ショートスティ先に相談

今朝、玄関から車椅子がなくなってた。

ドアは施錠されてるので母の夜間徘徊ではない。じゃあ久々に父か。

リビングのドア開けたら、入り口に全裸で車椅子に座った父がこっち向いて座ってた。

朝っぱらからガックリ来る。

中にはすでに母が起きていてゲラゲラ笑ってる。

キチガイの館。

 

「何やってんの」

父「いやな、なんでもないんだがな」

「何でもなくねぇよ。お母さんの徘徊防ぐためにドアにピッタリつけた車椅子動かしやがって!しかもまた裸!てめぇのかぶれたケツ座布団につけて、その汚ねぇ座布団洗うの誰だと思ってんだ。つか邪魔なんだよ!」

2階に戻ってスマホを持ち撮影。

わたし1人がこんな汚いもの見続け、処理と対処し続ける必要ある?

共有フォルダ作って兄弟にシェアしよ。

 

もちろんベッドの上は相変わらず尿まみれ。

わたしが用意したリハビパンツは放置。在庫のパッドが散乱してる。

「あんた、てめぇの親父が毎朝ベッドをオシッコまみれにしてたらどう思う?キチガイだと思うよな?」

父「思う」

「しかも全裸。朝起きたらてめぇの父親が全裸で徘徊してたらどうよ?情けなくてしょーもないわ」

父「そうだな」

「それを1年近く続けてんだよ。てめぇは」

 

通りすぎ、朝食を準備。

誰も読まない新聞、父が凄まじい量2階に溜め込んだ会社員時代の資料などを家から運び、資源ゴミにだす。

このクソ重い資料、毎週毎週運んでるのに一向に減らないほどある。

執着が強く、手当たり次第溜め込む。

手放す勇気や自信がないけど、溜め込んだものを活用整理する能力もなく、自分でなんの始末も付けられず投げっぱなし。

そのケツを全部拭いてるのはわたし。本当に腹が立つ。

 

戻ると、母に命じ車椅子を移動させた父が全裸でヨチヨチ歩いてる。

最近、車椅子操作も出来ないことが増えた。

いやだから、何で夜中にわざわざ車椅子取りに行くんだって話だよ。

 

しかも2人を着替えさせ、ディの迎え前に玄関に連れて行き靴を履かせようとしたら‥

父の靴がない。父を再びリビングに入れる。

父「いや、俺は足元を意識してだな。それは俺の足元に‥」

父の指示のもと、ベッドの足元、ベッドの下を探すも見当たらない。

結果、リビングドア横の掃除機の下から発見。

リスパダール、効かないにもほどがあるな…。

 

最近収まってた車椅子&初めての靴持ち込みは、少なからず昨日の母の徘徊と連動してる…かもしれない。

chika05.hatenablog.com

 

早朝、母が起きてきて、なにかあった時のために車椅子を取りに行ったか?靴を持ち込んだか?

 

もうダブル徘徊の予感しかしない。

しかもこの頃は父はまだ認知症診断すら受けてない。母はまだまだ足腰達者だったし。

今ダブル徘徊されたら無傷じゃいられないだろうし、わたし1人じゃ確実に詰む。

が、いつ起きるかわからないソレに備え24時間見張り続けるのも無理。

 

これを説明し、父には、

面倒増やすな!動くな!

て言い続けてるんだけど、不穏時は特に脳内年齢が変動するので、「車椅子を押してもらわねば動けない自分」も認知できないし、「その自分が母を追うことで、母が余計危険にさらされる」ことも理解できないんだよね~。

 

 

で、明日からのディの相談員に電話した。

ディの持ち込み衣服、ある程度限られた枚数で洗濯しつつ過ごす。

我が家は2人分の衣服・洗面・小分けした薬など準備も大変。母の手も繋がねばならないから、余計な衣服は持たせず、1つのバッグに詰め込む。

「ってことがありまして、母には家にいるようなある程度の衣服を持たせた方がいいのか、でもそれも、両手に服もって施設内徘徊したらご迷惑ですし…」

相談員「そうだったんですね。ある程度自分のものに囲まれている方が…巣作りというとあれですが、安心する方もおいでですから、多めに持ってきてもいいですよ」

 

でも、母の衣類ってディでは禁忌のアンゴラ、カシミヤばかりなんですよ…。もちろん洗わないでいいんですけど!

 

ディは大量の洗濯モノを乾燥機で処理するので、乾燥機NGの服は持ち込めない。

しかし母は服の素材にこだわる女。

わたしが極力、ラフな素材の服を買い与えてるが、好みもうるさいので上手く切り替えられない。(父は今や全身ユニクロ

 

相談員「そういうお話でしたら、持ち込んでだいじょうぶですw」

相談員さん曰く、春先はやはり不穏が激しくなる利用者さんも多いらしい。

 

ということは…

バッグを2つに分け、明日の出発直前までは母に言わず(2人とも3日からディであることは失念してる)、直前に母に服を選ばさせるか…。

 

帰宅後の夕方不穏は、

「今日は17時からマックに買い物に行くよ!」

と連れ出し乗り切った。

 

しかし今度は父が食事中に寝落ち。

寝落ち前にクエチアピンとリスパダールを飲ませてるが、ずっと鎮静できずギラギラしてたのに、今日は食事中に寝落ちとな。

 

叱咤してベッドに連れていくも、まったく力が入らない。

母にも手を借り、父を担ぐようにベッドに入れる。

認知症の波、鎮静剤の波…こういうのが読めなくてホント大変なんだよ(怒)!

 

で、母のオムツを替え寝かした30分後、音がする。

母が手にしてるのは、年末送られてきた永平寺(檀家)のカレンダー。

母「ここに○○(母の名)が寝ていますって書きたいの」

部屋の札…???

「いや、この家はさっきベッドに担いだ2階に上れないじーさんと、わたしとお母さんしかいないから、分かってるよ?」

母「でも、帰ってきた人がわからないじゃない」

誰も帰ってこねーよ。

 

でもその程度ならつきあえる。

仕事場からペンを持ってきて母に渡す…が、「この部屋に○○が寝ています」が書けない。自分の名前も書けない。

「あ、これ見て書きな?」

モノのあふれる母の部屋、昔わたしが母の名刺(当時、携帯を持ってたので友達に教えるため)代わりに作った紙がある。

母「あ、これを、ここに貼るの。それいいの」

 

永平寺と書いてあるカレンダーに、母の名刺が貼られたものをドアに貼る。

これで安心するなら、それもよし。

 

明日はどのように連れ出すか。悩ましい…。