ヘルパーさんの前でブチ切れる

今朝の父。

柵の隙間を塞いだベッドの上にリハパン履いた父。の下に便を包んだオムツ。間にはわたしがオムツ介助で使用するためぶら下げてるビニールが大量に。

かろうじて、父は便に触れてない。

オムツとベッドの間にはシートが張ってあるので汚れてない。

 

オムツに排便し、脱いでビニールに入れようとしたが出来ず、リハパン履いて寝たのか??

オムツ脱いで排便されるより、排便したオムツを脱がれた方が被害は遥かに少ない!(喜)

 

便を処理し、父を拭いて服を着せ、車椅子に死ぬ気で移乗させ朝食。

ディの日だから鎮静剤は飲ませなかった。

 

で、帰宅。

今日は割と頭がはっきりしてる日。となると。

モデムのライトへの執着が見事復活!

「今、電波が遮断されていたものが再開されつつありうんぬんかんぬん。ママ、そのボタンを押してくれ(ボタンなんかない)」

統合失○症を電波とか言うけど、マジ電波の話するんだね‥。

 

ところでヘルパーさんはスゴい。

床からでも、車椅子からでも、わたしが父を介助するとベッドに乗せるまでが限界。

出来る限り角度調整するけど、父の尻が乗った角度でベッドに足を持ち上げるしかない。

結果、ベッドの下半分に父が丸まってたりする。

「手すり、そこ掴んで。頭をこっちに移動して!」

と指示はするけど、父はほぼ動かないので「ベッドヘッドに頭がちゃんと乗ってる父」は滅多に見られない。

せっかくの介護ベッドなのに、ベッドヘッドを上げても父の頭は遥かに下にあったりする。

でもヘルパーさんは、ヘッド側から脇を持ち、父の頭の位置調整までしてくれる。

ただ、大柄な女性ばかり派遣されてくるので、技術だけではなく力やリーチの長さも問われるんだろうな…。

 

この数日、18時半に訪問してくれるので(17時半~18時半の依頼)、仕事の都合さえつけば夕食を早めにし、

ヘルパーさんのオムツ介助後、父はそのまま良い姿勢で寝る。

という手法を取ることに決めた今日。17時半に夕食を出し、唸りながら父を車椅子に移乗させた。

途中、突然父が、

「○○(わたしの名)が大変そうな顔するの可哀想だから」

とか言い出して「何モードだよ?」と正気を疑ったけど、そこはスルー。

 

 食卓に連れていくと、もう食卓横のTVのモデムが気になって仕方ない父。

母に命じ食卓から TV前に移動。電波の研究がはじまり、「可哀相」発言を秒で自己回収する父。

 

結局、身体の不自由度が増し床への転倒は回避しやすくなっただけで、変わってない。

「ほら、ヘルパーさん来るよ。来る前に食べて。お母さんも食べていいよ」

母は父に巻き込まれる。母の不穏を避けるためにも車椅子を食卓につける。

父「俺はそっち(TVが見える母の席)で食いたい」

「無理。そっち側は車椅子入らない」

父「いや、俺が歩いてその席に行くから大丈夫」

「じゃあ歩けば?床に倒れたらヘルパーさんに頼むから、歩くなら今すぐね。じゃなければ一晩床に放置するわ」

 

食事せず、せかせかチェーンスモーキングする父。TVを監視したくて仕方ないんだろう。

「タバコはいいけど、ヘルパーさんが来たらもうベッド戻すから。飯抜きだよ」

父「・・・・・・」

 

父が今、食事を済ませないなら、今車椅子に移乗させた行動自体が無駄になる。

へルパーさんは車椅子からベッドに戻しオムツ介助→その後、食事のためベッドから車椅子に移乗しなきゃいけない。

わたしも、その後また食後の父をベッドへ移乗しなきゃいけない。

迷惑極まりない。

 

結局、父が食事する前にヘルパーさんが来た。よく来てくれる先輩ヘルパーさんと新人。

排泄介助後、

先輩「車椅子乗りますか?」「あ、いいです寝ますから」

父「え!」

ええ!はこっちだわ!!こういう時の父は「ものすごく理不尽な扱いを受けて驚いた」顔をする。理不尽な扱い受けてるのはこっちだよ!

 

「じゃあすみません‥車椅子にお願いできますか」

新人さんが汗だくで父を持ち上げ移乗してくれるのを、丸投げの父。

先輩「すみません、もう少し足に力を入れてみてください」

「そうだよ!少しは自分の力使う努力しろ!」

3人がかりで汗だくで車椅子に移乗し終えたら、父がパチパチ拍手を始めた。

 

わたしがよく「すごい!」と拍手をするから場を和ませようとしたのかもしれない。が、わたしのイライラが飽和した。

 

「拍手してる場合じゃねーんだよ!わたしは1人でコレやり続けてんだよ!さっきやっと車椅子乗せて飯の前まで連れて行ってるのに、バカみたいにタバコふかしやがって!歩けもしないのに歩くだの寝言は寝て言えよ!食わないなら飯抜きって言ったろ?それでも食わなかったのおまえだろ!おまえのわがままでどんだけの人に迷惑かけてると思ってんだよ!」

 

ヘルパーさんは排泄介助に入ってる。

常識の範囲内なら移乗や介助してくれるけど、うちに派遣されるヘルパーは「誰でもいい」状態ではない(小柄女性は無理)。これ以上間口狭められたら、今後のヘルパー手配すら危うい。

 

ブチギレた後、ヘルパーさんには平謝りした。

「娘さん‥これは大変ですね‥家に入らないとわからなかったけど‥」

先輩は買い物同行や通院でもお世話になってたので、わたしに同情的だったけど、新人さんはドン引き下だろうなぁ…。

 

わたしの頭の中にはすでに明日の段取りがある。

10時から仕事、その前にこんな時に壊れるトイレの便座(仕事場の)修理が入る。トイレと玄関はL字だから、来客と被らずに終わってくれないと困る。

仕事後、先週父の騒動で延期した母の認知症外来が17時45分。

ヘルパー来訪とがっつりかぶる。

 

母を置いていけばドアを開けることは可能。しかし昨日、父と過ごさせ不穏になった母を見ると連れて行った方が無難か。

しかしヘルパー来訪でドアを開ける人がいない。

「え、明日、娘さんいないんですか‥いや、鍵さえ開いてればなんとかします」

はぁ。

 

母はなんだかんだ父の食事を世話してる。

父は母には偉そうに…あれ、また車椅子をTVに向けろとか聴こえるな。電波への執着増してね?ドネペジル…仕事して…。

 

そのまま放置しようと思ったけど、母はもう2階に上がりたい。

「お父さん。1階誰もいなくなりますけど?あなた車椅子で1人どうすんの?」

父「大丈夫」

 

頭がくらくらする既視感。

「TV前の椅子に座るな!寝るな!」「大丈夫」

TV前の椅子が車椅子に変わっただけで全く一緒じゃん。クレアチニン…頼むよ…

 

また死ぬ気で父をベッドに乗せる。

ほら、エビのように丸まる体位しか取れないじゃん。

 

投薬、コレで効果出るんだろうか…ショートぶち込みたいなぁ。

わたし自身も連日ブチ切れてるし、母の不穏も強まってるので、父と少し距離を取らないとマジヤバい気がする。

 

朝は飲ませなかったクレアチニン眠剤としては仕事してるのか、

ものっすごい長い寝言を言ってる父。

ショート…はまだダメだなぁ。

 

認知症、手ごわすぎる

ヤバそうだなぁ…と予感してた本日。

17時過ぎ、仕事を終えリビングに戻る。

 

ベッド柵を塞いでた車椅子は移動され、父がベッドに両足を降ろし「 状態で寝てた。

母「大変なの!わたしたち宿泊予約出来てなかったの!ちょっと来て!」

母は母で超不穏。

 

父に「ケツ落とすなよ」と厳命。母に連れられ家の外に。

母「家に住んでる人の札がなくなってるの!」

「いやいや表札あるでしょ。ホラ」

母「違うの!ここじゃないのこっち!」

家を回り込み、わたしの仕事場のキッチン外に相応する場所まで移動する母。

いわゆるガスメーターなどが取り付けられた、家の横手。

母「ここにね、前は住んでる人全員の札が並んでたのに、無くなってるの!」

 

むかーしの共同玄関のアパートにそういう札があったような…。ウチがアパートだった過去はないけど。

ってか、さっきは宿泊予約の話だったけど、アパートになったのか。

 

「大丈夫。無くなってるってことは大した問題じゃないってことだから」

なかなか胡麻化されない母を何とか落ち着かせ、家に入る。

リビングでは父が変わらず「 状態。ま、介助しないと戻れないんだけど。この家、ヤバすぎる。

 

ヘルパーステーションに電話し確認すると、日曜は休みだけど祝日は訪問してるそう。

今まで、母の突入・父の転倒に怯えつつお客さんを帰し、父の身体介助・オムツ替えして母の夕方不穏につきあい、徘徊するなら買い物にも行き、夕食を作り…

ホントきつかった。ので父は放置。

 

仕事の処理や片づけをしてると「杖を持って来てくれ」。母が持って行った杖を足の間に置き「 で寝る父。これが楽ならまぁいいか。

「お父さん、17時半~18時半の間に助けが来るからそのままね」

もう少し自認してくれないとマジ身が持たない。

 

しかし。バシッ、バシッ

母「きゃー!」

幻覚が見えたのかベッドで寝たまま、四方に杖を振り回し始めた父。テーブルや棚に当たりまくる杖。

レビーって刺激に敏感だしね…彼には幻視が見えてるわけで、武器を手にしたらそうなるよねぇ…これがレビー小体型認知症のアレね。

 

「ちょっと!なにしてんの暴力行為だよ!信じられない!」

杖を取り上げると、小さな声で父が「やってない…」。

父は幻視を追い払いたいだけ。暴力なんてしたくないのは分かってる。でもこれは許せない。

ってか、朝も飲ませたクエチアピン、効いてない?

 

その後、ようやくヘルパーさんに救出された父。

オムツ介助で綺麗にしてもらい、車椅子に移乗も頼み夕食はテーブルに。

食後、皿を洗うわたしの後ろでごにょごにょ相談した父母。父に指示されるまま母が車椅子を押し、

「ちょーっと、どこ行くの!」母「え、トイレ」

またおまえが戦犯か!指示する父が悪いけど!

 

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ヘルパーさんにオムツ替えてもらい、「さすが~」「すごい上手い~」と母と感心したのは30分前。

しかしそれは「父(父にとっては自分)はトイレに行けない」って理解には繋がらない。繰り返すけど30分前にオムツ介助入ってます。

 

「あのね、お父さんは今、自分で立ち上がることすらできませんよね?そんな人が自分でトイレに行けますか?行けませんよね。だから今、ヘルパーさん頼んでオムツ替えてもらったでしょう。自分でトイレに行ける人にはヘルパーなんか頼みませんし、ヘルパーさんがいない間は、わたしがお父さんのオムツを替えてます。ようするに、お父さんはトイレに行けません。あ、今はね。この先、元気になれば行けるよ(見込めないと医師に言われたけど)」

母「へぇ~そうなの。知らなかったぁ~」父「・・・」

眩暈。

「お父さん、おしっこでもうんちでもオムツにしなよ。あんな丁寧に出来ないけどわたしが替えるから」

父「いい。我慢する」

いや、今までずっとわたしがシモの処理してんですけど。…は尊厳を傷つけそうなので飲み込んだ。

ベッド脇につけ、車椅子からベッドへ移乗はわたしがやるしかない。痛む背骨を叱咤し父を立たせる。

父「タバコ吸いたい」

我慢するなら、そっちを我慢してくれ。

「ベッドでタバコはダメだよ!タバコ吸うならテーブル!」

再びテーブルに着地。これらすべてを母の目の前でやっても、母の記憶には残らない。

 

 

ちなみに先ほど、母の仏壇参りを観察してた。

普段、わたしが線香に火をつけ「お参り」だけを母に託す。

今日も同じく母に託しつつ、台風が気になり空を見てたら…え、なにしてんの?

 

マッチを擦り(いつからあったっけ?ローソクに集中して注意してなかった)1本着火。もう1本マッチを持ち、火を移す。

その後2本のマッチを吹き消しデスクの上、灰皿に投げ込む。

そういえば、なぜここにこんなにマッチの燃カスが?いつから?と思ったことはあった。

が、ローソク撤廃、線香はわたしがライターで火をつけ母に席を譲るので、まさか毎晩母がマッチを燃やしてるとは思わなかった…。

 

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そして灰皿の中には丸めたティッシュがある。

なにそれ。ってか超危ない!!!!!

 

不穏が収まったばかりの母に、今説教してもエキサイトするだけ。

「明日、灰皿を綺麗にし、マッチを徐々に撤収しよう」

と決意。(急に無くなると買いに行ってしまうからね)

 

よく住宅全焼で高齢者だけ焼死してるニュースを見るけど、

なるほどね…こういう…ああ。

と納得した。

 

 

話戻って夕食後の父の一服。

母「そんなねぇ~まさかトイレに行けないなんてねぇ~」

「いいですか。じゃあ今日から共有します。お父さんは今、立てません。歩けません。よってトイレに行けません。だから助けてくれる人に来てもらってます。もし今トイレに行ったら大転倒。大変なことになります」

母「そうなんだ~覚えたわ」

「せめてお父さんか、お母さんどちらかでもいいから、覚えてね!!!」

父「‥‥」

 

あんまり本人の前で「歩けない」とか「トイレいけない」とか言いたくなかったんだけど、この数日、そんなこと言ってる場合じゃないというか…

朝書いたけど、

「TV前の椅子に座るな!床に転倒して起こせなくなる!」

と止め続けたのに理解できなかった父。今はそれが、

トイレに行く・洗面所に行く・食卓に行く

に移行しただけ。

説明しても、納得させても無駄なのは、8月から戦い続けたわたしにはよく分かる。

 

と言って、毎日「トイレ行く」という父、車椅子を押す母と攻防する気はない。

あっ、父を食卓に連れていくために車椅子をリビングに入れたのが敗因か!(今、気づく

え、待て待て「室内用車椅子」レンタルしようと思ってたけど、車椅子で父母が勘違いしやすい状態を作ってしまったかも。

でもなー今の父はベッドで食事取れない(座位が維持できない)から、車椅子リビングに入れなきゃディもいけないし、食事もとれないわけで‥

身体状態だけ見れば室内車椅子使うべき。

しかし本人と同居家族(母)の認知に問題があり、車椅子は非常に危険でもある。

てことか。

 

‥両親ともに「24時間監視が必要」レベルじゃんねぇ。

 

 

レビー小体型認知症の不穏

今朝は祝日でディが休み。ゴミ出しもなく、わたしの仕事は正午から。

よって久々に7時半まで朝寝坊。リビングに降りていくと‥

 

  • 珍しく先に起きてベッドサイドの椅子に座ってる母。車椅子がまたベッド脇から動いてる。
  • ベッドの上の父はリハパン姿。ベッドに張った使い捨てシーツがない。昨夜のオムツも見当たらない。

??

 

母「車椅子をひっくり返すことは出来ないのよーもう、出来ないことばかり言うから嫌になる」

また母に命じて車椅子を移動させたのか??

「床に落ちるなよ!」釘を刺し朝食を作り母を呼ぶ。と、母が立った座面に黄色いシミ。

「お母さん、またパンツ履いてないでしょ」

案の定ノーパン。母のケツを叩き、2階にパンツを履きに行かせる途中、

わたしが昨夜、父に履かせたオムツとベッドシートが洗面所の床にあるのを発見。

同じく昨夜履かせた白のナイキの靴下は洗濯機の中。

 

母‥はオムツを処理するアタマはない。父か?

父が夜中に洗面所に来て尿まみれのオムツとシートを??じゃ椅子についた黄色いシミも父??でも母もノーパンだったしな‥謎過ぎる。

 

レビー小体型認知症で、
「パーキンソン症状で歩けない人も、不穏時は歩けたりする。で、我に帰ると歩けずパタンと倒れる」
という話を聞いたことある。

 

それか?鎮静剤‥キイテナイ感!

 

で、朝飯。父は「テーブルで食べる」。

出た出た出た出た!

わたしは昨日の床からベッドへの押し上げで背骨が死亡中。

不穏時に洗面所まで歩けるなら、ベッドで座位になることくらい出来るだろう。

「じゃあ自分で身体起こして、ベッドに座って。わたしは昨日の件で背骨から腰イカれてるから」

出来れば父を車椅子に乗せ、ベッドシートを張りたい。でないと大惨事の予感もする。

 

しかし父は身体を起こせない。全然できない。

通常時の父はこれが限界か。認知症の怖さは不穏時の馬鹿力だよなぁ。

「まぁいいんじゃね?ベッドで食えば」

なにはともあれ、鎮静剤含む薬だけ飲ます。朝食はベッドサイドに。

 

母の不穏は作話、妄想の「言葉」と「外への徘徊」として出てくる。

母の不穏に慣れていたから、父の奇行‥TV前の椅子に行くとか、食卓に行くとか、家中の場所への固執‥を「不穏」と気づかなかったけど、

あれ全部不穏なのね‥。

 

っていうかドネペジル1錠じゃ足りないんじゃないか?

今朝もクエチアピンを飲ませたので、父は今寝てる。

 

入院は断られたし、この投薬調整がある程度効かないとショートも施設も検討出来ないし、ホントいや。

まずは今日、12時から18時までのわたしが仕事の間、この父母はやり過ごせるのだろうか。

 

と書いてる間も、父が大声で、

父「皿が落ちる!皿が落ちる!」

母「なに?何の話?」

父「皿が落ちるぅぅぅ」

幻視だなぁ。はぁぁぁぁぁぁ。

母に呼ばれてリビングに行くと、父が天井の電気を指さし「落ちる落ちる」と騒いでる。

「これは電気。いつでも天井にくっついてる。その横は電気の影!!」

触って見せたら納得した。

 

これは昨夜ネットで見た情報。

レビーの幻視は、触って何もないと安心させると落ち着くことがある。

まさかさっそく活用することになるとは…。

 

 

認知症の両親にブチ切れる

この日から怒涛の展開だった。

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血液検査の炎症反応が出て、命綱のディサービス禁止。

急遽往診に来てくれた担当医、わたしが仕事中のため「素の父(床に全裸で仰臥。火のついてないタバコをくわえる)」を見て、

「診断(医大は10月24日が最短予約)を待てない。投薬開始!」

医師の決断で、レビー小体型認知症の投薬開始。

 

仕事を巻きで終えたわたしが自宅に戻りオムツをつけ、医師・看護師・わたしの3人でベッドに担ぎ上げた後、

「これは…認知症というか、精神科入院レベルですね」

医師とわたしで入院加療してくれる病院を探しまくり玉砕した15日。仕事の合間を縫っての着信履歴、17件だった。全て父の医療&介護関係。はぁ。

 

わたしが点滴処置デビューしたり、父が1人でベッド上に身体を起こすことも、車椅子の移乗も、ベッド脇で立つことも出来なくなったり。

 

昨日からは、夕方に排泄介助ヘルパーが来てくれた。月曜~土曜日フルで依頼。早朝はどうにも人員不足らしい。

 

 

そんな勢いで入ったレビー小体型認知症加療。

ドネペジルを朝1錠。

クエチアピン(鎮静剤)夜1錠。落ち着かなければ朝も追加で。

クエチアピン、統合失調症の薬なんだなぁ。

 

14日以降、父自身もリビング徘徊する力はない。が、観察するとベッドの柵の間から必ず脚が落ちてくる。

放置したらズルズル床に滑り落ちるけど、柵と柵の間に車椅子を停め落下を阻止する戦法を取ることにして、14日以降、床に仰臥することはなくなった。

さっきまでは!!共犯は、アルツハイマーの母。

レビー小体認知症アルツハイマーのタッグ、健常者のわたし1人では太刀打ちできなかった。

 

閑話休題

 

食事がとれるようになった父、朝昼晩と「食卓に行く」と言い張る。

しかし、ベッドで上体を起こすところから介助せねば起き上がれない。車椅子への移乗も全面介助。

昨日から来たヘルパーさんは大柄な女性だったけど、はぁはぁ言いつつ父を抱え上げてた。

 

もちろんわたしにそんなパワーはない。父に「もっとケツを上にあげろ」「違うそれじゃ滑り落ちる」と指示しつつベッドに座らせ、「せーの」で脇を抱え起立。

車椅子に移乗させ食卓…にいる間も、ずるずると滑り落ちる父。

「姿勢を正せ!」

と叱咤しつつ、ベッドに戻すのも同じ手順。昨日はこれを仕事の合間に昼と晩。今日は朝と昼。死ぬ。

 

そんな昨日の朝はディ。車椅子に移乗させ、朝食後にそのままディに送り出す算段。

しかしその前に「洗面所に行く」と言い張る。

「はぁ?髭剃りとかテーブルに持ってきたよ。洗面所いってなにすんの。立てないんだよ?こないだ洗面所で転倒したの覚えてないの?」

 

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…覚えてないらしい。

仕事の準備と母の着替えで忙しかったわたしは、車椅子を洗面所に突っ込み、

「お好きにどうぞ」放置した。

その後、「リビングに戻りたい」と騒ぐ父を回収し、ディに送り出し…そこで気づいた。

 

彼にとって「食卓に行く」のは「家族の象徴」と信じて協力してたけど、TV前の椅子に執着して床に仰臥してたのと同じく、洗面所も食卓もただの固執じゃね?

 

そう思いつつ朝も食卓へ介助した本日。

昼食も「食卓に行く」という父を介助…くっさ!

大便をしてたのでベッドでオムツを替え、食卓への往復を介助。ああ、腰が痛い。

 

その後、仕事の準備をしてると父と母の会話。

母「なに~トイレ行きたいの?」「行けばいいじゃな~い」

母はたった今、娘がオムツを替えてる姿を見ていても「父が1階だけで暮らしてること・歩けないこと」を記憶できない。

 

嫌な予感がしてリビングに行く。

「わかってるよね?ベッドから降りない…って怖っ!」

ベッドに斜めになった灰皿とタバコ。脇にリハパン。

「こんなん一瞬で火事だろうが!」

しかも車椅子が移動され、ベッドの柵の間から父の両足が降りてる。いらっ。

 

「お父さん何?なんか用事があるわけ?オムツかえる?」父「いや、大丈夫」

「ベッドでタバコは絶対にダメだよ。火だるまになるよ!お母さんもわかった?」父母「わかった」

「ベッドから降りてもダメだよ!床に寝たらもうわたしは助けられないから!」父母「わかった」

 

で、仕事後ですよ。リビングに戻ると、

避けられた車椅子。床に全裸で仰臥する父。ケツの下には大きな尿のシミ。脱ぎ捨てたオムツは綺麗なまま。

父(尿シミ)の傍らにはクッションや座布団。もちろん尿にまみれてる。

 

「トイレに行く」という父に母が車椅子を避け、座位も取れない父はベッドから床に滑り落ち、オムツを脱いで床に放尿。かな?

その後、全裸の父を案じた母が、クッションや座布団を積んだとみた。

 

「このバカ夫婦が!!!!あんたらは全部忘れておめでたく生きてるようだけど、わたしは全部のケツを1人で拭いて回って全部覚えてんだよ!!!」

 

「そんなのわたしは何も聴いてない」と反論してくる母、更にヒートアップするわたしに父が一言。

父「ママを責めないでやってくれ」

「ったりめーだよ!1番責めてんのはおまえだよ!!!昨日からオムツ介助のヘルパー入ってるの忘れたか?ついさっきわたしがうんこのオムツ替えてやったのも忘れたか?立てねぇんだよ!トイレなんか行けねぇんだよ!自覚しろや!わたしの腰も背中も限界なんだよ!なんでヘルパーさん来ない日曜に床におしっこしてその上に寝てんだよ!」

修羅の家ですわ~。

 

父にオムツをつけ、床の大きな尿シミの処理をし、

「2人で出来ると思ってベッドから降りたんでしょう。よろしいんじゃないですか?ご夫婦2人でベッドに戻ってください」

仕事の片付けに戻った。

 

母「ほらぁ。早くベッドに戻りなさいよ。いつまで寝てるの」

父「…」

母「パッパッと立ち上がってベッドに戻ればいいのよ」

ヤバすぎるこのコンビ。

 

わたしが手伝うから記憶されないのか?いや、どれほど痛い目見ても記憶はされないんだろうな、2人とも!

 

父を放置したまま、わたしは淡々と夕食を作り始める。

ハンバーグにしようと思ったけど、仰臥じゃ食えないなぁ。

「お父さん、明日は祝日。ディも休みだから助けは来ないよ。起き上がれないならお粥ね」

仰臥する父へ粥を差し出すと「いい。食卓に行く」。

やはり…「食卓」は現状認知皆無の父の固執でしかないんだな。

 

今、わたしが全力を使い果たし父を必死でベッドにあげても、間違いなく「食卓に行く」と言い出す。

やっとベッドに乗せた父を座位にし、移乗させるのも当然わたし。

マジ、頭おかしいだろ。

「そう。じゃあいつまでも床に寝てないでさっさと起き上がれよ。ハンバーグは2つしか作らないから」

父を放置し、母と2人で夕食を食べる。

 

夕食を食べると、母は父のことなんか眼中になく2階の自室へ上がりたくて仕方がない。させるか!

「お母さん、お父さんに薬飲ませて」

鎮静剤以外の薬を先に飲ませ、床の処理をし、母の目の前で父を見下ろし、

「ケアマネは2人がかりであんたの足と頭をもってベッドにあげた。医師は看護師とわたし3人であんたをベッドにあげた。あんたはそんな状態なんだよ。それを今、わたし1人でやらせようとしてるの。わかる?」

父「・・・(わかってない)」

「おら、足踏ん張って力入れろよ」

渾身の力を振り絞って、父をベッドに押し上げた。もうホント死ぬ。

でも、記憶に残らないんだろうなぁ…2人とも!

 

保護責任者遺棄ってどの程度かなぁ。介護者の虐待があれば、緊急措置で保護してもらえるんだったっけ…もう遺棄でも虐待でもいいかなぁ。

 

父1人で置いておくより、身体はまぁ動ける母と一緒に置いておいた方がよいと思ってたけど。

床転倒…はまぁ、ヘルパーさんはいる日ならその時間まで放置するとして。

タバコはヤバいよな。

母は父に言われるままに何でもホイホイやるしなぁ。

ライターを隠したとしても、母は父に言われれば買いに行くだろう。

 

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リビングのベッドが火元になったら、お客さんをとにかく逃がし、猫を捕獲し、PCと猫だけ持って逃げよう。

 

両親ともに重度認知症(片や身体寝たきり)の1人介護なんて、検索しても参考例を見ない。やはり施設一択かなぁ。

 

クエチアピン…はあまり使用したくなかったけど、朝も服用させようと心に決めた日。

 

 

 

 

父、自宅で点滴受けました

先週金曜日に初診に来てもらった在宅医療。

今日、早速呼び出し。

不在の担当医に代わり内科医が来てくれた。脱水症状の出た父に点滴と血液採取、整腸剤処方。

 

往診時間が被る関係で、母の認知症外来はキャンセル。父のレビー小体認知症の診断もお願いしたく直談判する予定が先延ばし。

 

 

 

昨日の朝がこの惨状。

 

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この日、夕食時も脚に全く力が入らない父。

介助しテーブルにつき食欲はあった。が。

「お腹の調子悪くない?正露丸飲みなよ」父「大丈夫」

「足腰フラフラじゃん。脱水症状かも。水飲んで」父「‥(微量飲む)」

2度目の大便失禁を避けたいわたしはアレコレ探るが、父は相変わらずTVのチューナーランプを消すことに執心。

 

「大事なことはなんだ!飯を食い水を飲む!自分の足で歩く!トイレに行く!TVのランプなんざその次だよ!!」

 

こんなことで親にブチ切れる日が来るとは…。

 

22時半頃、様子を見に行くと、すでにベッドの上は惨憺たる状態。しかも下痢便。

だ、か、ら、正露丸飲む?って言ったよね(怒)!

朝と全く同じ四苦八苦で、父の全く動かない身体から、シーツもTシャツも切り刻んでなんとか処理。

もちろん寝ていた母も起こした。刻んだ便まみれのアレコレを入れるビニールを広げていてくれるだけでも大分マシ。

「脱水症状出てるよ!水を飲んで」吸い飲みで口に入れるも数口でやめる父。

 

で、今朝。

わたしが履かせたオムツのままベッドに仰臥する父。普段は深夜に脱いだり履いたり放置したり漏らしたり‥

でもこれぞ介護の理想の形!オムツを替える。便はない。よしよし。  

が、父が起きない。

水だけは吸い口で数口飲ませた。がすぐに高鼾で寝てしまう。

父の朝食はテーブルに置き、母へ

「徘徊ダメ絶対」「父が起きたら朝食はテーブル上」「出来れば水を飲ませて」「昼はこのアンパンを食え」

等指示して、わたしは仕事に。

 

午後、リビングに戻るとひとり寝る父。

あれ?昨夜からずっと同じ姿勢じゃね‥?

朝食はなくなってる。が、アンパンが残ってる。

母が昼食として父の朝食を食べたのか、父が起き上がって朝食を食べたのか‥2階で寝ていた母に聞いても覚えてない。

 

父を叩き起こして吸い口を突っ込むも、二口吸って寝てしまう。

 

ヘルパーの件で留守電を入れてくれていた(結局、見つからない)ケアマネさんに電話しつつ報告したら、

「在宅医療呼びましょう!」

え。ええ!!!わたし午後も仕事ですし、18時には母の認知症外来もありますし‥

「寝返り打ってないのは心配です」

そうね、全裸マンの父がオムツ外してないのは尋常じゃないよね。

わたしは午後の仕事を飛ばし、母の外来も飛ばし‥

 

結局は下痢による脱水症状!

 

医師「ご家族も出来るだけ水を飲むように勧めてください」

うん…やってるんだけどね…

医師「(オムツ1枚の父を見ながら)お父さん、いつもこの感じですか?いやお腹冷えるとまた下すから…」

うん…なんなら全裸ですわ。オムツつけてるだけマシなんですよ…

 

「あ。明日、父も母もディサービスなんですけど」

医師「え!ディサービスはちょっと‥」

「いや、わたし終日仕事ですし、父ひとりここに置いとく方がヤバいので行かせます」

ええ。行かせますとも!

ケアマネさんたちも、わたしを案じディを増やしてくれてる。なのに父当人に潰されてたまるか。

 

医師はとても良い感じの人で、本当に真っ当なことを言ってくれてる。

でも相手は認知症なんですよ(暫定)!!!!

 

疲れた身体にムチを打ち、母と手を繋いで処方箋薬局に行く。父が大好きだったイオン薬局も変えて、近所の薬局に変更した。

帰宅後、夕食を作り父を起こす。

‥ベットから身を起こすこともできない。オムツを替えてみる。全くケツが上がらない。

そうか。ほぼ1日近く仰臥で寝てたから、身体機能がまた落ちたのか。

ガーーーーン!

え、じゃあ「尻の全く上がらぬ父のオムツを替える」試練は続くの???

 

心折れたわたしが、ベッドサイドにおかゆを放置し、水・炭酸・処方された栄養水、整腸薬を口に放り込んでいると、

母「はい、あーーーん」

父におかゆを食べさせようとしている。

「優しい!!!なんていい奥さん!」

なのに、少し元気が出た父はTVのリモコンでチューナーランプを消す作業に没頭。そこでわたしがまた切れた。

 

「大事なことはなんだ!飯を食い水を飲む!自分の足で歩く!トイレに行く!TVのランプなんざその次だよ!!」

 

2日連続、親にこんなことを怒鳴る日が来るとはな…

 

 

で、今。

爆睡する父の様子を見に行くと…

オムツ外して全裸で寝てた。

おお。本調子出てきたな。それでこそ父だ。

なんて思うわけない(怒)!

 

叩き起こして、

「ねぇ、オムツ外してもいいけど、外したらリハパン履け。またシーツから何から汚物塗れにして、その上で寝る気か?あの始末がどれほど大変かわかるか?」

父「あうあう」

重い尻を持ち上げて新しいオムツをつけ、リビングを後にした今。明日に備え、

 

「寝たきり デブ オムツ交換 便」

 

で予習しておこう。

 

ヘルパーさんも人手不足

今朝方、便の山の上で寝てた父。

14時にお客さんを見送り、廃棄した防水シートを買いに走った。マットレスを除菌し防水シートとシーツを張り、ディから帰宅する父が寝られる状態にする。

 

朝はあまりの惨状にわたしもブチ切れたけど、もしかして便意を催した時はトイレに行けない体調だったかもしれないし(頭の状態も身体の状態も波が激しい)、切れすぎたかなぁ…

なんて反省して、ソファに投げた枕を手に取った。

 

「くっさ!!!!!!!!!」

 

うんこの山は足元だった。枕は頭の方にあったから無害かと思ってたけど!

恐る恐る色の濃い枕カバーを外す。

白い枕の表裏にべったり茶色いシミ。なんでだよ(怒)

 

はっ

 

今朝、怪しいと思いつつスルーしてたダイニングチェア。

茶色い座布団が置いてあり、父が良くTV前に置きチューナーの光を消す研究に勤しんでる。よく見ると茶色の座面にうんこがべったりついている。

枕も枕カバーも座布団も廃棄。

 

そう言えば父が来ていたユニクロのスウェット(これも捨てた)の股間は汚れてなかった。

1.ベッド上でうんこをし

2.下半身むき出しでリビングを徘徊。TV前の椅子やチェアに尻をつけ

3.うんこ山盛りのベッドに戻り、スウェットを履き寝たのか???

 

朝のベッド上では諸々ミックスされていて、状況が飲み込めなかったけど、うんこ後に裸のケツで二脚の椅子に座ってチューナーのランプを消そうと挑んでたのは確実。

 

それ、もう頭おかしいだけですわ。

 

今日はディで父母が不在。

わたしも短時間の仕事だったから、枕やダイニングチェアのうんこを発見し、あらゆる場所を除菌出来た。(まだなんか臭い気がするけど

 

でも、これがわたしが仕事で不在の日に起きたら。

父母のディが休みの日であれば、この各所に散らばるうんこ爆弾を母も父も触りまくるだろう。死にたい。

 

そして、ベッド上が主な被害場所だったからなんとかできた。

もしこれが床の上だったら…

もう想像出来ない。尿まみれの父を引きずり介助するのも厳しいが、うんこまみれを引きずる…しかも我が家は、

「リフォームしないと介護の時に大変!」

というわたしの言葉を無視し続け、現在もリビングと母の部屋はフローリングではなく作り付けのカーペット。

母の大失禁時も、カーペットに絡まった便をどうにも出来なかったが、リビングでやられたら(白目)。

 

これ無理だろ…24時間見張るか、施設一択だろ…

 

速攻、在宅医療クリニックに電話。

先生お薦めの医大は、物忘れ外来の最短予約が10月24日だった。それから診断、薬の調整して‥気が遠くなる。

ショートも施設も、こんな状態では受け入れてくない。

もうさっさと診断して薬の調整を!できれば入院加療で!

と交渉したかったけど、先生は今日明日は別のクリニックに行ってるそうで、看護師さんとしか話せなかった。

 

看護師「〇〇(医師)がなぜ医大を薦めたのかはなんとも言えませんが、お父様の通院歴からのアドバイスか、他にも色々な科が揃っているからか‥だと思います。今までも今日も娘さんが限界なのはわかります。医大の来月予約では長すぎるのもわかります」「入院加療が出来るかどうかは、各病院の方針次第なのでなんとも言えませんが‥」

看護師さんからは明言できないことが多いみたい。

 

とりあえず明日は母の認知症外来。

医大ではないし、MRIもない精神科だけど、父を診断してくれるか聞いてみることにした。

在宅医療の紹介状が間に合う範囲で、医大ではなく母と同じクリニックにスライドできたらいいな〜

というのは。

母の担当医も大きな病院からクリニックへ外来に来ている。

母が自殺衝動に駆られてた時に、入院加療を薦めてくれた。その時は断ったけど、父を押し込みたい。

勝手なイメージかもだけど、脳神経内科より精神科の方が入院させてくれるイメージがある。

 

看護師さんにも、

「娘さん、お1人ではもう無理ですよ‥。ヘルパーか在宅看護を入れた方が‥」

「ですよね!前からそう思ってたけど、今朝ホントにそう思いました!」

マジ無理だよ。わたし本人もそう思ってるよ。

 

 

ちょうど先日、兄弟を集めた。

弟が「お手伝いさん入れなよ」

と言ってくれ、父も自分の預金から出すことを了承した。

ただ実際お手伝いさんに排泄介護絡みも頼むとクソ高い。

なので「ヘルパーさんか在宅看護をばんばん入れよう!父の金で!」とは思ってた。

問題は父の銀行印と暗証番号が不明なことだけど。

 

まず、ケアマネさんに電話してディの4日間の朝はヘルパーさん導入を依頼した。自費なら30分2.000円。

父の介護認定がまだ出ないので、負担額はわからないけど何かコマを進めないとわたしの気が狂いそう。

 

なんだけど、朝の時間はヘルパー希望が多く、ケアマネさんも各事業所を当たってくれてるけど人手不足で手配できないらしい。

ヘルパーがダメなら、訪問看護かな。看護の場合はケアマネさんの領域ではなくなる。

 

あれこれ考え電話して、受けてる間に母がまたノーパン半裸に。

リハビリパンツを履くように指示して、服を着せたら、今度はお出かけしたくなったらしい。

徘徊に出ようとするのを止めて、手を繋いで買い物に。母は母で、今朝、

「ふらふらして起き上がれないー」

と言うのを叱咤し起こして、父の糞便処理時に手伝ってもらった。ごめん。

しかしこの徘徊に付き合うのもキツイんだな‥。

 

父は明日が誕生日。どこまで落ちていくのかデスマーチだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

大便の山の上で寝る父

今朝はベッドの上にいた父。

よしよし‥くっさ!!

すぐさま気づく異臭。ベッドで寝るの父の足元に茶色い山。ベッド上で大小便して、その上で寝てる。

「ぎゃああああ」

ボーっとわたしを見上げる父。

「ちょ、うんこじゃん!それうんこじゃん!うわ、ここもうんこじゃん!」

床は無事っぽい。が、それなりに徘徊したのかベッド柵・TV前の椅子のシートにもうんこが。

 

多少のうんこなら動じなくなってるわたしだが、やはりベッドの上のうんこの山と(また量が大量だった)、問題あります?と言わぬばかりにその上で寝る父「しかも珍しく上下着衣」は衝撃。

 

一旦2階に戻りスマホを持ち、写真に撮る。

どうせ父は忘れるわけで、証拠ね。

 

窓を全部開け手早く朝食を作り一服。

気合を入れてから手袋をつけ、

「あんた今どういう事態かわかってる?」

首を振る父。ベッドベッドを上げて足元のうんこを見せる。テンパると人間変なことする。

「うんこの上に寝てんだよ!わっかんないの!?」「わからない」

ダメだ。地獄すぎる。

 

マットレスは辛うじて無事だが、防水シート、シーツ、保護シート、タオルケット、父の靴下、スウェット、全部が巻き込まれ事故。

シーツを剥がしたくても父は寝返りも打てない。靴下脱がせたら裸足がうんこの上に落ちる。

「お父さん、少しは体勢変えられないの(怒)?」

無理っぽい。

最近時折、寝返りすら自分で出来ないガチ寝たきり状態になる。まさに今か。

 

起きてきた母に手伝ってもらい、父の身体を転がしシーツを抜く。シャツを脱がせるにも背中も浮かず、ハサミで切って父を丸裸に。

当然身体もうんこ塗れ。

それをタオルやシートで拭いていく。

父「痛い痛い」

ごしごし擦るから痛いのか、手荒く足腰を動かすから痛いのか。脱力した重い手足腰を拭くわたしは構ってられない。

「るっせーな!おめぇがうんこ塗れなのが悪いんだろうが」

こんなに短時間で、うんこうんこ連呼したのははじめてかも。

 

約1時間でなんとか父を綺麗にして車椅子に移乗。父母に朝食を食わせてる間に、ベッドマットを消毒し、ゴミをまとめて‥あ、ディサービス送迎の電話だ。

 

徘徊に出る母を制しつつ、いつものスタッフKさんの顔を見た瞬間、

「今日、大便失禁だったんですよー!」

秒でチクった。もちろん介護の皆さんはそれで利用者になにか言ったりしないけど、介護家族を労ってはくれる。

 

父母を送り出し、相変わらず仕事場の床に倒れながら、

「今日は10時からのお客さん入れてなくてよかったなー」

としみじみ。中腰姿勢でまた背中と腰がやられた。

でも防水マット買いに行かないと、明日またやられたらレンタル介護ベッドに被害が及んでしまう。

 

昨夜、トイレ、洗面所に行った形跡〜洗面所に未使用のリハパンが放置してある〜アリ。

うんこ跡を辿れば、TV前の椅子にも移動してる。

 

だから寝たきりで漏らして気持ち悪くて脱いだ‥のではなさそう。

また自らがベッド上で排便排尿したのかなぁ。

8月は、自分で排尿したくせに「汚い!」とばかりに床に落ちてた。

今日、排泄塗れでベッド上にいたのは‥その後身体が動けなくなったのか、認知ができなくなってるのか、どちらかだな。

 

徘徊と排泄問題が出てきたら施設検討時期と言われているが、ウチは(主には母の)徘徊、排泄問題を抱えつつやってきた。

母は動くから被害は広がる。

が、しかし。

母なら汚物まみれになっても、本人の身体が動くから、何とかわたし1人で対応できる。

 

chika05.hatenablog.com

 

しかし、重たく身体が動かない父が汚物に塗れると、わたし1人じゃどうにもできない。

まして汚物の上にドーンと寝てられたらアウト!ってことがよく理解できた。