今朝はベッドの上にいた父。
よしよし‥くっさ!!
すぐさま気づく異臭。ベッドで寝るの父の足元に茶色い山。ベッド上で大小便して、その上で寝てる。
「ぎゃああああ」
ボーっとわたしを見上げる父。
「ちょ、うんこじゃん!それうんこじゃん!うわ、ここもうんこじゃん!」
床は無事っぽい。が、それなりに徘徊したのかベッド柵・TV前の椅子のシートにもうんこが。
多少のうんこなら動じなくなってるわたしだが、やはりベッドの上のうんこの山と(また量が大量だった)、問題あります?と言わぬばかりにその上で寝る父「しかも珍しく上下着衣」は衝撃。
一旦2階に戻りスマホを持ち、写真に撮る。
どうせ父は忘れるわけで、証拠ね。
窓を全部開け手早く朝食を作り一服。
気合を入れてから手袋をつけ、
「あんた今どういう事態かわかってる?」
首を振る父。ベッドベッドを上げて足元のうんこを見せる。テンパると人間変なことする。
「うんこの上に寝てんだよ!わっかんないの!?」「わからない」
ダメだ。地獄すぎる。
マットレスは辛うじて無事だが、防水シート、シーツ、保護シート、タオルケット、父の靴下、スウェット、全部が巻き込まれ事故。
シーツを剥がしたくても父は寝返りも打てない。靴下脱がせたら裸足がうんこの上に落ちる。
「お父さん、少しは体勢変えられないの(怒)?」
無理っぽい。
最近時折、寝返りすら自分で出来ないガチ寝たきり状態になる。まさに今か。
起きてきた母に手伝ってもらい、父の身体を転がしシーツを抜く。シャツを脱がせるにも背中も浮かず、ハサミで切って父を丸裸に。
当然身体もうんこ塗れ。
それをタオルやシートで拭いていく。
父「痛い痛い」
ごしごし擦るから痛いのか、手荒く足腰を動かすから痛いのか。脱力した重い手足腰を拭くわたしは構ってられない。
「るっせーな!おめぇがうんこ塗れなのが悪いんだろうが」
こんなに短時間で、うんこうんこ連呼したのははじめてかも。
約1時間でなんとか父を綺麗にして車椅子に移乗。父母に朝食を食わせてる間に、ベッドマットを消毒し、ゴミをまとめて‥あ、ディサービス送迎の電話だ。
徘徊に出る母を制しつつ、いつものスタッフKさんの顔を見た瞬間、
「今日、大便失禁だったんですよー!」
秒でチクった。もちろん介護の皆さんはそれで利用者になにか言ったりしないけど、介護家族を労ってはくれる。
父母を送り出し、相変わらず仕事場の床に倒れながら、
「今日は10時からのお客さん入れてなくてよかったなー」
としみじみ。中腰姿勢でまた背中と腰がやられた。
でも防水マット買いに行かないと、明日またやられたらレンタル介護ベッドに被害が及んでしまう。
昨夜、トイレ、洗面所に行った形跡〜洗面所に未使用のリハパンが放置してある〜アリ。
うんこ跡を辿れば、TV前の椅子にも移動してる。
だから寝たきりで漏らして気持ち悪くて脱いだ‥のではなさそう。
また自らがベッド上で排便排尿したのかなぁ。
8月は、自分で排尿したくせに「汚い!」とばかりに床に落ちてた。
今日、排泄塗れでベッド上にいたのは‥その後身体が動けなくなったのか、認知ができなくなってるのか、どちらかだな。
徘徊と排泄問題が出てきたら施設検討時期と言われているが、ウチは(主には母の)徘徊、排泄問題を抱えつつやってきた。
母は動くから被害は広がる。
が、しかし。
母なら汚物まみれになっても、本人の身体が動くから、何とかわたし1人で対応できる。
しかし、重たく身体が動かない父が汚物に塗れると、わたし1人じゃどうにもできない。
まして汚物の上にドーンと寝てられたらアウト!ってことがよく理解できた。