そっちじゃない!この椅子に座って!」

母の体幹は湯のない浴槽に入れる状態ではない。仮に入れても、湯がない浴槽から出られるとは思えない。

普段、自宅の風呂はヘルパーをつけてる。

母を風呂場に残すのは危険だったけど、廊下に座らせてたら排尿は続くし、掃除も出来ない。

母を放置してる間に、椅子と床を拭き洗面所に置き、着替え一式を用意する。

母の身体を拭き、パンツと衣類を身に着けてる間、

 

母「パンツなんか履いてるからこんなことになるのよ!」

「あぁぁぁ??逆だよバカ!てめぇがパンツ脱ぐから垂れ流しになってんだろうが!」

母「違うわ。わたしじゃない!!!」

秒で忘れてるのか、自分を守るための作話なのか…もうどっちでもいいわ。

 

廊下の尿を拭き、階段の尿を拭き、母の部屋を見たら…

ゴミ箱に、わたしが昨夜つけたリハパンが捨ててあったorz

 

 

 

ところで先日、母にも訪問看護を入れた。

クエチアピンの影響もあるのか、最近1週間排便ナシもザラな母。その割に食欲は異様にあり、腹がカエルのように膨らんでる。

初回は処方箋が間に合わず、市販のイチジク浣腸を打ってもらった。

 

打つのは看護師さんだが、母に適正な使用(我慢)が出来るわけもなく、訪看中は微量な排便。

その夜。

わたしがオムツを替えたら、大量な排便。

それはいい。オムツの中だし。

が、そのオムツを替えてる最中もジョロロロロロ~!排尿が始まった。

 

糞まみれのケツを拭いてる最中の立位排尿。しかし、。履き替えさせようと足に通したばかりのリハパンがしっかり受け止めてくれてる。

なのに、ベッドに座ろうとする母。

「座るな!!そのまま全部出し切って!!!」

糞まみれのケツで、おしっこしながらベッドに座ったら大惨事になるって分からないのかなぁ。分からないか。否、そんな体験したことないからわたしも分からん。

 

まぁ、わたしもその程度なら動じなくなってるんだけど…

玄関の廊下が母の垂れ流しで水溜まりだらけになったのは、ちょっと衝撃的だったなぁ…

 

ウチの玄関、父の大便小便、母の小便、父の血痕…両親のあらゆる体液を吸ってる状態なんだよな。もうホントなんとかしたい。