父の膀胱炎と母の尿取りパッド

今朝、この状態だった父。

chika05.hatenablog.com

 

15時過ぎのディサービス帰宅時、

スタッフさん「先ほど血尿が出たんですよ。ご本人も痛がってて膀胱炎かと…水分たくさん飲ませた方がいいですよ」

 

え。面倒くさっっっ!!!!!!

 

尿路感染症は高齢者の死亡原因として多いし、父(母も)のように不潔をまき散らしてる高齢者はなってもおかしくない。

が、なにせ昨年8月に前立腺がん抗がん剤を止めてる。一体いつ悪化するのかと思ってたので、ただの膀胱炎なのか、前立腺がん悪化なのか見極めかねる。

 

数日前、ヘルパーさんと、

「オムツに血がついてる問題」

は認識してた。

父はオムツかぶれをかきむしるので、時々オムツに血がついてる。よって、

「かぶれだな」

と合意したけど、カブレじゃなかったのか。面倒くさい。

火曜日も水曜日もウンコまみれになってるので、尿路感染しても不思議ではないけども。

 

スタッフさんから車椅子を受け取り、父に、

「なに?おしっこしたら痛かったの?血が出たの?」

父「?いや。その認識はない」

だぁ~かぁ~らぁ~認知症の病気に「面倒くさっ」て反応になっちゃうんだよ(怒)

本人の記憶が持たず自認が全くないから、治療も未病もままならない。症状が出ても治療に入っても奔走するのはわたし1人。クソ。

 

致し方なく在宅医に電話し、膀胱炎薬クラビットを処方してもらう。

ディ帰宅後早々なのに妄想さく裂し、徘徊しそうな母と手を繋ぎ、処方薬を取りに薬局へ行く。

面倒くさい。すべてが面倒くさい…

 

帰宅後、速攻父にクラビットを飲ます。

排泄も、食事も自力ではままならない。自分の不調すら記憶に残らない。だから自分では健康管理もできないし、健康維持のための衛生管理もできない。

それで生きてる意味あるのか?

 

母は薬局の後、わたしが買った大きなナスをご機嫌で持ち、手を繋いで帰宅。

「疲れたから寝る」と2階に引き上げた。

わたしは母が窓から外を見れるようにベッドを調整し仕事場に戻る。

相変わらず5分後に階下に降りてきた母、

母「あら。○○帰ってたの?」

まるでわたしが外出してて、今帰宅して出会ったかのような。

「たった今、一緒に買い物行って手ぇ繋いで帰ってきただろうが!」

本当に、何やっても意味がない。もう何もしなくてもいいかな。

 

鬱鬱としながら夕食を作ってる途中、トイレに行った母が、

母「ねぇうんちの色が濃いのよ~」

「は?濃いとは…?」

母「いつもの色と違うの」

なんだよ。黒いのか?血便か?親父は尿道から血。母親はケツから血か??面倒くさい。

「色ねぇ。見ないと分からないけど、もう流れちゃったでしょ(我が家は自動水洗)」

母「ううん。○○(わたし)に見てもらおうと思ってまだあるの」

 

認知症の母の話はストレートに受け取れない。

また壁までウンコ塗ったって話か??また床に漏らしたのか???

料理の手を止め、母しか使用しない1階トイレに行くと…

 

トイレ内に詰め込まれたオムツパッドと、パッドにより詰まった大量のウンコ。

またやりやがった!!!

 

母のオムツ内にパットがない時は即座に捜索する。しかし最近は「洗面所のオムツゴミ」に母が捨てることも増えた。そういう時は褒めちぎる。

でも、そういえば数日前、

「あれ?パットは?トイレにはないなぁ。オムツゴミに捨てたの?」母「うん」

という会話をしたような…。あのパットか?

 

一旦どこかに隠し、後からトイレに詰めても不思議じゃない。

てことは、数日パッドが詰めっぱなしで、その上に母が糞尿を垂れ流し続けてたのか。

 

ウンコまみれのパッドをトイレ内からすくい、3重のビニールに入れ捨てる。

その過程で、水分とクソを吸収し続けたパッドからトイレ床にバタバタ垂れる汚水。

便器内にはウンコがこびり付いてる。ブラシで擦っても落ちない。

 

ああ…トイレも改装だ…。

つか1階は全面リフォームだ…。

 

わたしが掃除してる最中、わたしの室内スリッパを履き乱入してくる母。これでキレた。

「やめろ!!!この床汚いんだよ!わたしのスリッパ履いて入るなら!だぁ~かぁ~ら!クソとおしっこ以外をトイレに流すなって言ってんだろうが!これ何度目だよ!!!しかもコレ何日溜めたんだよ!!」

キレつつも「そう言えば昨日?一昨日?母が1階トイレ前で何か言いたげだったかな」と思い出す。

 

もしかしてパッドを詰めてすぐにわたしに言いたかったのかもしれない(最初からパッドを便器に詰めるなって話だけど)。

でも認知症ゆえ上手く説明ができなくて、そのまま用を出し続け、今日ウンコしていよいよヤバそうと理解し、「ウンチの色が濃くなる」と伝えに来た??

 

「よし。考え方を替えるんだ。わたしに報告できて偉かったね。でもパッド詰めちゃダメだよ(母へ優しく)。ってーか!マジこのクソ落ちないし!!ダメだ!無理だ〜!」

わたしの独り言を聴きながらゲラゲラ笑う母。

 

朝は親父が尿の染みたポリマーだらけになってて、膀胱炎だという。夕方は母親がウンコとオムツパッド便器に詰めてる。

わたしの情緒もおかしくなるわな。

 

その間も、妙にぎらついてTVをガン見し続ける父。

夕食後に車椅子からベッドに移乗しようにも、身体が全く動かない。

「立てよ。たーてーよ!全く動けないあんたを、わたしが抱えてベッドに移すなんて出来ねぇんだよ!」

膀胱炎だろうが認知症だろうが、容赦しない。容赦できない。

だってショートスティですら車椅子から移乗機械使ってんだから。

疲れる。本当に疲れる。

 

朝から晩まで、この2人にずっと頭を締め付けられ続けてる感じ。コレ鬱の手前か。

仕事したい。明日、明後日、明々後日の仕事の準備がままならない。

物理的・時間的だけじゃなく、完全にこのキチガイ2人に持ってかれて、頭の切り替えが出来なくなりつつある。

特に遠方から泊まり込みで来るお客さんは、わたしの拘束時間も長いし、万が一仕事を飛ばすことがあれば、旅費宿泊費までパーにしてしまうので、依頼が来てもカレンダー見て途方に暮れ、受諾のアンサーがめちゃくちゃ遅れてしまう。

 

こんなキチガイの妄想・奇行・糞尿の始末に追われて、キャリアもニーズも収入も削り続けてる自分が悔しい。