先週木曜日、1週間のショートスティから帰宅した父母。
たかが1週間なのに、マジ凄まじかった。
キャンセルベッドが明日から来週木曜まであるというので、父だけぶち込む。2度と帰ってこないで欲しいんだけど!
ショート滞在中にまた立位が取れなくなった父。
クソ重い(年末からの過食期でデブ化)身体を持ち上げ車椅子移乗、車椅子からベッドにも移れず死ぬ気でベッドに移乗をしていた。
が、父は自分の体調が認知できない。
今まで通りベッドから立ちあがろうとして床に寝るパターン再再来(激怒)
床に寝たら自力で起き上がれない。指示も通らない。
昨年は、父に指示が通らず起こすのにクッソ時間がかかるから、わたしが力任せに父を引きずり、力任せにベッドに上体を投げ、下半身を持ち上げてた。
が、わたしの背中と腰をやられた今、そんな荒技は使えない。
父の力も使って介助しようにも、例えばベッドと反対側のテーブルにしがみ付いて離さない始末なので、身体の向きも修正し叱咤し続けないと、床からケツを上げることすらままならない。
そんな今朝、また床に寝てる父。
ベッド脇で座位になるまで介助。背中にテーブルを引き寄せる。
「体重を背中にかけるな!行く場所はベッドの上!前に体重かけて!男だろーが!てめぇの不始末てめぇでつけろ!」
と言い置き、仕事の準備して戻ると、
床に放尿。その横でフルチン仰臥する父。
さっきまでの労力は…?この腰と背中の痛みは全部無駄だよ!
つーか、床に仰臥しオムツ脱いで床に放尿って、昨年9月も同じことしてたよね?
どんだけ投薬してると思ってんだ!気が遠くなる。
無駄か?何しても無駄か?前頭側頭型認知症は本体弱らせるしかないのか?
床に広がる尿の処理をし、
「この新聞はお父さんのおしっこ吸わせてるから!絶対に取るなよ!」
父と母に言い聞かせる。
そこから1時間かけ、
「ベッドの柵に手をかけろ!ケツあげろ!考えんじゃねぇよ。あんたの体なんだよ。どこに手をかければ力入るのかあんたしか分からないんだよ!動け。動いてケツを上げられる位置を探せ!」
指示し続ける。もちろんベッド柵調整などはわたしがする。
仕事開始10時前、ベスポジでケツを浮かせた父を持ち上げベッドに乗せた。死ぬ。
そんなスタートだったので、本日は車椅子自体を廊下に放置しリビングには入れなかった。
「てめぇ、また床に落ちてたら頭蹴るからな!」
父にはアンパンを投げつけ、仕事に入り13時前終える。
14時半には救急搬送後初の母の脳神経外科外来がある。
昼飯作って着替えさせてオムツ替えて‥と考えながらリビングに戻ると、早くもベッドから降りようとしてる父!
「お、ま、え!2時間かけておまえをベッドに上げてから3時間!なにしてんじゃあああ!」
アンパンはしっかり食ってる。一眠りして起きようとしたのか?
床の尿を吸わせた新聞がテーブルの上に広げられてる。これは母の仕業か。
最近、頭がクラクラして倒れそうになる。
ブチ切れつつ仕事場に戻り、今朝撮った「リビングの床におしっこ撒き散らしフルチンで床に仰臥」する父の写真をプリントアウトした。
「おまえの今朝の醜態がコレだよ!毎日毎日ふざけんなよ!もう8か月これ続けてんだよ!おまえの体調には波があるんだよ!今のおまえは歩けない。床にケツついたら自分じゃ浮かせられない。おまえが勝手に床で暮らすならご自由に!だがな!おまえはわざわざオムツ脱いで床にクソやおしっこ撒き散らすキチガイなんだよ!見ろよ!」
ベッドサイドにテープで貼り付けた。
自分の醜態は全く記憶に残らない父。
説明も説得も通じない。
じゃあ視覚で行く。
「これでわからなければ、クソ撒き散らしてる写真も大量にあるからな!」
明日からは、急遽父だけをショートスティにぶち込む。
本来ショートは14時半迎え…だが仕事と被るので、明日は9時に母をディに送り出し、10時に父をショートに送り、12時から仕事。
だからまぁ気持ちに余裕はある。
あるけど、介護の皺寄せで、仕事の営業も準備も間に合わない。
そしてわずかな余裕を秒で埋めてくる父。
母の通院から帰宅し、17時前。
今日初めてリビングに車椅子を入れた。
18時にはヘルパーさんが来る。その前に夕食を食わせ、車椅子からベッドへの移乗はヘルパーさんにやってもらわないと、腰が砕ける。
算段通りにヘルパーさんが来て、オムツも替えて車椅子も廊下に出し18時半に帰宅。
母の歯磨きオムツを替え、やっと明日の仕事の資料を読み始めたら、不審な音。
また父がベッドから降りようとしてる。
「おまえ!起き上がるなって言ってんだろうが!」
「ベッドから降りるな!床に落ちるな!って今日何回聞いてる?あ?これ今朝のおまえだよ!」
プリントアウトした写真をつきつける。
わたしも限界すぎて理性なんか効かない。
「おまえ前に、"ママ(母)母あんなになってなんで生きてるんだろう、可哀想になる"って言ってたよな?おめーだよ!オメーの方が可哀想だよ!歩けずにオムツ外して床にクソ撒き散らすオメーの方が生きてて可哀想なんだよ!」
「おまえ、自分が認知症って理解してる?」
父「俺は認知症じゃない」
「ほぉ。普通の人がパンツ脱いで床におしっこウンコ撒き散らすと思うのか?」
父「思わない」
「じゃあおまえなんなんだよ!」
父「狂ってるのかもしれないな」
以前から、認知症より精神病の方がマシと思ってるらしい父。謎。
そんなやり取りをし、仕事場戻って資料まとめ出した3分後。まさかの不審な音にリビングに顔を出したら、またベッドに座る父!!
「おまえ、正気か⁉︎床に垂れ流しさえしなければ、一生床にいてくれたほうが楽なんだけど!おまえはオムツ脱いで床に垂れ流すんだよ!今度やったらベッドに手足縛りつけるからな!」
で。で、さらに10分後。不審なビニール音。
ヘルパーさんがつけてくれたオムツ脱いでフルチンの父がベッドに。
ヘルパーさん帰宅してまだ1時間。当然オムツは汚れてない。
「なんで脱いだの?金払って来てくれてるヘルパーさんがビシっとつけたオムツをなぜ脱いだ?」
父「いや、それは違うんだ」
「違うんじゃねぇよ。なんで?なぜ汚れてないオムツ脱ぐ?自分じゃオムツ履けねーのに、なんで?」
父「‥」
「おまえがオムツ外すのも、ベッドから降りるのも、なんの知性も理性もない行動なんだよ!あ?理由あんのか?ねーんだろ?それを認知症の常同行動って言うんだよ!その無意味な行動に8か月付き合わされ回収し続けるわたしが正気でいられると思うか?あ?」
父にオムツを履かせながら、詰めても詰めても詰めたりん。
その後、父を見たら‥
オムツをネックウォーマーみたいに首にはめてた。
‥昨年、顔に被ってたこともあったな。
ここ3月まで来てこんなに追い詰められるとは。
前頭側頭型認知症、まじ凄い。
で、今階下に降りたら、
すでに床に転がってる父がいた…白目
バカなのか?違う認知症だった。
「なんなんすか?頭おかしい人ですが?」
父「おかしくない!」
首にオムツまいてアンタ…。速攻動画を撮る。
「首にオムツまいてるのは頭おかしいだろうが!どうせこれも覚えてないんでしょうよ。安心しろ。全部撮影するから。つーか、テーブルしがみつくな!ベッドに向かえ」
ベッドどころか、どんどん床に横たわる父。
「寝るな!おまえが転がった状態から起こすのがどれだけ大変かわかるか!」
膝を入れ身体を支える。
父「ちょっとだけ寝かせてくれ」
「ベッドで存分寝ろよ!!!!」
致し方ない。わたしが父の身体を引きずり、身体の向きをベッドに向ける。腰が…
「この柵を持て。そう。その状態でケツを上げろ」
手荒くテーブルをケツの下へ入れる。
「娘に虐待されてるって言っていいよ?そしたら速攻施設いけるわ。わたしもあんたを2度と見ずに済む」
父「誰に?」
「明日のショートスティで施設の人に言いな」
父「明日、ショートスティ?」
今日、何度も説明してんだけど????
まぁいいや。
「もうバンバンショートスティ入れてくから!こんなん続くようじゃもう不可能。もしくは兄か弟に電話し、1か月でも2か月でも家で暮らして面倒見てもらえ」
そういう話だよな。
結局また、わたしが介助してなんとかベッドに持ち上げた。
母の友人に説明してて、
「母は記憶が全てなくなるけど、父は割と保持してます。でも自分の異常行動はまったく覚えてない」
母の友人「ああ、なるほど。狂っちゃってるのね」
ああ、そうね。そういうのを狂ってるっていうのね…。
先日、母を近所のマダムたまり場の美容院に送って行ったらオーナーが、
「どう?お父さん」
多分、母に訊いても埒が明かないから、わたしに訊いたんだろう。
「(わたしは知り合いではなく、どこまで知ってるかわからないので)あ、ほぼ寝たきりです」
「あなた、無理しないでいいのよ…施設とか入れなさい」
今日、母の脳神経外科医も、
「お父さん、頭のいいひとだから拗れそうと思ったけど、拗れますね…」
客観的に見て、父は「介護になったら大変そう」な印象だったのだろうか。
わたしもそう予感し、
「認知症検査いくぞ!」
声をかけ続け数年。あの初期から投薬できてればなにか違ったのかなー。