母の担当者会議2023

今日、1年1度行う母の担当者会議だった。

 

昨日は2010年母の脳卒中時から担当のM先生が、独立してからの初往診と契約。

今日の午前中は先生のクリニックと提携してる、診療薬を自宅に届けてくれる調剤薬局と契約を交わした。

 

15時過ぎに母をディサービスから迎え入れ、洗濯物を洗濯機に突っ込み、15時半にケアマネさん、介護用品事業者、ヘルパー、ショートスティ相談員Tさんを迎えての担当者会議。

父母の介護で、一体どれだけの事業所と契約を交わしてきたのか…さすがにもう記憶が危うい。

 

Tさんと、参加できなかったけど報告をくれたディサービス、そしてわたしの見解の一致は、

「母は、そもそも歩く気がなくなりつつある」。

 

自宅も施設も「トイレ行きましょう」「ちょっと歩きましょう」と母に声を掛け、手引きしても、特に朝~夕方は「いいわ」と断られる。

ただでさえ脳から身体に指令が行かないに、歩く気がないと無理に立たせても立位も取れず床に崩れる。

が、本人にスイッチが入ってる時(特に夕方~夜)は、車椅子やベッドから立ち上がりヨタヨタ歩き出す。

 

歩く気がない時も、悲壮なムードはなく、朝「さーてディサービス行くよ。玄関まで行けるかな?」母「連れてって~」。姫モード。

ショートスティのリハビリ時は、二本棒使って20メーター歩けたらしいから、機能の問題じゃないんだよね。

本人のスイッチと脳の指令神経系統が合致しないと歩けないのか。と、昨日先生も同じようなこと言ってたな。

 

ディサービスもショートスティも見解は同じで「状態が安定したら、手引きででも歩いてもらって残存機能を維持」。

 

Tさん「最近、便通がなかなか…。このまま歩く時間が減ると今度は腸が心配なので、容態が安定したらショート中は極力車椅子からは降りて椅子で暮らせたらと」

父もそうだったけど、歩行が出来ないレベルの認知症は腸の問題が色々勃発する。これはまだまだ問題が出てきそう。

 

介護用品は、玄関ポーチの手すりレンタルを解約し、ベッドサイドに1つ手すりを増設することにした。

歩いて玄関ポーチを降りるなら必須の手すり。もちろん屋外徘徊に行く時も必須の手すりだ。

でも車椅子移動の今、玄関の段差をわたしが昇降させる間に据え置きマット部分が引っ掛かり、車椅子がひっくり返りそうになる。

父の時は、重くて段差移動は介護スタッフさんたちに頼んでいた(契約外なのに)。その当時は、手すりをポーチ左右に配置してたので、マットが左右から車輪を捉えてプロでも大変そうだったな~。

 

父より軽い母は、せめてわたしが…とやってるけど、やっぱりマットに引っかかり車椅子ごとひっくり返りそうになる。

(もしまた屋外徘徊に出ようとして、今まであった手すりがなくなってたら…諦めるかな?それでも段差を降りようとして転倒?)

すごく悩んだ。

が、わたしが毎日車椅子の段差昇降をしてる以上、撤去することに。

 

その代わり、こちらからは屋外徘徊&転倒リスクを減らすため、わたし不在時のキーボックスとリビングドアの施錠を紙面にして渡した。

残存機能は期待したい。

が、どんどん寝たきり介護仕様に変わってきたなぁ…。

 

どの事業所も長い付き合いだし、父のことも知ってる人ばかり。

そもそもTさんは父のいる施設から会議に駆けつけてくれている。父の話も含め盛り上がって、皆さんが帰宅した後。

 

わたしは洗濯物を干しに2階に行きたい。が、母はおそらく興奮状態なので「お茶とおやつ」を与え、「ちょっと洗濯もの見てくるね」と2階に干しに行った。

干し終えると不審な物音。

階下を覗くと、階段下まで歩いてきた母が(!)突っ張り棒の階段ガードを破壊してた。

朝からさっきまで「歩けないの」「立てないの」と姫モードだったのに…。

幼児の「後追い」と同じだけど、ヘルパーさんや訪看さんが帰った後も玄関でこれをやるから、訪問サービスは厳しくなりつつある。

でも今月後半のショートスティは抽選落ちしたから、なんとか乗り切るしかない。

 

Tさん「本当にすみません…もしキャンセル出たらすぐ電話しますから」

「いや、いいんですよ。抽選だってわかってますから~!大変なお宅は山ほどあると思いますし!でもキャンセル出たらお願いしますね!!」

そう、今まで希望日程を通してもらえていたのはラッキーなだけで、本来特養のショートは抽選制。Tさんのせいではない。

 

「わたし、毎日ショートスティまでの日数を毎日指折り数えて、2023年が終わります。いやマジで。ホントに。いつもありがとうございます」

ケアマネさん「わ~Tさん、ショートスティ冥利に尽きますね!」

言えば言うほどTさんが申し訳なさそうになってた。

 

しかしながら毎日薄氷の上を歩く思い。

特に自分の仕事のスケジュールと、母の状態と、介護サービス状況と、新規契約と…。スケジュール帳見ても、一体何が書いてあるのか意味不明でまずい。

 

ショートスティ行ってる間は、少なくとも介護の契約はナシ。自分の仕事だけ考えればいいけど、在宅中は毎日がモザイクのよう。

 

懸案だった在宅医療と調剤薬局の新規契約は済み、後は介護用品屋と返却とリースの契約して、ショート利用できない分空いた枠で、母の夕方不穏時間にわたしが仕事で不在の時間を埋められるヘルパーを探して…

でももしショートから声掛けがあったら、ヘルパーさん断ることになるから及び腰。(どこの事業所もヘルパーさんは人手不足)

無事に12月が迎えられるのか。

 

chika05.hatenablog.com

 

でも1年前も頑張ってたな~。

ブログ書いててよかったと思うのは、

「うっわ、1年前にこんな状態を乗り切ってたなら、今も乗り切れるかも」

と思えること。