父のリンパ節転移と母の便

先ほど、母の訪問看護師さんと打ち合わせ中に、父の特養医務室から電話。

母を訪看さんに任せ、電話に出る。

 

また脱いだか?それとも誤嚥か?ドキドキだったけど、「父、みぞおち辺りの腫れが引かない」とのこと。

看護師「リンパ節転移の腫れだと思います。なので一度診断を‥いや、リンパ節転移とは断言できませんが、リンパ転移の可能性が高いかと」

 

父が昨年8月まで通ってたのは医大泌尿器科前立腺がん)。

認知症大ブレイクで床に転倒、排泄撒き散らし続け、本人も車椅子で座位を保持できず通院も出来ない。

その時は「認知症>>前立腺ガン」その後、在宅医療に切り替えた。

 

今年5月に特養から誤嚥性肺炎で近所の救急病院へ入院。

その救急病院で「腎臓ガン」「リンパ節転移」の診断。でも、なにせ肺炎で危篤状態だったから「誤嚥性肺炎>>ガン」。

「詳細な検査や、抗がん剤治療に耐える体力はなし」として、それ以上はしなかった。

 

看護師「娘さんお1人で、お母さんの介護も大変ですし、急がないですけどね!よかったら一度検査されてもいいのかなと‥」

間断ない両親の介護状況の変化に追われ、わたしが1人で追い立てられてることもよーく知ってる施設。

だから、言い回しが婉曲。

「というか、施設的にどうなんですか?検査した方がいいですか?単に腫瘍が出来たというお知らせなのか、どっちです?」

看護師「それはもう、リンパ節転移とわかった上で、経過観察できた方が安心ですよ~」

で~す~よ~ね~。

多分、わたしに告げず、腫瘍の様子を大分見てくれたんだろうな。

 

「じゃ、診断に連れて行きます。家族が病院予約して、介護タクシー手配して連れて行くってことですよね」

看護師「そうです〜本当に娘さんのご無理がない時で大丈夫ですから」

今月、母の方のショートスティ抽選落ちしてる。

だから「ご無理しかない」のは分かった上での連絡かなぁ。

どんな腫瘍なんだろう。ロビーでしか面会出来ないから、服の下は見てなかった。

 

いつまで特養で暮らせるか分からないけど、少しでも長く今の生活‥父がご機嫌で、母とも頻繁に会える‥を続けるには、施設がやりやすいよう協力するしかない。

 

だがしかし。どの病院に行けばいいの?

 

看護師「前立腺がんの大学病院では?」

医大前立腺がんの治療で泌尿器科で、リンパ節転移は今年施設から入院した救急病院で診断されたんですよね。今回はリンパ転移を調べるわけで、1年以上行ってない医大泌尿器科行っても‥」

 

元をただせば2018年の前立腺がんの宣告時から「タチが悪い。腎臓・膀胱・骨・リンパへの転移の恐れ」と言われ続けて来た。

昨年5月は骨転移を疑い2度目の「骨シンチ」を撮影してるが、「転移」の明言はなかった。

「でも抗がん剤変えるってことは、転移してるんですか?してないんですか?」

と突っ込んだら、なんとも言えない返答だったんだよな。

(今の段階で「転移してる」と明言は出来ないけど、数か月後なら「転移してる」と診断できる状態なのかな?)

と思ったことは覚えてる。

 

看護師「じゃあ5月入院した救急病院ですかねぇ?でも前回は肺炎で入院してるから循環器内科ですし、リンパ節転移って何科…?」

看護師も迷う状況だよね~。

これを素人のわたしが1人で背負って、親の健康と命に係わる選択と決断を継続的にし続けるのがしんどい。

「いやいいです。とりあえず救急病院が対応してくれるのか、電話して聴いてみます」

 

 

そんな話を、母を浣腸してる訪看さん(父のこともよく知ってる)にも伝えた。

訪看「確かに、その場合…何科だろう????」

ネットで調べると、リンパ転移は「血液内科」「腫瘍内科」???救急病院にはないんだけどいいのかな?

 

施設が提携してる病院は2つある。

近いのは5月~8月で入院してた救急病院。

でも、前立腺がんや腎臓がんで、バルーンつけることになると救急病院では対応してない。

その場合はもう1つのT病院に通院させることは相談済み。

この機会にT病院に渡りをつけておいてもいい。

 

chika05.hatenablog.com

 

調べたら、T病院なら血液内科も緩和ケア病棟もある。

今、父の腫瘍は痛みも何もないらしいけど…

わたしは不自然な延命は反対だけど、「親が痛みながら死ぬ」のは無理。

父がガン告知された2018年当初から、

「先生!緩和ケアは??」

と前のめりになり「まだ薬で抑えられる可能性もありますし…」と笑われた記憶。

 

救急病院は緩和ケアないし、この期にT病院に外来実績を作るべきか。

しかし誤嚥をまた起こせば、運ばれるのは救急だし、データ分散するのはリスキーか…。

本当に介護は決めかねることばかりで、頭が痛い。

 

 

訪看さん「娘さん、まったく気が休まる暇がないですね…。ところでお母さんの便通なんですけど」

父は父、母は母、介護や看護の担当が、待ったなしで全てをわたしへ報告して来る。

母は、排便困難問題を抱えてるんだった。

 

訪看さん「便がでてる最中も、排便してる感覚がわからないようで動いちゃうんですよね」

そうなんですよー。

リビングや廊下でオムツ脱いで排尿、排便してる最中も「排泄中の神経経路」が効かないから、動き回って被害甚大なんです〜!

 

わたし的には「だいぶ前からですが、何か?」な話。

が、母は今、訪看さんが浣腸してもまとまった便が出ない問題に直面中。

浣腸後に何回も分けて排便が起きるから、訪看さんとの契約時間を大幅にオーバー。ついに毎回実費加算にすることに。

 

腸の動きが悪くて、直腸に便が下りないんだよな。

となると、看護師さん的にも「お母さん、今また便が出てますよ~!だから、動かないでくださ~い!」と声をかけ続けることになる。

先週はわたしが仕事中に、新人さんが大惨事を引き起こしてた。

 

医療機関、介護サービス、訪問医、投薬、消化器系の不具合、リンパ節転移‥調べても調べても、動いても動いても、両親の変化に追いつかない。