認知症と希死念慮・その5

10月30日、午前中。

「ちょっと散歩行ってくる」「あ、うん」

という母と父の声が仕事場にいるわたしに聴こえました。

 

ん、やばそう

 

と直感的に思い、「もうじきお昼ご飯だよ」「どこ行くの?」「一緒に行くよ」と言うも、

「えーいいよ~1人で行くよ~」

ますますおかしい。普段はかまってちゃんなのに。

 

「いいよ、一緒に行くから」と外に出ると、困った顔した母が、

「ホントは寒いから行きたくない。1人じゃないなら行かない」

「あ、そう?じゃあやめようか。で、どこ行こうと思ってたの?」

 

ま、聴くまでもなく入水自殺しようと思ったそうですorz

 

室内に座らせると「こういう時じゃないと死ねない」「今、死なないと死ねない」と泣くわけです。秋口で水が冷たいから死ねそう。といって真冬は寒すぎて川に飛び込めない。

まさに、今!

って感じだったみたいです。

 

先日は曇天続きだったけど、最近は秋晴れが続いてたので油断してた。

 

天候が悪くても死にに行く。

天気が良くても死にに行く。

ちなみに、昨日、近所に出来た高級食パンを買っていてお昼に食べさせる予定でした。

美味しいご飯の予定を立てていても死にに行く。

もちろん、新しいデイサービスの手続きも済み、11月からは父と通う予定。母もそれは楽しみにしています。

楽しい予定があっても死にに行く。

家族が家にいても死にに行く。

 

なんかなーもう打つ手がないというか。

でもこれが「終わりの始まり」なんだろうな。おえ。

 

実際に川へ行ったとて飛び込めるかどうかは分かりません。

むしろ、好きなように行かせて「飛び込めない…」と諦めさせたほうがいいのかもしれないけど。

父は全く当てにならないので、今後もわたしが仕事で不在、父が母を送り出すことはあるだろうから、わたしが気づいたときくらいは止めたい感。

 

死にたい理由

 

9月は「自分」のことばかりでしたが、今回は「わたしへ申し訳ない」的なことを言いだしました。

そういう理由で自殺されたら超嫌だから、文句も言わず、極力怒りもいら立ちも表情に出さずにこなしてるというのに。腹立つわ…。

 

 

死なない理由

 

その日は、父を引き合いに出しました。

「わたしへ申し訳ない」というのであれば、父を最期まで看取ってくれ。自分だけ楽になって、自分が選んだ父を娘に押し付けたぁ筋が通ってない(怒)

といったら納得してたような。(ま、すぐ忘れるでしょうけど)