特養B判定

昨日、待ちに待った特養審査結果が来た。

結果はB判定。

A判定は「今年9月末までに入所できる可能性が高い」

B判定は「A判定の人たちが施設の声掛けを断ったり、見送った場合に繰り上がる」

C判定は、待機列にも入れない人たち。

 

この判定はシンプルな点数制。

要介護4なら〇点、86歳は〇点、介護認定を受けて1年未満〇点、介護者が複数介護してる〇点、介護者が就労してる〇点…結果、父はB判定。

施設の声掛けがB判定に達した時は、スタッフに売り込んでたりショート利用して馴染みだったりすれば、有利に働く。

 

問題は、いつ時期にB判定に声掛けタイミングが来るのか。

申し込んだA施設・B施設は、昨日の結果を受けてA判定の人たちに声掛けをはじめてるはず。

各施設に申し込んだ人の中にA判定者がどのくらいいるのか、各施設に空きベッドがどの程度あるのかは分からない。

施設側も、声掛けを受けたA判定者が受けるか・断るかはわからない。

「うち、B判定なんですけどどのくらいの時期になりそうですか?」

と訊きたいけど、判定が出たばかりの今訊かれても施設も返答できないだろう。

来月位になれば、概ねの動きは見えるのかなぁ。

 

入所は9月末までだけど、施設からの「声掛け」は7月末までらしい。

よって7月末までに声掛けがなければ、また8月中に特養申し込みをする。

父は確か、昨年9月にやっと介護4が取れてるので、8月の申し込みだと「要介護1年以上」になり「A判定」になる。

 

7月とか9月とか…全然待てないなぁ。

ただでさえ夏は体調が悪いのに(わたしが)、昨年の夏をまた越えられるとは思えないし、現状父の介護は1週間~10日が限界。越えると、

「おめ、マジ殺す」

死刑宣告だわ。もういつ実行するかって話。

 

ちなみに、今の1人で2人を在宅介護中で計算すると、要介護4の父よりも要介護3の母の方が「A判定」だった。

介護度が高ければ優先順位が高いわけじゃなく、介護認定歴の長さ・「介護度2,3で自立度が低い」方が点数がつく(徘徊や家事の可能性があるから?)。

で、特養待ちの間に父を有料施設に入所させると、一気にC判定に下がるんだな。

 

父、そして追って母も入所を考えると、父はとりあえず特養に入れたい。が、殺すくらいなら有料ホームを探すか。

しかし、予算出して有料ピックアップして、介護して仕事して家事して見学行って…眩暈がする。

こうやって介護者は追い詰められていくわけね。

 

 

ところで月曜日、父母をショートに送り込み、父のベッド周りを全部洗濯機に突っ込んだ。

その時のベッドはシーツ・防水シーツ、枕、小さめの毛布。

シーツごと全部抱えて、父に脱がせた服もまとめて洗濯機に。

洗濯機が止まり「なんか重くね?」と思いつつ、夕方薄暗い廊下・階段を持ち運びベランダに…

 

えっ、なにこれポリマー!?

 

洗濯モノすべてにこびりついたポリマー(オムツの中身)。

恐る恐るシーツや毛布を広げると…なぜかオムツが2枚~!!!!!

 

父が毛布の中に使用済みオムツを隠してたのか?

母が父のオムツを洗濯機に突っ込んでたのか??

なににせよ、大惨事。

 

「えっ、なにこれ。こんなことある?頭おかしい。こんなことある?こんなことある?頭おかしい」

 

最近、独り言でこれを繰り返すことが増えた。

 

毛布にシーツ…狭い洗面台でポリマーをこそげ落とすにも、あまりに広範囲…

しかもこの量は、下水が詰まるのではないか…

手洗いで極力ポリマーを取ったところでたかが知れてる。洗濯機だって掃除せねば…

 

全部捨てた。

 

本当に予期せぬことが起きるんだよ認知症!!!!

 

 

先ほどは、明日の不燃ごみを回収してた。

父の財産(紙ゴミ)をまとめて、明日もまた4往復して捨てに行く。

捨てても捨てても終わらない戦い。

 

ゴミを捨て手が届いた奥まった場所に、なぜかミネラルウォーターの2リットルボトルの箱。

箱を開けてみると、賞味期限2012年!!!!!

「なんなのこれ。バカなのコレ。マジなんなのコレ」

全部の水を捨て、ゴミ袋に詰め込みながらまた独り言。

 

2012年賞味期限ってことは2011年頃に買ってるわけで。

東日本大震災の影響か???で、水があるはずもなかろう場所にしまい込んで、そのまま放置か。

まぁ水だけなら「あるある~」までは言わなくても、許容範囲なんだけども。

なんでもかんでもケツが緩いんだよ。

ゴミも溜めっぱなし、買ったら買いっぱなし、ボケたらボケっぱなし、シモも垂れ流し。

本当に腹が立つ。

 

明後日は父のゴルフバックを粗大ごみに出す。

配達されても誰も読まない・読めない新聞2紙、わたしが週1運んで捨てる手間だけがかかる代物ゆえ、1紙は今日解約手続きした。

 

自分ではホントに何1つ身じまいせず、身辺整理もせず、先にボケた女房(母)のその後も考えず、父は死んでいくのかなぁ。

人間、どれほど一生懸命生きても、人生の最期がこれじゃ本人も報われないだろうに。

 

それでも父に同情的になれないのは、

認知症にさえならなければ…」

とは思えないから。認知症にならなくなって加齢による前頭葉萎縮は誰だって起きるわけで、父の性格上身辺整理が出来てたとは全く思えない。

 

だから、自業自得としか思えないんだよな。