アルツハイマー尾籠な話

父が救急搬送された翌日か翌々日(すでに記憶がないという)。

母が朝から気持ち悪いと朝食を嘔吐。

昼は「お腹空いた」と騒ぐので、仕事の途中に味噌おじやを作って母へ渡し、わたしは仕事に戻る。

 

15時から17時まで空きがあったので、2階の母の部屋に具合を見に行くと…

母の部屋の床が茶色い!!!

え?ナニコレ?あっ、おじやこぼした?????

脳内が視覚刺激を拒否してる。

母「あ、やっと帰って来た。2階のトイレが大変なのよ~」

ベッドから起き上がる母の敷布団にも茶色いシミ。掛け布団にも同じく。

 

「え、なに?え、これなに?トイレがなに?」

思考フリーズしたまま2階のトイレのドアを開けると、詰まったトイレ。浮いてる便とトイレットペーパーではない紙きれ。

横の洗面所を見ると、茶色に染まった母の布パンツが数枚。

情報を総合すると、部屋の茶色も便だな。うん。

 

ちょぉぉぉぉぉぉ~!!!だぁかぁらぁ紙パンツ(リハパン)にしろって言ってんでしょうがぁぁぁ(怒)

 

※漏らすたびにリハビリパンツにしろと買い与えてるのに、母は頑なに布パンツに拘る。

 

多分、風邪かなんかが胃腸に来てて。

だから吐いたり、下痢してて。

トイレが詰まったのが後先どちらかわからないけど、まぁ色々重なって大惨事と。

はい理解しました!

 

脳内処理してるわたしの後ろについてくる母。

わたし「うんこまみれの部屋から、うんこついた足で出てこないで!!!」

母「えーこれうんちじゃないよぉ?臭くないもん」

思い切り便に顔を近づけて匂いを嗅ぐ母。

わたし「いやいやいや臭いから。これ以上なく臭いから」

まず母をベッドに戻し、廊下と床の掃除。シーツや布団カバー、靴下など被害甚大のものは捨て、他は洗濯機に放り込む。

母にリハパンを履かせ、ベッドに押し込み、トイレの詰まりを直しにかかる。

 

この時はわたしも甘く見ていた。

スッポンをすればゴゴ…と排水されるのではないかと。

 

しかし、びくともしない詰まり。そんな我が家のトイレは全自動。

わたしにセンサー反応して、詰まってるのに勝手に流れ出すトイレの水!

「ぎゃああああああああ溢れたぁぁぁぁ!センサー!センサーはどこで切るんだっけ!?」

トイレの床にあふれ出す、紙とうんこが浮いた汚水orz

コンセント抜くことを思いつくまで、2回は流してしまったなぁ(遠い眼)

 

らちが明かないので、近所の水道屋に電話してもつながらない。

わたしは17時からまた仕事だけど、トイレをこのままにしておくと、また母が何をしでかすか分からない。

やっと電話が通じ、スッポン片手にした水道屋が詰まりを直してくれた時は泣きそうだった。

(リハパンを無理に履かせるから、トイレに流したのか?と思ったけど、詰まってたのはトイレットペーパーの包装紙?的な紙でした)

 

出来うる範囲の消毒をし、再び仕事に戻るわたし。

夜、母を風呂に入れるために部屋に行くと、せっかく替えたシーツにまた便がorz

 

母を風呂場に連れて行き、脱いだリハパンをこのビニールに入れ、風呂から出たらこのリハパンを履けと指示してシーツを変えたり、仕事の処理をしていると、風呂から出て来た母が、

パジャマの上からリハパン履いてたwwwwww

 

「や、あの、ちょっとそれ、意味がwwww」

 

もう笑うしかない(^^;

 

 

で、翌日ですね、今度は洗濯機が詰まりまして…

母がリハビリパンツを洗濯しやがった。それも未使用のものを大量に!!!

 

自分の汚れた布パンツ、汚れてないパンツを(履いたリハパン入れてとわたしが渡した)ビニールに入れて集めてるんですけど、

ビニールの中のパンツ=洗濯する

とインプットしてるのか、購入したパッケージ(ビニール)のリハパンも「洗濯する」カテゴリーに入ったらしい。