昨日、地獄のような1日を過ごした今朝。
当たり前のように父が床にリハパン1枚で寝てた。
「てめぇでベッドに向かって這え」と父へ指示。
朝食を作り母を起こす。案の定ノーパン。
「パンツ履いて」母「パンツくらい履いてるわよ!」
パジャマのズボンとスウェットを重ね履きしてるだけ。脱がしてリハパンを履かす。
「今日は土曜日、ディサービスだからね」「わぁ、お母さんそれ初めて~」
昨夜もこの会話してる。ってかディ通所して早2年経つんだけどね。
階下に降り、父のベッドを見ると濡れたオムツ、リハパン、バッドが脱ぎ捨てられており、シーツもパッドも汚れてる。その父はベッドに向かって這うどころか逆方向…TV前の椅子に向かう。
ぷちっ
「濡れたオムツをシーツの上に放置するとシーツも洗濯しなきゃいけないの!だからベッド横にゴミ袋つけてんでしょうが!毎日毎日シーツ洗う身になれや!」「申し訳ない」
父に「すまない」「申し訳ない」と言われるたびに心が痛んだけど、わたしが言ってる意味なんか理解できず「なんか娘(と認識してるのか?「世話する人」程度かも)がブチ切れてる」から謝ってるんだろう。
しばらく洗濯に勤しみ8時過ぎにリビングへ。
まったくベッドに向かってない父。朝食を食べ終えてる母。
母「歩いて来ればいいのに~。スイカもあるよ。パンもあるよ」
母が父の手を引いたりしてTV前の椅子に載せようとしはじめる。
「いやその椅子から毎日転倒し続けてこの状態なの!ベッドに行けって言ってんの!」
方向転換する父。「撮影するわ」動画を撮り始めるわたし。
救急搬送って大事だよね。通常の認知力なら「大事にしてしまって申し訳ない」と思うはず。わたしも心のどこかで少しマシになってるのでは…と期待してたんだろう。
しかし2人とも救急搬送された記憶もなければ、客観性も皆無だから、反省する余地もないのだ。
あんな大事でも客観性も記憶も持てない。日々わたしの人生を潰してることなんか認識できるはずがない。
改めてぞっとする。
父と母で、なんとかベッド脇に行くも座位にはなれない。撮影してるわたしが良いタイミングで介入。父の背中に膝を入れ座位にする。
「お母さん、このスマホこのまま持ってて!」「ええ~」
もう床に放置するつもりだったけど、ここまで来たらベッドに上げたい。(真面目)
全身の痛みをこらえ「うぉぉぉぉぉぉ~!」父をベッドに上げた。腰と背中が死ぬ。
父の朝食をベッド脇に運び、今日の薬も渡す。渡す…と、
父「食卓に行く」
ぶっちーーーーーーーん!!!!
おまえ今どんだけの時間かけて、どんだけの苦労をしてわたしがベッドに上げたかわかってんのかオイ。ふざけんな!2度とベッドから降りるな!
母「まぁまぁ、○○には○○の思いがあるでしょうけども…」
思い?思いだと…??
そんなもん欠片もないわ!わたしが言ってるのは現実問題!食卓、トイレ、椅子、自分でケツ拭けるならどこでも好きな場所へ行け!せめて夫婦で何とかできるならそれでもいい。わたしが口出すことじゃない。
でも違うだろ?夫婦そろってわたしに全部おぶさって来てるだろ?世話が嫌なわけじゃない。でも昨日ケアマネさんたちが2人がかりでお父さんをベッドまで運んだの覚えてる?ああそう2人も覚えてないわけね。救急車乗ったのは?ああそう覚えてないわけね。
客観的にわたし1人では無理だ、って現実があるんだよ!
しかも、わたしがどれだけの犠牲を払っても、あんたらの記憶には全く残らない。
だからわたしは全部データを残してる。昨日お父さんがフルチン全裸でそのソファに転がってたのも残してる。
なぜなら親戚や兄弟にわたしが状況を伝えても、あんたらの記憶には残ってない以上「そんなことしないわよ~」で終わる可能性すらあるから!この犠牲が無になるのは許さない。
お父さんはメンツを気にするのは知ってる。だから介護サービスから兄弟まで、多くは言わずに家の中でまとめようと長年頑張って来た。でももう全部広めるから。写真も動画もバンバン撮るから。客観的に判断してもらえ。
こんな朝っぱらから、大演説だよ…
で?と父にスマホを向け、
「あんた、今なんだって?どこで朝食食べるって?」
「…」
「言えよ。証拠残すから言えよ」
「いや、いい」
認知症にはホントにまずいアクションなんだろうけども。父の脳の萎縮は年相応!!!!!
その後、母に準備をさせ、ディのお迎えの電話が来た。母がいない。やばいまた徘徊かと探したら、2階のトイレにいる。
「お母さん、あと10分で迎えが来るよ」
「はーい」
しばし待つも全然トイレから出てこない母。嫌な予感。
もう1度呼びに行くと、丸めたリハパンを持って出てきた。粗相だ。
「それ、汚れたでしょ。貸して。捨てるから。で、新しいパンツ履いて」
「ええ~お母さん、パンツ持ってないのよねぇ」
1時半前、朝の着替え時にした会話をリフレイン。「あのねお母さん、もう1年毎日毎日説明してるけど、部屋の中のコレが全部パンツでね…」
気が狂う。やった方が早い。
母を座らせズボンを抜いたら、汚物で汚れたティッシュが1枚出て来た。
黙々と母に新しいリハパンとズボンを履かせる。腰が痛い。
母「どこか行くの?」「ディサービスだよ」「ええ~そんなのお母さん聴いてないわ!」
はぁぁぁぁぁぁ~
母を無事に送り出すと、父は高いびきで寝てる。
そら、ベッドから落ちる体力もあるよな。父も母も昼日中に寝てるんだから。
老健…は自宅から入所できるのだろうか。父を老健に1度突っ込めないだろうか…
今までは「最先端医療(ザイディガやイクスタンジ)を処方されてるだけで、大抵の施設は打診段階で断られてた。
しかし今なら選択肢は広がったはず…でも正式な介護認定を待たねば動けないなぁ。
もう今日1日、明日1日が辛い。
仕事を整理して11時頃、ベッドでまた下半身むき出しの父を発見。ベッド脇の朝食は手付かず。
オムツをつけ、ベッドに座位にし食事させるが「痛い痛い」。
「メロンがある、メロンがある」
「あ?あれワッフル」
ワッフルのビニールがメロンに見えるとはね。
食後、昨日処方されたロキソニンを飲ませる。強い薬はあまり飲ませたくないんだけども。