階段防御を早くも破壊する母

今朝の母。

介護ベッドに座ってた。通常喜ぶところだが、布団持ってヨタヨタ歩いた昨夜から、足腰が(勝手に)回復して来てる気がする。

「じゃあテーブルに座って」

それは出来ない。足が出ずに歩けない。

車椅子でテーブルにつけ、ディサービスの為に着替えさせていると、

母「2階に行かなくちゃ」

早くも出たよ…

「あんた今、歩けなかったでしょ。そんな人が階段歩けるかっての。階段は封鎖してるしね」

母「そんな…なんでそんな意地悪するの」

「じゃあ歩いて階段行けるの?2階に行ってなにするの?ベッドもここにある。着替えもしてる。これから迎えが来る。で?2階に何の用事があるの」

母「2階に用事があるんじゃないの。もっと上に行って出かけるの」

もちろん我が家の玄関は1階にあるし、2階建ての家に「上」はない。

数回チャレンジし、立ち上がってヨタヨタ歩き、階段まで行きやがった…

で、昨日設置した段ボール&ガムテの防御壁を見事に破壊した。

 

久々にブチ切れた。盛大にブチ切れた。

 

歩けたこと自体は喜ばしいが、階段への固執が復活したことで階段昇降リピート(速攻また歩けなくなるのか、転落するのか)もうんざりだし。

階段閉鎖すれば、今の身体状態ならすぐそばの玄関からの屋外徘徊がまた始まるだろう。

 

9月1日に立位が取れなくなり救急搬送。4日ほどかけて回復。

10月20日に歩行が危うくなり、24日に立位が取れなくなり、11月2日に回復…

歩けない時期はどうしょうもなかったので、1階に介護ベッドを降ろしたことは後悔してない。

が、これからだよこれから。

 

介護ベッドを1台購入して2階にもベッドを置き、母の状態に合わせて居住を移動?とは想定してた。

でも昨夜の「布団持って移動」を見るに、寝場所を2か所にしたら混乱し、布団を運び続けて転倒しそう…。もともと母は「布類(服抱えて屋外徘徊とかね)」に固執する。

 

chika05.hatenablog.com

 

ベビーガードも検討したけど、認知症徘徊はベビーガード程度のロックは開けてしまうので、鍵付きじゃないと防げないらしい。

(ウチの母は開けられないかも?)

と思ってたけど、今、段ボール見てすかさず両脇のガムテを剥がしにかかった姿を見て「あ、不穏時はこの人なんでも出来るな」と考えを改めた。

 

だったらもう、工事を入れて鍵付きの扉をつけて、

あなたの寝場所は1階。それ以外はありません。

と刷り込むべきか…

 

上り口三段が斜めの三角形になってる我が家の階段、なにか塞げるものはないか探したんだけど、板状を貼り付けた程度では母が除ける。

でも木の板のように重い物は、母が除けようとして倒れると危険。

他に何かないか探してみたけど、幅があると三角形部分に収まらないし、めちゃ難しい。

 

元々、春にする予定を来年1月に伸び伸びにしてる床のリフォーム、我が家の状況は全部話して延期してもらってるから、頼めば徘徊防止に階段封鎖するドアをつけてくれるだろう。

介護サービスも工事を入れてくるけど、ウチはもう在宅介護支援の補修工事枠は使い切って手すり増設してるので、どうせ実費だ。

 

今まで「外に徘徊に行くな」だったのが、「外に行くな、階段行くな」に増えるのがもうホントに嫌だ。

父には「もう好きなようにしな。それで死んだらそれまでよ」と割り切れてたけど、母にはそこまでの境地に至ってない。

至ってないから怒るし、何度も何度も繰り返すから優しくできなくなるわけで。

いっそのこと階段も玄関も封鎖してしまおうか。