また薬を貪る。また点滴を打つ

今日また父が点滴中。くっそ腹立つ。

 

ドネペジル中止後の父は、

夜間車椅子を運び込む。→相変わらず。

ベッドで排尿。→相変わらず。

中止後はなぜか「ベッドシーツ(使い捨てシート、防水シーツ、普通の布シーツ)」全てを剥がしてマットレスに寝てることが増えた。

多動マシマシ。手間暇もマシマシ。

が、不気味なギラギラ感が多少治まった。ベッドにいる時間も多少は増えた。

 

と思ってた本日、コレをまたやりやがった。

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本日、過剰に飲んだのは、

 

  • クエチアピン13錠(!!!!!)
  • メリマー4錠
  • エンメプラゾール2錠
  • プレドニン2錠
  • ベニタス2錠

 

毎朝、錠剤ではクエチアピン1錠・メリマー2錠・エンメプラゾール1錠・プレドニン1錠・ベニタス1錠を飲ませる。

すべての薬を小袋に分封し、日付を書いて投薬管理してるのはわたし。

日付入りの小袋をダイニングテーブルの上のカゴに入れて、朝昼晩適時投薬。もちろん今朝も飲ませた。

 

午前中、わたしが通院の為に外出し13時頃帰宅。

帰宅時に、ケーキを買って帰った。

昨日はバレンタイン。ケーキがあれば父も母も喜ぶだろう。

…なんて思いやりを発揮するほど、後で腹立つことが起きるんだよな…と予感はしてたけど案の定だぜ。

 

帰宅するとTVも消してるリビングでボ――――っとしてる父と母。

母は外出用コートを着てる。徘徊危機だったか?

「なんでコート着てるの?」

母「寒いから」

 

チャーハンとスープを作り、ケーキを出す。

無言で貪る父。わたしのイチゴもくれてやった。

母「わぁ!こんなすごいもの食べるのはじめて!」

…説明しても理解できないからまぁいいか。

 

その後、母は2階に寝に行き、父はTV前(電話の横)を車椅子で陣取ってた。

家電が鳴る。

走ってリビングへ行き、父を跨いで電話に出ると訪問看護師さん。

看護師「11時頃、前を通ったらお母さまが外に出てましたが、今お宅にいますか?」

「えっ…?あ、いますいます。ありがとうございます」

やはり午前中、母は徘徊に出ようとしたっぽい。

そのまま諦めてソファに座り、わたしが帰宅した13時までぼーっとしていたのか…。

お礼を言い、電話を切るために下を向く。

電話の前、TV横には父が専用で使ってるゴミ箱がある。が、なぜか薬のシートが大量に捨ててある…

 

わたしは1日3回、シートから出した薬を更に載せて父に飲ませてる。シートが父のゴミ箱に捨ててあるのはおかしい。

テーブルの上を見ると、薬を入れたカゴが父の傍に寄せられている。

「はぁぁぁぁ??」

車椅子の父を押しやり、ゴミ箱を漁ると薬のシートが出るわ出るわ…

しかもダイニングテーブル横のゴミ箱なのに、使用済みのオムツも数枚突っ込んである。

(ベッド横のビニールだと、無駄遣いをわたしに怒られるからか)

 

 

「なんで薬飲んだ???コレ見て。全部日付が入ってるでしょ?今日の分はもう朝も昼も飲んでんだけど?」

父「…」

ケーキ食べて美味しくて、まだ何か食べたくて薬を??

または、どこかの不調があって薬を??

いずれにしても、統合失調症薬のクエチアピン25m、朝昼2錠+13錠…計15錠って、普通の人なら昏倒する量なんだけど??

 

こちらからまた訪看と、在宅医に電話し状況を伝える。

元々16時半に浣腸予定だった看護師と、在宅医(担当医はお休み)が駆けつけることになった。

 

が、父。

ベッドに投げ込んでも手足を蠢かせ降りようとする。

「おまえ鎮静剤馬鹿みたいに飲んでんだよ!動くな!降りるな!」

今度はベッド上でリハパンを降ろそうとする。

「脱ぐな!おしっこするならパンツの中にしろ!」

もぞもぞもぞもぞ…リハパンを脱ぐ父。履かせるわたし。

父「俺は、おしっこしたいんだ!」

「だからしろよ!そのパンツの中にしろ!!ベッドの上でパンツ脱いでオシッコするな!」

父「うるさい!そんなにガミガミ言うな!」

「言うわ!!てめぇの糞尿も始末に朝から晩まで追われて、挙句、薬の飲みすぎの不始末まで回収してんのはわたしなんだよ!!!」

この攻防を延々と繰り返す。

 

クエチアピン15錠飲んで、こんなアクティブな奴いねーわ。マジキチ。

ドネペジルは辞めて(分包しないで)よかった…ドネペジルも過分に飲んでたら…ヤバ、想像もしたくない…。

 

その後、医師が来て点滴を打ち、訪看さんには予定通り浣腸してもらった。

当初は、

「え~どのくらい鎮静?2日間くらい寝た切り?3日くらい?」

半ば期待して聴いてたわたしだけど、一向に鎮静しない父。

点滴ということは、管がついている。

医師「今日はベッドから降りちゃだめですよ。安静にしてください」

言う端から蠢いて、足をベッドから降ろす父。

看護師さん&医師「動いちゃだめですよ。点滴繋がってますよ!」

父の足を戻す医療従事者。

また降りようとする父。また足を戻す…延々繰り返しエンドレス~。

 

普通は昏倒しますよね????爆睡ですよね????

むしろ覚醒してますよ???

医師&看護師「…」

「…これ、いつまで続くんです?」

看護師さん「キッツいですよね…。うーん。薬が抜けるまでかなぁ…」

 

無理すぎる。

 

医師と看護師が帰宅したら夕食時だった。

「お母さん、もしかしてお腹空いた?」

母「うん」

餓鬼と化し、オーバードーズの自覚なし・鎮静剤飲んでも鎮静せず・点滴繋がっててもベッドから降りようとする父。

母とわたしが夕食を食うなんて、間違いなくベッドから降りようとするに決まってる。

しかし母にはその状況がわからない。

 

仕方なく夕食を作り母と食べる。起き上がりベッドから降りようとする父。引っ張られる点滴の管…

「おら!ベッドから降りるな!今日は絶対安静!」

10秒ごとに父に激を飛ばす。無理すぎる。無理無理。

 

クエチアピンの副作用を改めて見ると、

「不眠」「刺激への過反応」「じっとしてられない」

ってのもあった。こっちに副作用が出ているのか?????

 

最悪だ―――――!!!!コイツ、何をどう転んでも最悪なルートに行きやがる!

 

「点滴繋がってんだよ!ベッドから降りるな!」

父「うるさい!子供じゃないんだ!」

「じゃ足を降ろすな!その点滴の管が見えねぇのか!」

父「いや違う、ちょっと立ちたいんだ!」

これをキメキメの目つきで言われるわけで、心が折れる

 

「ざぁけんな!その立つのがダメだって言ってんだよ!!!」

母のオムツを替えに2階に行って降りてきたら、もうベッドに座り降りようとしてる父。

どのみちこの顛末だって父の記憶には残らない。

わたしに怒鳴り散らされた不快感だけ残るんだろうな。

 

でもわたしは健常者なんだよ。全部記憶してんだよ。気が狂う。

 

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とりあえず点滴外すまでは責任を負うけど、その後はもう、

明日の朝、リビングが血まみれだろうが、父の首の骨が折れてようが、まぁいいか。