2日以来、わたしが体調不良。
嘔吐、下痢などの症状から考えると過敏性腸症候群ぽいけど、夏バテ(またはストレス)から来る胃腸炎か。
ウィルス性だと非常にマズいので、今日まで珍しく仕事を調整した。
ようは、それだけ調子が悪い。
そんな今朝。昨夜も朝も、
「今日は日曜日。予定はありません」
と伝えるも、朝食後に「出かける。予定がある」と言う母。これを放置すると徘徊になるので、常ならわたしが全否定する。
でも調子も悪いし、放置することに。…が、放置できないのがこの酷暑。
母「2階で着替える」
と2階に上がるも、着替えなんか自分で出来ない母。階下に戻ってこないので見に行くと寝てたので、1階のエアコンを切り、母の部屋のエアコンを入れる。
暑さを感じにくい認知症高齢者。
室内徘徊を追いかけてエアコンを入れるのに限界を感じてる。
昼前、階下に降りてきてエアコンも電気もつけずぼーっと座ってる母。
仕事場の床に倒れてたわたしが身を起こし、2階のエアコンを切り、リビングのエアコンと電気、TVをつける。
昨年は父がリモコンを使えた。が、父は父で猛暑日に「暖房」でエアコンをつけるので、あれはあれで地獄だったなぁ。
昼食を作り、今の時間(13時)と「昼食である」旨を刷り込みつつ食べさせる。と、また「もうわたし出かけなくちゃ」と言い出す母。
「あぁ?あんた朝も出かけるって言って、2階で寝てたわけ。今日は日曜日。予定はありませんから」
母「違うの違うの、予定はあるの。13時に行くの」
「もう13時半だよ!」
もうホント、会話にならない。母に付き合い一緒にリビングでTVを観ていると、
母「じゃあ、出かけるね」
…出かけるってパジャマのTシャツとハーフパンツなんだけどね?
自分で着替えられないでしょうよ。という気力もなく放置してると2階に上がって行く母。2階をのぞくとハーフパンツを脱いだ、Tシャツ&オムツ状態でうろいてる。
「出かけるから着替えなきゃ」と考えてるのかもしれない。
普段ならそこでわたしが手を出すけど、それも放置。
トラブルの事前回収をするために世話を焼いていると、自ずとわたしが口うるさくなってしまう。
それも良いことではないよね、でも放置した結果がいつも最悪で、最悪な結果を回収するのもやっぱりわたし自身なんだよね…と思うと、どうしても口と手を出してしまう。
しかし今、わたしも充分調子が悪い。
母の不穏を防ぐためにリビングで一緒にTVを観たけど、母がいないなら意味がない。
問題起こすなよ…
祈る気持ちで仕事場の床に倒れてると、また母がリビングに戻って来た。
嘔吐を堪えて様子を見に行くとTシャツのみ身に着けて、下半身むき出しの母がリビングに立ってる。声をかけた瞬間、
ジャー(放尿)
リビングの!!!!カーペットに!!!!!立ちションしやがった!!!!!!!
ああ、こういう時介護者は被介護者を殴り飛ばすんだよね…。殴るよね…。殴る以外にどうせいと??
慌てて使い捨ての防水シーツを母の足元に敷く。
ものすごい大量な尿をダラダラ垂れ流す母。
「おまえ動くなよ。絶対に動くなよ」
移動しながら放尿…先日は玄関でやらかした。
玄関はまだフローリングだが、ここは作り付けのカーペットのリビング。
スマホ持ってきて撮影した。
このスマホ撮影、友人たちには、
「え、そんな写真残したくないし止めなよ!」
と言われるんだけど、わたしの心の許容範囲を越えると撮りたくなるw
多分、他に介護者がいれば撮らない。「うわ…末期だわ」「キチガイだわ…」って言い合える相手がいるから。
でもシングル介護をしていると、認知症の異常行動を目の当たりにした時に逃げ場がない。独り抱えて消化しきれない上に、やった当事者は秒で忘れる。
だから記録に残して、兄弟に見せようと思ってる。
介護をしないだけじゃなく、親がぶっ壊れた状態を全く知らない(=わたし1人がしまい込み「良い記憶だけ」で終わらす)よりは、知っておくべきだと思ってるので。
母の動機としてはおそらく、
出かけるから着替えるつもりでハーフパンツを脱いだ。本来ズボンを履くべきところ、ズボンも認知できないし履くことも出来ない。
「これは脱げるな?」とオムツを脱ぐ
そのまま階下に降りる。もしかして階段とリビングの間にあるトイレに寄ろうと思ったかもしれないけど、尿意も忘れてそのままリビングへ。
垂れ流す。
って流れだな。
回避する方法はわかってる。
介護離職して四六時中わたしがくっついて歩いて、母に徘徊の予兆が出れば着替えさせ「じゃあ買い物でも行こうか」と「徘徊に寄り添う」。
いや、やらんわ。
この猛暑のクソ暑い時間帯、わざわざ熱中症になりに行くわけないし、わたし自身も体調崩してんのにやらんしw
しかし母は「猛暑」も「熱中症」も「娘が体調不良」であることも、すべて理解できない。一瞬理解できても記憶できない。
よって夏はもう無理。わたしの体力が無理。来年の夏はもう自宅では看ない。
「いい?この新聞紙はアンタのおしっこ吸収してるから、絶対に拾わないでよ」
カーペットを除菌し、尿を吸収させるために除菌シートと新聞紙を置く。
父はいくら説明しても、その新聞紙(古新聞)を拾い上げ読んでたりした。「わかった」と言いつつ、また1階2階を激しく徘徊してた母。
リビングをのぞくと、やはり新聞紙はテーブルの上、除菌シートはカップボードの上に回収されていた。
結局、カーペットだけじゃなくテーブルの上、カップボードの上も除菌する羽目になるんだよ。マジで寝たきりの方がどれほど楽か…。
肝心の母は、Tシャツ&オムツ+普段使ったことのない巨大なトートバッグを持ち玄関で靴を履いていた。
あ、また吐き気が…。
母は、お茶の水大学を出て、近所付き合いも良く「頭の良いしっかり者の」で通って来た。その母の晩節を汚すのも…と思って止めて来たけど、
なんかもうどうでもよくなってきた。
しかし、わたしが自宅横で来客仕事してる以上、オムツまたは下半身むき出しで外に出て行くのは断固阻止せねばならない。
わたし、昨年はオムツ1枚で夕刊取りに出ようとする父にも同じこと言ってたなぁ…
2019年に母が認知症診断、22年は父が母を追い抜く勢いで悪化。
23年は、昨年の父の後を追うように母が悪化中。
認知症の周辺症状は多々あるけど、なぜか夫婦そっくりのことをする謎。
わたし的にはデジャブ?と思うことが多々ある。腹いっぱいだわもう。
とりあえず、父が常時糞尿まき散らし続け、母が時々まき散らすリビングの床をせめてカーペットからフローリングにリフォームしよう。
手付金はすでに振り込んでいる。
が、認知症は環境変化に弱いので、母の不穏が加速するかな…と工事を待ってもらってたんだけど…。
今日の、立ったままリビングのカーペットの上で放尿する母は、歴戦のわたしにとっても衝撃的だった。
とりあえず特養への根回しははじめてるけど、有料ホーム…この猛暑が終わったら見学行くかなぁ…。