右手骨折したくせに記憶が続かず、4日にしてシーネ(添え木)と腕を連結する包帯を外した母。
翌日駆け込んだ整形外科で、
「じゃあ包帯なしで、添え木の上に腕を載せて吊るだけにしましょう」
との対応をしてもらった。ありがたや…なんだけど!
包帯ぐるぐる巻きでも「骨折」と認知できなかった母(と父)。
包帯なしじゃ益々「骨折の認知」が出来ない。
認知できなくても右ひじの骨は折れてるから、角度によっては痛みがある。
仮に転倒して右腕ついた瞬間、痛くて別の個所に被害が及んだり、右腕がまた折れたり…
予測できる事態はロクなもんじゃない。なんとか最短で右腕を治してほしい。
二次被害を避けるため、右腕が治るまで自宅の浴槽はNG。母の風呂は木曜日のディサービスと、数日に1度わたしが自宅でシャワーを浴びせることに。
父は3月の退院以来、月・木(当初は土曜日も)のディサービスの入浴以外させてない。
なので1日の母の骨折以来、わたしも浴槽に湯は溜めずシャワーのみで過ごしてる。
で、昨日。
わたしは17時から仕事だったので、夕食を作り、先に食べ、
「あとは夕食食べて、歯を磨いて、寝るだけね」
と母に言い(父も聴いてる)仕事へ。
21時頃に仕事を終えリビングに行くと、普段とっくに就寝してる母と父がリビングに揃ってる。
母「お風呂が沸かせないのよ~」
父「俺、何度やっても風呂沸かし方がわからなくなった。○○(わたし)風呂を沸かしてくれないか」
…なぜに、風呂?(すでにプチ切れ)
わたし「なんで風呂沸かすの?お母さん骨折してるって言ってんでしょうが。1日以来風呂は禁止です。だから昨日もわたしがシャワー浴びせてたでしょうに。お父さんも分かんないの?忘れたの?骨折して以来、浴槽になんて危なくて入れられないんですけど?」
父「…」
母「あ~そうだっけ~。お母さん、お風呂に入らなくちゃ寝られないと思ってたわぁ~」
父も相当だな…。
っていうか父、おまえ風呂を沸かすことも出来ないのかorz
(2月~3月の入院までは風呂が大好きで、1日2回沸かすこともあった)
父は自宅1階のみ自力移動。2階は上がれない。外は車椅子の身体介護者。
しかしわたしは、父も認知症だと思ってる。本人が拒否するからまだ検査してないけど。
しかし多少なりとも父の頭が動いていれば、「右手骨折を秒で忘れ徘徊する母」の抑制になる…と思ってたけど、母に引きずられてる。
(多分、母が骨折忘れて「お風呂入らなきゃ~」とか言い出し→父が真に受けて風呂を沸かそうとするけど、数か月風呂を沸かしてないから出来なかったと見てる)
そんな本日は母の認知症外来。
朝からバタバタ準備して、母を連れ帰ったのが11時過ぎ。
ちなみに帰路、近所のスーパーで昼飯のため母と「うどん」を買って帰る。
いわせてもらえば、土砂降りの中母と左手を繋ぎ、傘も差し、びしょびしょになりながら「うどん」を買って2分後の自宅リビングで…
母「ただいまぁ~。お昼ごはんどうしよう~」
父「昼ご飯は我々は○○(ディサービス)で食べるから」
母「あっ、そうなの?じゃあママも一緒にお昼食べればいいのね」
父「そうそう」
いや、たった今「昼ごはんうどんね」って一緒に買ったよね?
つーか父!ディサービスは月曜と木曜日。今日は水曜日だよ。
しかもディの前日は夜の段階で「明日は2人ともディサービス」とわたしが準備し宣言してる。昨日は宣言してないしなんの準備もない。
更に、ディの迎えはいつも9時前後。今はすでに11時過ぎだろうが!
秒で脳内突っ込みが巡ると同時に口から出る。
「あんたたち(主に父)、今日が何月何日何曜日何時かくらい、自分で理解しなさいよ!ほら見ろ!このカレンダーを見ろ!今日はお母さんの認知症外来!明日がディサービス!面倒見切れないよ(怒)!」
高齢夫婦あるある?
夫婦共に脳機能がやばいから、ストッパーも軌道修正係もいない。よって2人で会話させていると、雪崩のようにイカレ具合が加速する。
父にも認知症検査を受けさせたい…けど。。
母が認知症診断を受けた当初は「おら、お父さんも検査行くよ」とイケイケだったわたし。
ただこの半年ほど、母の周辺症状…作話・徘徊・不衛生…が洒落にならない。
認知症をある程度理解したわたしですら、
「わたしもいつかこうなるのかな~怖っ」
と思うのに、母の伴侶・母より年上、そして認知症を理解してない(ガイドや本を押し付けたけど読まない)父は、もっと恐怖だろう。
自分もこんな風になってしまうのか。
という不安や恐れが肥大して、物忘れを指摘されると不安に駆られ、更に認知が悪化して行く。
…父を見てると、そんな感じっぽい。
認知症診断がある方が「要介護認定」も出やすいだろうし、父の愛するディにも週3日通える可能性も上がるけど、絶対「要介護」になるわけじゃないしな~。
病名をつけた方がいいのか、せめて病名がない方がいいのか、悩ましい。
とか言ってたらこの日、午後にエライことやらかしてくれた父orz