1番苦労してる介護者ほど関係悪化するよね

さて。骨シンチはとりあえず終えたものの、今度は介護認定見直しが「要支援据え置き」という事態になった4月末。

 

骨シンチで分かるように、父はマジ理解力が皆無。特に自分に都合が悪いことはヤバい。

4月は「要介護になる」前提で、

・抵抗する父を言い含め週3回のディサービス

・抵抗する父を言い含め通院同行ヘルパー

など今後の体制を作りました。「言い含め」の精神疲労は尋常じゃなかったのに…。

 

でも「要支援」の場合、通所してるディは「自費通所」枠を設けておらず、父は週2回しか行けないことに。

通院ヘルパーも、4月利用分は1時間4,000円。…×4時間利用で請求。

 

これを父に説明するのがもう地獄。

元々「要支援」「要介護」も理解してないので、認定調査の度に「紙面」に印刷し、

要支援はサービスが少ない。

要介護はサービスが多い。

わたしたちは「要介護」を目指してる。「出来る出来る」言わないように!

なんて伝え続けて来たけど、全然理解してない。

(そもそもディサービスの立ち位置が分かってない)

 

で、また用紙を取り出してですね、

・「要介護(ディを週3回利用)」

にはなりませんでした。よって、4月は週3回通ったディは、

・「要支援(ディを週2回利用)」

となります。

 

ただ母に関してはもともと要介護で週3回通えます。最近は徘徊が多いので、

父は月(風呂)・木(風呂)の週2

母は月・木(風呂)・土の週3

と編成しました。

 

…これを、ディでも説明し、紙に書いて渡してもらい、自宅でわたしも説明し、スケジュールカレンダーを作って渡し、更には「担当者会議」でも父を前に説明し…

そこで、

父「ディには3回行きたい」

ケアマネ「でも○○(通所施設名)さんは自費設定がないので…。利用者様の声が多ければ今後は枠を作ってくれるかもしれないですが、現状はないんですよ」

わたし「じゃあ、ディ行った時に枠を作って欲しいって自分で言いなよ」

という会話がありました。

 

空けて月曜、ディから帰宅した父は、

父「今日、聴いたんだけど、俺が休んでる間、他の人たちが心配してたらしいんだよ」

わたし「あ、そうなんだ。仲いいんだね」

父「そう。まぁ俺が頼られてるというか、やっぱり俺がいないとまとまらないというか」

わたし「へーすごいじゃん」

(だからディに週3回行く権利があると思ってるんじゃないだろうな。そういう問題じゃないんだけど!?)

という会話があった。

 

その週の土曜。はじめて母だけがディに行く日。

 

父「俺も行く日だよ」

わたし「行きません。品川区の決まりでお父さんは週に2回しか行けないの。ディも誰も悪くないよ?品川区の決まりなの」

父「そんなことない」

わたし「そんなことないとか言う話じゃない。何度も説明してるよね?要支援は週2回。○○は自費では受け入れてないから、先々自費で枠を作ってくれれば週3回行ける日も来るだろうけど」

父「じゃあ○○さん(施設長)に交渉する」

わたし「それはすればいいんじゃない?(すぐには無理だぜ。運営の方針を変えないといけないんだから)」

父「今日ママと一緒に行って交渉する」

マジ、腹立つわ。

 

すでにディの車は「母を」迎えに向かってる。車椅子は載れない車体だろうし、このコロナ禍でおそらく密を避けて送迎を工夫してくれている。

 

父「一緒に行って、様子をうかがって話をもちかける」

わたし「馬鹿か?交渉したいなら電話しろ」

父「電話番号は?」

わたし「知るか!(ホントは電話の前に貼ってある)ディの手帳に書いてあるんじゃないの?」

骨シンチの時も察したけど、多分父はもう「電話が出来ない」。

しばし手帳を睨んでた父、諦めた。

 

最初は嫌がってたけど、今は父にとってディは承認欲求を満たしてくれる「居場所」なんだと思う。だからわたしもそれを奪いたくないし、尊重したい。

わたし自身のためにも、自費で行けるなら行って欲しい。

でも、こうも何度も何度も同じ説明をさせられると、本当に頭がおかしくなりそうだし、父への尊重や優しさも削られていく。

 

で、今朝ですよ。

・ディのスケジュールを一覧にしたカレンダーはリビングのテーブルの上にある。

「月・父母ディサービス・父入浴」「木・父母ディサービス・父母入浴」など変則的なので、口頭でも「明日の風呂はお父さんだけ。見てこのカレンダー」と、何度も説明してる)

・昨夜も「明日はお母さんだけディサービスだよ」と言ってる。

しかし、父がいそいそ着替えだした。

 

わたし「わかってると思うけど、お父さんは今日は休みだよ」

父「いや、俺は行くよ」

わたし「クソでか溜息)だーかーらーもう何度も説明してっけども!」

父「いや、来ていいって言われたんだ!」

わたし「いつ?誰に?」

父「この人(ケアマネの名刺)が、自分の名前を出せば通えるからって言った!」

わたし「はぁぁぁ??これただのケアマネ!要支援は週2回のディって決めてるのは品川区。ただのケアマネにそんな力あるわけねーだろ」

父「とにかくいいって言われたから!」

 

マジでイカレテル。

骨シンチの時もそうだけど、今回も「実際のところ何が原因でゴネてるのか」がまったく分からない。

 

chika05.hatenablog.com

 

今通所してるディ以外で、実費通所OKなディを探してもいい。しかし、

父「いや、○○に行きたいんだ」

…そりゃそうよね。その気持ちはわかる。居場所なんだもんねぇ。

 

しかし「品川区は要支援の通所は週2回」なんだよ。「実費通所」枠がある施設もある。でも○○は枠を作ってないんだよ。これはゴネてもどうしようもない話。

 

母と離れるのが嫌、母に置いていかれるのが(負けたみたいで?)嫌なのか?

それでこんなに惑乱するなら、母の徘徊は怖いけど母も週2回に戻すんだけど。

 

わたし「じゃあ、迎えの電話が来たら訊くわ」

父「いいよ訊いて」

 

で、実際ディの送迎の電話時、スタッフさんゴメンと思いつつ、

わたし「すみません、今日は母だけですよね?父が"今日行っていいって言われた"と騒いでますが」

スタッフ「え~お母さまだけ…ちょっと確認して折り返しますね」

スタッフ「すみません確認しましたが、本日はお母さまだけですね。わたしどももお父様にも来ていただきたいんですけども…」スピーカーフォン

 

わたし「あのさぁぁぁぁ~何度も何度も説明してっと、わたしが意地悪してディ行けなくしてるみたいだけど、分かる???わたしが決めてんじゃないの。品川区の決まりだっつーの!!!あんたが理解しないからわたしが説明しなきゃならないだけ!」

 

そう。骨シンチ、がん治療、介護認定による予定変更、全部父とわたしは同じ場所で聴いてる。しかし父は理解できない。基本「自分に都合がイイ妄想」の中にいる。

よって、同じ話を聴いているわたしが何度も何度も「父の歪みを修正」することになり、繰り返すほどにアレはダメ、コレもダメ、アレはヤレ…「わたしが父をコントロールしてる」みたいになってる。

 

介護者と被介護者の関係が悪化するのってこれねぇ~と最近すごく思う。

 

被介護者の「頭脳が明瞭」なら、この部分は問題にならないんだろうけど。

 

わたし「そこまで理解できないなら、今度ケアマネにももう1度説明してもらうわ」

父「・・・」

 

わたしもこんな説明、出来れば1度だってしたくない。仕事と家事と、介護・通院で「やるべきことをやる」のに手いっぱい。

その上隙間隙間で「説明し続ける」辛さ。そこで辛い思いしても、1日立てば0から始めなきゃならない徒労感。

 

母はアルツが進行してるのもあり、元の性格もあり、

けろっ

と忘れるんだけど(それはそれで腹立つけどw)、父はわたしが切れてることだけはネチネチネチネチ覚えてそう。それもまた腹立たしいこのこの上ない。

 

 

chika05.hatenablog.com

 

 

「要支援」と「要介護」

行政的には適切な認定なのかもしれないけども。もしわたしがブチギレて事件起こしたら大騒ぎしよーっと。