母の介護ベッド、1階に移動

ショートスティでの母の様子は、

自宅と同じく、朝~昼は立てず・歩けず。夕方にかけ活動的になり、車椅子から立ち上がろうとしてあわや転倒を繰り返してたそうな。

先週、救急搬送の可能性を示唆された時が1番悪くて、週末にかけ回復した感じ?

夕方不穏・徘徊が健在なら、やっぱり脳梗塞じゃなく認知症の歩行困難だろうな。

 

chika05.hatenablog.com

週末、隣県に日帰り出張があり、悩んだ末にお客さんへ「ドタキャン・途中で帰宅の可能性」を告げ出向いた。

これで仕事に穴開けてたら、「ショートスティ(施設)入れても仕事も出来やしないのか」と絶望してたところだったから、出張行ってよかった…。

 

 

ショートから引き取り、車椅子で帰宅し母の歩行を確認。

めちゃすり足になってる。ホントに父とそっくりになってきた。

 

実は先週、介護ベッドを借りてる事業者に電話をし、事情を話した。

「…なので、2階の介護ベッド解体して1階に下ろすか、現状維持か、月曜日午前中の母の帰宅時に決めたいんですけど…業者さん手配って何日かかりますか?」

人手不足な昨今、「母が歩けない。今日、ベッド降ろして」は通用しないだろう。

でも、帰宅して歩けなかったら?1階じゃ母が寝る場所もないよ?

でも、母が歩けてたら?1階にベッドを置くと屋外徘徊・階段昇降の可能性を強めるじゃんね?

 

そしたら担当さんが「月曜日午前中に確定する形で、午後に業者を手配出来ました」と調整してくれてた。神かな???

 

なので、歩けない母を車椅子で階段下に運び、母のケツを押し上げて2階の母の部屋まで行った。

「ね~階段大変だよね?お母さんのベッド、このまま2階の自分の部屋がいい?それとも1階に降ろす?」

ベッドが1階にあろうが2階にあろうが、母自身が自分の状態を自認できない以上、階段落下や屋外徘徊の未来しか見えない。

が、今すぐ忘れるとしても、せめて母の意見が聞きたかった。

母「え~わかんない~」

で、す、よ、ね。

「1階にベッド下ろすと、この部屋にはベッドなくなるから、お母さんがわたしの部屋は2階なの!って危険な階段上がってこの部屋へ来ても、ここはガランとしてるわけよ」

母「うんうん」

「2階のこの部屋で頑張るなら、それもあり。ただ、今わたしがお尻持ち上げながら階段上ってきたように、昼間一人で昼寝しようと思って階段上がると、途中で動けなくなるかもしれないんだよね。ま、降りてみようか」

階段上に母を立たせ、下に続く階段を見せた。

「降りる方が怖いよ。わたしがいればわたしが下で支えるから見えないけど、1人で階段降りるなら、ここを自分1人で降りるんだよ」

1人じゃ座れない母の尻を降ろし、階段を一段ずつ尻からずり下ろす。 

母「これは大変!ベッドは下にある方がいいね」

よし。

母はどうせ忘れる。でもいつかわたしが決断しなきゃならない。ならば今、介護ベッドを1階に移動することに決めた。

結果、別のトラブルが起きても仕方ない。

 

業者に正式依頼し、ケアマネにも「介護ベッド、今から降ろします」と報告。

「お母さん納得してくれたんですね。とはいえ忘れちゃうんだろうけど‥。今できることはしてあげたいですもんね」

それそれ。

正解はわからないけど、現状維持で様子見るより、打てる手があるなら打っておきたい。

 

午後、介護レンタル事業担当さん+業者さん2人の計3名で、母の目の前で介護ベッドをリビングに下ろした。

「いいじゃ~ん。ここにベッドあるといいじゃ~ん!外も見えて、危ない階段も上がらずに済むし、いいじゃ~ん」

帰宅以降、ずっと車椅子から立てない母がにこにこする。

 

その直後、魔の夕方。

母「お母さん、ちょっと買い物行ってくるわ」

いやいやいやいや。早い、早いよ不穏!

「さっき3人がかりでベッドを1階に降ろしたよね?なんでだと思う?お母さんがパキパキ歩いて買い物に行けるようなら、ベッドは2階に置いておくよ」

1週間前は「歩く気力」もなかったから、ある意味回復してる。けど、徘徊危険度が上がった…。

「よし!買い物行く元気があるなら、ここを歩いて。歩く練習は大事だからね」

ダイニングテーブル周りを片付け母を歩かせた。

午前中より格段に歩けてる。この夕方の「波」!ホント厄介。テーブル周りをヨタヨタと3周歩いた母、

母「練習した。じゃあ買い物行ける?」

 

到底、外は歩けない母を乗せて車椅子で買い物に行かざるを得なくなった…疲れる。

夕食を作り食事を終え、普段なら歯磨きして2階に連れて行き、オムツと着替えを済ませ寝かしつける。ここからが勝負。

「歯磨きしようか」母「立てないの~」

またですか?さっきテーブル周りを歩いたよね?夕食も自分で車椅子から立ってダイニングチェアに座ったよね?

 

また脚腰立たない母を車椅子に移乗させ、ベッドに運び移乗。

「ま、今日はもう歯磨きいいや(わたしが疲れた)。しっかり寝てね」

母「はーい」

わたしはリビングと境のドアを開けたまま、仕事場に戻る。

明日は終日仕事で、朝のディサービスの送り出しは出来るが、迎え入れが出来ない。夕方の訪問看護にも申し送り出来ない。

 

ショート中の母の状態、車椅子使用、介護ベッドの1階移動、わたしが迎え入れ出来ない日の帰宅時の介助法、看護グッズの移動などを打ち込み印刷してると、物音がする。

リビングと境のドアを見たら、暗いリビング側で母が立ってた。

 

立てるんかーい!歩けるんかーい!

 

色々飲み下し「お母さん、ここまで歩けたの。なら洗面所行こうか。歯を磨くよ!」

母の腰を支え洗面所まで歩かせる。

母、自立して歯磨きまでこなしやがった。

マジで…マジで…認知症の「波」の激しさよ。

 

ベッドから身体を起こすことも出来ず、わたしの背骨と腰が砕ける勢いでオムツ、清拭、着替え、移乗を全介助させた20分後に、自ら車椅子から立ち上がり全裸になって床に寝てた父で知ってましたけど!!!!

認知症ってみんなこんなに身体状態に「波」があるの???レビー小体型認知症(パーキンソニズム)だから(母は未確定)????