今日はついに洗濯機がウンコまみれの大惨事…。
昨日の朝は玄関土間にフルチン仰臥してた父。
今日はこの数か月で1番足腰に力がある(多分。なぜならベッドの上で久々に「横臥」出来ていたので)。
そのパワーで車椅子の座面(座布団)に排便し、車椅子で洗面所に行き、ウンコごと座布団を洗濯機に突っ込み回すという「ナニイッテルノカワカラナイ」暴挙に出たっぽい。
「っぽい」というのは、わたしが見たのは事後の現場だから。
今日はオフ。社会福祉協議会へ要介護3以上に出る「オムツ助成」の申請をしに行った。
その後、区役所へ「成年後見人」「特養」について聞きに行く予定が、
「助成後に亡くなったり、入所した方のオムツが返品され余ってるので、抵抗がなければ…」
と提案いただき、協議会から3パックのリハパンを持ち帰った。
※協議会から施設等に寄付したくても、開封後や個人宅経由のオムツは受け取ってくれないそう。まぁ万が一があるしね。
わたしのような申請者でも、個人も縁起を担いだりする人は拒否るみたいだが、わたしは全く気にしないのでありがたく頂いた。
が、重い。重かった!!!!
ヒーヒー言いながら重いリハパン持ち帰ったら大惨事が起きていた次第。
今日の父は朝も昼も「ベッドの上でリハパン脱いで排尿」してた。
朝は何も言わなかったが、わたしの出がけの昼にも同じ展開。これはキレた。
「あんたが履いてるパンツはおしっこ5回吸収できるんだよ!それをわざわざ脱いでベッドにおしっこすることで、どんだけ手間かかると思ってんの?ベッドはトイレじゃねーって言ってんだろ!!!このシートだって防水シーツだって高いんだよ!1日何回も取り替えるもんじゃない!今度やったらてめぇで始末つけろよ!」
昼前は防水シートにまで浸透し、床にも垂れてたんだよね。
しかし、これが事態の悪化を招いたのかもしれない…(遠い眼)
大量のリハパンを抱えて区役所に行く体力はなく、リハパンを抱え直帰したらベッドに父がいない。
車椅子もない。ベッドは出がけにキレながら整えたベッドシーツ、防水シーツ、おむつ取り換えシートも消えマットレスだけ。
廊下に出ると、洗面所を塞ぐ車椅子と父の背中。洗濯機が回ってる。
車両の下にはウンコがついたリハパン。
「…なにやってるの」
父「これ(車椅子)の座布団を洗濯してる」
なぜ?
ってかその横にあるカゴに入ってるのはシーツに見えますが、なぜ?
父をどかし洗濯機の蓋を開けると…
「ぎゃああああああ!ウンコこびりついてんじゃん!!!」
洗濯層の中に貼りついたウンコの塊が複数。その中に沈む低反発座布団。
とにかく脱水し、座布団を取り出し絞って廃棄(わたしの座布団)。
洗濯槽にハイターをまき散らし手袋をして、便をつまみ出す。
母が2階から降りて来たので手袋をつけさせ、シーツ類を確認させるとこれまたウンコ。
被害が大きいのは車椅子の座布団。だから父は隠したくて?自分で処理しようとまず洗濯機に突っ込んだんだろう。
洗濯機はトイレじゃねーよ!!!
ベッドにも被害があるのは‥ウンコの上に寝る男だから常識では測れない。
分かるのは1つ。
リハパンの中に排泄してればこんな事態にならない。
(洗濯機、わたし専用を買うか‥いや、さすがに置き場所がないな)
考えつつ掃除してると、元々ウンコとか大嫌いな父は、キコキコ車椅子を動かしてリビングに戻ろうとする。
「待てや。逃げんじゃねぇよ。てめぇがどれほど大変な事態を引き起こしてるか、てめぇの目でしっかり見届けろ!!!何度も言わすな!ウンコとおしっこはパンツの中でしろ!!!!」
父を廊下に据え置き、悲鳴を上げながらウンコ回収するわたしを見物させた。ええ修羅の家ですし。
父の身体が回復したとて、今年2月と9月に身動き取れず救急搬送してるわけで…
身体は一時的な回復でしかないのも明白。
そして認知は悪化の一途。
回復と寝たきりを繰り返し、最後はガチで寝たきりになるのがレビーだろう。
この波の中でわたしは翻弄され続けるのか?無理。
だったらもう寝たきりでOKです。
1時間ほどかけ始末をつけ、新しいシーツとシートをセットしたベッドに父を連れて行った20分後。
杖でダイニングに歩いて行き、タバコを吸いながらTVに夢中になりだした父。
歩いて椅子に行けるようになったが、全く嬉しくない。
「おまえ、ふざっけんなよ!!!昨日の朝は玄関の土間にフルチン垂れ流し!今は糞まみれの洗濯機のクソ拾い!!!てめぇの好き勝手の始末するためにわたしは生きてるんじゃねーんだよ!」
「タバコ吸いたいか?好きに動きたいか?じゃあ洗濯機を糞まみれにしたら、てめぇで全部始末しろ。わたしは"もう家族では面倒見れません"て報告するわ(誰に???)!!!!!」
父「…じゃあタバコはいいや」
杖で歩いてベッドに戻った。あ、まだ施設は嫌なんだ。
てか。わたしは誰に「面倒見れません」て報告すればいいのよ。それを訊きに区役所行くはずが、リハパン3パックに負けた…。
夕食の準備の為にリビングに行き父を見ると、オムツを替えた時に回収するために吊るしてるビニールを足に通して履いてる父。
「…わたしはオムツをしたまま排泄しろとは言ったけど、オムツを捨てるビニールを履けとは言ってないよ」
父「ああ、そうか」
こんな認知で動き回り、転倒し、排泄物をまき散らす範囲が広がり続ける…悪夢。
そして、この一件が母にストレスだったのか。
夕食時、昔からわたしが使用してる白い箸を「それ、あの人(父)のよ」
と言い出した。
ちなみにこの時父は、車椅子を無視して杖をつきトイレに行き(!)戻って来た。
8月すらトイレ往復1時間以上かかったのに!
でも昨日は玄関土間に仰臥して垂れ流しですから、こういう波がホントに嫌!
箸の話から「お父さんは〇〇の仲人になったから、〇〇にお箸を取られたの」
なぜか話が結婚に。
母「お母さんの旦那はあっち(どこか不明)にいるの。〇〇の奥さんはそこ(仕事場)にいるでしょ。お父さんはその仲人」
「へーそうなんだー」
聞き流して仕事に戻ると、母「あいつを納得させなきゃ!」
食事中の母が追いかけてくる。怖!
「なんでもいいけど、ここはわたしの仕事場!奥さんなんざいません」
母「違うの。お母さんは結婚するんだけど、その旦那っていうのはすぐに結婚できる相手じゃないのよ」
「えーと、まずはわたしを誰だと思ってます?」
母「えー!女性よー!」
‥‥範囲、広っ!
なにが怖いって、いつもの作話妄想と違ってゲラゲラ大笑いしながら話す母。
「わかった。とにかく飯を食え」
わたしも再びダイニングに戻る。興奮しながら母が話すのは「あの人が」「彼女が」「奥さんが」…誰のなんの話を元に作話してるかも読み取れないが、
わたしを「娘」父を「旦那」と認知してないことはわかる。
止まらない母の作話とゲラゲラ笑い。
しかし、ヘルパーさんが来たらピタっと黙る母。
こういう時「介護は家族だけでやるな」って真理だと思う。
わたしをどこかで案じてる(から結婚?)部分と。
父の衰退を見たくないから、自分の旦那は別にいると思いたい部分と。
でも言ってることがおかしいと感じてる部分と。
色々混ざってるんだろうけど、尿とクソの処理し続けた1日の夜に聴かされ続ける身にもなれよ。
今日一日、
- 朝、父がベッドに排泄した処理をし、シート貼り替え。
- 大量に溜まったオムツゴミ、洗面所に時々侵入できるようになった父が隠してるリハパンを探し当て(マジ、寝たきりの方が楽)ゴミ捨て。
- 母のリハパンを履き替えさせる。
- 昼前も父がベッドに排泄し床まで濡らした処理をし、父のオムツ助成を受けるため社会福祉協議会へ。
- オムツ抱えて帰宅後、ウンコまみれの洗濯機と洗面所掃除。
- 夕食前、歩いてトイレ行く父にドン引きし、母の妄想作話に付き合って、母のリハパンを履き替えさせる。
重度認知症の両親を在宅介護するって、
朝から晩まで、尿とクソの始末に追われる
ってことですね。
最近このブログもウンコとおしっこの話ばかりだしな。
ケアマネさんも「皆さん、排泄と徘徊が施設入所検討のきっかけです」と言ってましたが、ええ、わかります。我が家は両親ともにダブルですわ。