玄関ポーチで倒れる

明日はデイサービス3回目。

2回目で帰宅時間について文句を言ってた父と母。わたしはそれ以降何もしてないw

(放っておけば諦めるかもと期待)

 

chika05.hatenablog.com

 

で、今日。

 

昼、仕事場から自宅に顔を出したら、父が、

「ケアマネージャーに連絡をして、デイサービスの帰宅時間を…」

と言い出した。

諦めてなかったのか!

自分で連絡した、もしくは連絡する話かと思えば、わたしに電話してほしいらしい。

うーん。

 

  • そもそも契約は16時までなんじゃないのか。帰宅は16時20分。ということは「車が来なくてずーっと待たされてる」のは主観的な体感であり、客観的事実ではないはず。
  • ケアマネではなく、デイサービスに連絡して何時まで滞在すべきなのか確認し、その時間の徒歩帰宅を許可してもらうのが順当。

「ということで。まず15時におやつ食べるでしょ?その後ずっとぼーっとしてるわけじゃないでしょうに。施設はおやつの時間以降も何か用意してるはず。あなたたちが帰りたくてそれを認識できてないだけ」

と突っ込むと、

父:それはたしかにそうなんだけど、なにやってるかよくわからない。

母:なんか変なことさせられるのよ。タオル畳んだり、紙を伸ばしたり。(多分、ディのあれこれのお手伝い)

 

想像通り、デイ的には色々やらせてくれてるけど、午前中ほどのイベント感はなく、父や母の体感が「15時のおやつ」で終了してるだけっぽい。

 

面倒なのでわたしがデイに電話をしたら、「5.5時間」の契約だから15時半には帰ることは可能とのこと。お互い、

「まずは毎週通う習慣をつけることを優先に」

と合致して、明日は徒歩で帰れることに。ただし、職員さんが付き添ってくれるらしい。

…申し訳ないm(_ _)m

 

 

その後、わたしが仕事に戻っていた夕方。

自宅と仕事場の二重ドアがガタガタとなった。

 

ちなみに、わたしは個人事業で塾的なことをやってるので、父と母に言うわたしの「仕事」は=「来客(生徒)中」。

資料・カリキュラム作り、問い合わせ対応、集客などは、来客中ではないから「仕事」とは言わず、

生徒がいる時間のみ「仕事だから(絶対にドアを開けるな!)」

と伝えてる。

…話はズレるけど、自宅開業の接客業で同居家族が認知症の人、みんなどうやってるんだろ。逃げ場がないというか、仕事にならないというか…

 

「なので、この感情の倫理観として~」

ガタガタッガタガタッ

「その対の倫理観として寛容さがあり~」

○×△×■~。母の声。

「…ごめんね、ちょっと待っててね」

最初はスルーして講座を続ければ諦めるかと期待したけど、何か言ってる。生徒さんも当然気づく。

なるべく平静を装い、自宅リビングに行くと、

「×△■大変なの◇◒×〇~」

何言ってるかわからないけど、リビングから開け放たれた玄関のドアの外を見ると、

玄関ポーチに父が倒れてた。

自力では立てないらしく、冬の虫のごとくもがいてる。

 

まさか、郵便受けに新聞取りに行ってこのザマ!?それってもう日常生活送れなくね?

 

暗譚たる気持ちになりつつ、粛々と父を起こし、玄関内の椅子を外に出して父を座らせ、仕事場に。生徒にとりあえず課題を与え、仕事場の玄関からポーチをのぞいたら父と母は玄関内に入ってた。

 

…ま、いいか。深く考えるのはやめよう。

 

そのまま何食わぬ顔で講座を続け、夜。

仕事が終わり自宅側に行くと、母しかいない。

 

 

「お父さんねぇ、ほらあの角のアレ、あそこに行ったのよ。で全然帰ってこないから見に行ったの。そしたら何度も何度も転ぶの。だからお母さん迎えに行ったの。そしたら最後に玄関で寝たの」

 

うん。まったく状況がわからない。

 

玄関に夕刊取りに行ってあんな惨事になったのではなく、どこかに出かけて帰ってきたとこだったの?(それなら、まぁいいか的なw)

で、何度も転んだの?

「そうなの~3回?4回は転んだかな」

その1回目2回目は、自分で起き上がれたの?(無理だろ)

「うん。なんとかね」

 

 

その後、父に聴くと、

  • 1キロほど離れた施設に所用で行き、帰宅途中にポカリを買ったと。
  • 父は杖をつく。しかも注意してもハンドバックを持つ(リュックは背負うのが大変ならしい)。この時点で両手はふさがってるのに、ポカリ。
  • しかし絶妙なバランスで家まで戻ってきたら、父を心配した母が家から出て来た。
  • 母が玄関前でバッグを受け取った。ポカリは残った。
  • 父の絶妙なバランスが崩れた。
  • 惨事。

 

という顛末らしい。母の言う「何回も転んだ」は妄想ね~。もうなにがどこまで真実かわからないけども、まずは明日のデイサービスが問題。

「デイサービスは行けるよね?じゃあ、明日のデイサービスの帰りはやっぱり車で…」

「いや歩いて帰れるから」

・・・・・・・。

 

その顛末ならそう言うよね~。うんわかってた。もういいです歩いて帰ってください。

 

 

わたし自身が感心したのが、1,2か月前は「仕事中の母の乱入」にはマジ切れしてた。また、父の身体の衰えに直面し、わたし自身が身体介助に入るたびに、

「レビー小体認知症じゃないかな。ってか寝たきりコースだよな」

など色々考えてた。(それでブチ切れて、父もデイサービスに行くことになった)

結果、ノルアドレナリン過剰分泌っぽく

「え。1人で2人とか無理なんだけど。しかも2人とも同時期に認知症とか無理ゲー過ぎる」

と不安になってたけど…

 

第一階梯の悟りに入ったかもしれない。第何階梯まであるのかわからないけどw

 

ゆえに母にも、

「そう~じゃあお母さんも大変だったね。おつかれさま」

と言ったら、涙ぐんでた。

 

父は自分のペースでやりたい人。干渉されたくない。というかぺースが遅いから見られたくない。

母はそんな父を心配する気持ちは残ってる。しかし父のスローペースはバカにするw

 

父のトラブルはいつも、

父の意をくんだわたしは父を放置

母は父のペースを案じ動く。風呂から出て来ないとか、帰りが遅いとか。

で、父のトラブル発見。しかし自力でどうにも出来ず、わたしに駆け込む。

という流れ。

 

母が自力でどうにか出来れば、どうにかしてやりたいんだろうな。

でも出来ないから悔しいとか歯がゆいとかもあるんだろうな。

父の帰宅を待つ間も不安で心配で、やっと帰ってきたらポーチに倒れたし、母もホント怖かったんだろうな。

自分が役立ってないのもわかるだろうし、今回は父は「お母さんがバッグを取らなければ転ばなかった」とか言い張ってるし。

今までは、わたし自身の気持ち(や状況)で手一杯で、罵声を飲み下すのが精いっぱいだったけど、この心境まで行きつけたのは今日がはじめて(笑)

 

介護度が上がれば、そんな気持ちもぶっ飛ぶ可能性も多々あるので、一応記しておく。