とりあえず病院へ

未だ介護認定見直しの役所からの連絡はないけど、少し進展が。

 

まずはヘルパー契約を結びました。

通院だったり、ディの送り迎えだったり(通所してるディは「玄関から玄関まで」の規則。わたしが不在時に父をベッドに連れて行くためにはヘルパーが必要)、通院だったり。

 

その時、来週火曜に迫る父のガン通院の送り迎えを頼んだのですが…

なぜかふと気づく。わたし、日程を間違えてた(^^;

 

この時、父が救急車で運ばれるわ、母は下痢とゲロをまき散らすわ、わたしは処理に追われつつ確定申告をこなし、父の入院中の予約を動かし…なんてやってたら、記憶が飛んでましてorz

来週火曜日ではなく土曜日がCT予約日。この日はヘルパーさんに頼むとして…抗がん剤は土曜日までは持たない。

 

ってことで、わたしの仕事の都合がついた昨日、大学病院に処方箋だけもらいにつれて行きました。

 

…父はとにかく大学病院に行きたいし、抗がん剤は欲しい。

だけど、そのための予約のアレコレや車椅子移動などはまったく理解できない。何度もカレンダーを見せ、

「ってことで、明日は処方箋を貰いにわたしと病院ね」

「わかった」

という会話はしてるものの、

「1人でタクシー拾っていくよ」とかいちいち言い出すから面倒くさい。

 

1人で行けるなら行って欲しいのはやまやまですが。

途中で行き倒れて呼ばれるのはわたし。

それが仕事中だとホント人生詰むので、車いすでの外出やヘルパーに慣れて欲しいってか慣れろよ。

 

前日の夜も、

「予約してないけど何時に出る?9時過ぎ?了解」「わたしが車いすで連れてくから。タクシーその辺で拾えばいいから」

と説明してたのに、朝になって、

「やっぱりやだよ!」

とか言い出した。抗がん剤亡くなってもいいなら、わたしは全然いいんですけど?

 

父「タクシーでは行けるのか?」

「むしろタクシー以外の何で行くわけ?」

父「俺は杖をついて歩いていく」

「あほか、車いすに決まってんんだろうが。車いすで家を出てタクシー乗って病院の前で停めてもらって、車いすで院内。終わったら病院の前のタクシー拾って帰ってくる。なんか難しいことある?」

父「車いすはどこに入れるんだ」

「タクシーのトランクだよ(怒)」

父「あっ、トランクか。ならいい」

…????????????

 

理解を務めても無駄なので、さっさと準備をさせる。

しかしながら実はわたくし、玄関の上がり框やポーチの段差を父を載せた車いすで乗り越えたことがないw

(降りるのは出来るだろうと思ってたけど、帰宅時はヘルパーさん呼び出そうかと思ってた~適当~)

そしたら父が、杖と手すりで自分で降りると言い出した。やらせてみたらなんとか降りられる。

 

…ん?これが出来るってことは、ディサービスの送迎もこうすればいいのでは?そしたらディの迎えのヘルパーさんはいらないのか??

 

とりあえず玄関で父を車いすに乗せさっさとタクシーをつかまえ、病院へ。

そこまで体験してようやく、

父「これは楽でいいなぁ」

……。

とにかく口頭の説明が通じない。頭の中で得体のしれない嫌な想像をしてるんだろうけど、ホントイライラする。

 

その間、アルツの母はお留守番。

それはそれで心配ゆえ、さくさく処方箋をもらったらわたしは家に帰りたい。

しかし父は今まで、1人で通院し、病院内のカフェでランチを取り、なぜか気に入ってる自宅から30分ほどのイオンの調剤薬局で薬を処方して、待ち時間の間に好きな食べ物を買い込むのが好き。

(イオン以下の流れは、最近体力がなくやれておらず、帰宅した父から処方箋を受け取ったわたしが、母を連れて薬を取りに行っていた)

 

すっかり車いすが気に入って、

父「よしランチをしなくてはいけないな!」(まだ10時半なんだけど)

「や、お母さんが荒れてるから、テイクアウトして家に帰る」

父「テイクアウトはいいけど、イオンには行かねば」

やはりイオンに行きたいのか。1度帰宅して、わたしが母と出直せばいいだけなんだけどねorz

 

でもまぁ、長いこと店頭で好きなものを選ぶことも出来なかったわけで、父の意をくんでタクシーでイオンへ。その間母へ電話すると、

母「もう誰もいない(怒)!家でしてやる(怒)!」

ですよねぇ…はぁ。

 

イオンの調剤薬局は90分待ち。

父「じゃあここでランチを」

「まだ11時前だから。90分待ってたらお母さんが発狂するし、地下でなんか買って1度帰るよ」

 

車いすでイオン内を爆走するわたし。概ね父が好むものはわかるので、

「はい、ピザね。選んで。あとはスイーツ。え?まるごとイチゴ…?(はじめて見た食べ物)。あとゼリーね。あとは~果物か。は?ビール飲みたい??」

ザクザク進む車いすにご満悦な父は、ごきげんでビールが飲みたくなったらしい。

買い込んでイオンから出ようとするわたしに、

父「あれ?薬は?」

「まだ30分しかたってないから。後でとりにくる」

再びタクシーで帰宅。

 

ポーチ部分は父を歩かせ、「お腹空いた!!」と騒ぐ母をいなし、買い込んだピザで昼食を。はぁ。疲れた…。

「いい?来週の土曜日は今日のわたしの役目をヘルパーさんが!プロがやるからね?契約をもう結んでるから!」

今朝のゴネ方を見るに、ヘルパーさんにもゴネそうでホントいや。

 

更には間の悪いことに、父の3G携帯が3月末で終了。

先日ショップへ行ったら、予約以外受付枠がないので電話でやってくれと追い出されたorz

携帯なんかいらなかろうし、(本人は)スマホがいいと言い張るが、介護ベッドのリモコンすら使えない奴にスマホが使えるわけない。

でも説得する方が面倒で、とりあえず楽々フォン的へ機種変更の手配を頼んでいたら、やっと担当から電話がかかってきた。

 

本人確認、機種の確認、プランの説明…

「て、おまえ寝てんのかぁぁぁぁ」

途中、父に確認がいくつかあるというのに、病院行ってビール飲んでお腹いっぱいな父は爆睡。はぁ。

毎月の引き落としやプランなど、口頭で説明しても父は理解できないので、

・月々○○円

・通話5分無料、5分越えたら○○円

・ようは長電話すんな

と文書にして渡す。

 

その後夕方。

最近、傾眠傾向が強い母を起こす為に、再びイオンへ。爆睡する父に、

「イオンで薬取ってくるから、カード貸して(抗がん剤はかなり高価)」

父「ふぁっ??」

…たぶん、イオン?さっき行ったじゃん?薬局行ったじゃん?とか思ってそう。

薬は受け取らずに帰宅してんだけどね。

 

家族で「長期記憶」を保持してるのがわたししかいないので、マジ疲れる。

 

で、その日(昨日)の夜ですよ。

父「今日はいつだ」

母「今日はいつかしら」

父「明日の我々の予定はなんだ」

母「なにかしら」

父「○○に確認してくれ」

 

父の手にはわたしが作ったスケジュールが握られてる。

3月26日(土)「○○大学病院へ○○と。ザイティの処方」と書いてある。それが「今日」だよ。明日は27日(日)だよ、なんの予定もないでしょ空欄でしょ?

 

ってことを、スケジュールを見つつ説明しないともう理解できないんですよねぇ…。

何もない1日なら混迷するのもわかるけど、今日は車いすで行きたかった病院へ退院後はじめて行き、久々にイオンに行き、ごきげんでビール飲んで…

その行動と、「○○大学病院へ○○と」のスケジュールは繋がらないのね。

 

母の認知症の初期もそんな感じだったなぁ…と遠い目をするしかないのでした。