母の担当者会議2023
今日、1年1度行う母の担当者会議だった。
昨日は2010年母の脳卒中時から担当のM先生が、独立してからの初往診と契約。
今日の午前中は先生のクリニックと提携してる、診療薬を自宅に届けてくれる調剤薬局と契約を交わした。
15時過ぎに母をディサービスから迎え入れ、洗濯物を洗濯機に突っ込み、15時半にケアマネさん、介護用品事業者、ヘルパー、ショートスティ相談員Tさんを迎えての担当者会議。
父母の介護で、一体どれだけの事業所と契約を交わしてきたのか…さすがにもう記憶が危うい。
Tさんと、参加できなかったけど報告をくれたディサービス、そしてわたしの見解の一致は、
「母は、そもそも歩く気がなくなりつつある」。
自宅も施設も「トイレ行きましょう」「ちょっと歩きましょう」と母に声を掛け、手引きしても、特に朝~夕方は「いいわ」と断られる。
ただでさえ脳から身体に指令が行かないに、歩く気がないと無理に立たせても立位も取れず床に崩れる。
が、本人にスイッチが入ってる時(特に夕方~夜)は、車椅子やベッドから立ち上がりヨタヨタ歩き出す。
歩く気がない時も、悲壮なムードはなく、朝「さーてディサービス行くよ。玄関まで行けるかな?」母「連れてって~」。姫モード。
ショートスティのリハビリ時は、二本棒使って20メーター歩けたらしいから、機能の問題じゃないんだよね。
本人のスイッチと脳の指令神経系統が合致しないと歩けないのか。と、昨日先生も同じようなこと言ってたな。
ディサービスもショートスティも見解は同じで「状態が安定したら、手引きででも歩いてもらって残存機能を維持」。
Tさん「最近、便通がなかなか…。このまま歩く時間が減ると今度は腸が心配なので、容態が安定したらショート中は極力車椅子からは降りて椅子で暮らせたらと」
父もそうだったけど、歩行が出来ないレベルの認知症は腸の問題が色々勃発する。これはまだまだ問題が出てきそう。
介護用品は、玄関ポーチの手すりレンタルを解約し、ベッドサイドに1つ手すりを増設することにした。
歩いて玄関ポーチを降りるなら必須の手すり。もちろん屋外徘徊に行く時も必須の手すりだ。
でも車椅子移動の今、玄関の段差をわたしが昇降させる間に据え置きマット部分が引っ掛かり、車椅子がひっくり返りそうになる。
父の時は、重くて段差移動は介護スタッフさんたちに頼んでいた(契約外なのに)。その当時は、手すりをポーチ左右に配置してたので、マットが左右から車輪を捉えてプロでも大変そうだったな~。
父より軽い母は、せめてわたしが…とやってるけど、やっぱりマットに引っかかり車椅子ごとひっくり返りそうになる。
(もしまた屋外徘徊に出ようとして、今まであった手すりがなくなってたら…諦めるかな?それでも段差を降りようとして転倒?)
すごく悩んだ。
が、わたしが毎日車椅子の段差昇降をしてる以上、撤去することに。
その代わり、こちらからは屋外徘徊&転倒リスクを減らすため、わたし不在時のキーボックスとリビングドアの施錠を紙面にして渡した。
残存機能は期待したい。
が、どんどん寝たきり介護仕様に変わってきたなぁ…。
どの事業所も長い付き合いだし、父のことも知ってる人ばかり。
そもそもTさんは父のいる施設から会議に駆けつけてくれている。父の話も含め盛り上がって、皆さんが帰宅した後。
わたしは洗濯物を干しに2階に行きたい。が、母はおそらく興奮状態なので「お茶とおやつ」を与え、「ちょっと洗濯もの見てくるね」と2階に干しに行った。
干し終えると不審な物音。
階下を覗くと、階段下まで歩いてきた母が(!)突っ張り棒の階段ガードを破壊してた。
朝からさっきまで「歩けないの」「立てないの」と姫モードだったのに…。
幼児の「後追い」と同じだけど、ヘルパーさんや訪看さんが帰った後も玄関でこれをやるから、訪問サービスは厳しくなりつつある。
でも今月後半のショートスティは抽選落ちしたから、なんとか乗り切るしかない。
Tさん「本当にすみません…もしキャンセル出たらすぐ電話しますから」
「いや、いいんですよ。抽選だってわかってますから~!大変なお宅は山ほどあると思いますし!でもキャンセル出たらお願いしますね!!」
そう、今まで希望日程を通してもらえていたのはラッキーなだけで、本来特養のショートは抽選制。Tさんのせいではない。
「わたし、毎日ショートスティまでの日数を毎日指折り数えて、2023年が終わります。いやマジで。ホントに。いつもありがとうございます」
ケアマネさん「わ~Tさん、ショートスティ冥利に尽きますね!」
言えば言うほどTさんが申し訳なさそうになってた。
しかしながら毎日薄氷の上を歩く思い。
特に自分の仕事のスケジュールと、母の状態と、介護サービス状況と、新規契約と…。スケジュール帳見ても、一体何が書いてあるのか意味不明でまずい。
ショートスティ行ってる間は、少なくとも介護の契約はナシ。自分の仕事だけ考えればいいけど、在宅中は毎日がモザイクのよう。
懸案だった在宅医療と調剤薬局の新規契約は済み、後は介護用品屋と返却とリースの契約して、ショート利用できない分空いた枠で、母の夕方不穏時間にわたしが仕事で不在の時間を埋められるヘルパーを探して…
でももしショートから声掛けがあったら、ヘルパーさん断ることになるから及び腰。(どこの事業所もヘルパーさんは人手不足)
無事に12月が迎えられるのか。
でも1年前も頑張ってたな~。
ブログ書いててよかったと思うのは、
「うっわ、1年前にこんな状態を乗り切ってたなら、今も乗り切れるかも」
と思えること。
傾眠の秋
本日午前中、1週間のショートスティから帰宅した母。今日はガッツリ傾眠状態…
昨日は施設へ父と面会に来た叔父夫婦と、仕事途中のわたしが合流し、ショートで滞在中の母を含めて5人で会った。
コロナを挟み、認知症発症後に初めて兄と兄嫁(父と母)に会った叔父夫婦。
父母そろって車椅子&自分達を覚えてないことにショックを受けてた。
わたしも先週、母をショートスティに送り父とも面会した時、2人が車椅子で並んで手を繋いでるのを見て眩暈がしたから、お気持ち分かります…。
スタッフさん「最近、お母さん来るたびにお父さんにくっついてるんですよ~!2人ともショートスティで来てた頃はお母さんがツーンとしてたのに」
それはよかった…父の入所施設へ母もショートに通わせ続け、母も環境に慣れたら同じ施設に入所。
このプランを目指し、全力投球してるわたし的には願ったり叶ったり。素敵なシーンだったはずなのに…
視覚的に「重い(物理的にも精神的にも)…」感覚の方が強かった。
若いころを良く知る夫婦が、2人共に車椅子状態になってる(しかも一時的病気ではなく)のを目の当たりに見ると「おっ」と来るよね。
「とにかく○○ちゃん(わたし)、倒れないで…!」
と叔父叔母が繰り返してたけど、そうですね~(遠い目)。
その翌日の今朝、帰宅した母は車椅子でうたた寝をはじめる。
立位が保持できるうちに、リビングの介護ベッドへ連れて行った。
ショート帰宅後に興奮が冷めやらず徘徊・階段突撃(陽性反応)を覚悟してたけど、今回は傾眠(陰性反応)なのか。
「お昼だよ!お昼ごはん!」
呼んでも昏睡に近い。
仕事に入る前にオムツを替えたく、なんとか座位にしようと介助するも岩のごとく動かない。水分を与えても意識が不明瞭。
もともと秋は傾眠傾向があるけど、この数日の低気温のせいか?
ショートスティ、叔父との面会などの興奮(緊張)が解けて糸が切れたのか?
ベッドにベッタリ密着した身体からズボンやリハパンを脱がすのは至難の業。
概ね「尻を浮かせる」ことが出来た父とは、何もかも違う介護になる。
「ねぇ、ちょっとだけお尻浮かせて?」
数ミリ尻が浮いた隙にズボンやリハパンを外そうにも、母の尻が秒で落ちる。
わたしが手間取ってると、母の手が陰部にのび掻きむしる。
不調時に完全寝たきりになった父がウンコの上で寝てしまい、服もシーツもハサミで切り刻んで引き抜いて処理したのを思い出しつつ、
あ、父とは違うバージョンの地獄が来たんだな。
と悟る。
仕事前にyoutubeで完全寝たきりのオムツ交換動画を見てみたけど、技術的に出来る気がしないなぁ。
ついでに調べたけど、傾眠時に飲食させると誤嚥リスクが上がるそうだ。
意識があるうちに水分だけでも…と思ってたけど、意識混濁、足腰も動かないってことは嚥下の筋肉も機能してないってことね。
父と母、割と似たタイプの認知症周辺症状なんだけど、父で得てるスキルや知識が母には適応しない。元の筋肉量が違うからかな。
またゼロから調べながら目の前の問題を1つずつクリアしなきゃならないのかぁぁぁぁ~。
母の足腰が立たなくなった10月下旬から、予感はしてたけど現実化するとため息しか出ない。
今週の木曜日は母の介護担当者会議だから、ある程度サービス変更をかけようと思ってるけど、母の「波」が激しすぎてずーっと悩んでる。
今日の状態が続くなら、徘徊も階段突撃もないと踏んで、通所サービス減らして訪問サービス増やすんだけど…
母が立てない(玄関が開けられない)から、訪問サービスの出入り時もわたしの仕事を飛ばさざるを得ない。
これは合い鍵とキーボックスを購入して通達することに決めた。
とはいえ、不穏の波が来れば屋外徘徊&階段突撃だってする母。
キーボックス出入り前提だと、屋内からチェーンがかけられないから一抹の不安が残るけど仕方ない。
先日は、1月に1階を全面バリアフリー&掃除出来るフローリングへリフォームする予定の工務店に、三度の延期を謝罪するために来て貰った。
その業者がリビングドアの廊下側からロックをつけてくれることに。
これで夜間の徘徊や階段突撃は防げるかも。
で?って話で。
肝心の母の状態が安定しない限り、小さな対処を積み重ねていくしかないのか。
食事もそろそろトロミ剤常備しないと誤嚥しそうだな~。
T字型オムツ…は父の使いかけが少し残ってるな。1年前の母はSサイズだったけど今や父と同じМサイズになってるから丁度良かった。
この状態だと、車椅子専用のクッション買わないと早々に褥瘡が出来るな。
でも、明日はまた階段に突撃してそうでもあるしな。
経験値がある分「やっとかないと後手になること」は分かるけど、どれも決め手に欠けてふわふわしてしまう。
でも今日、母のリハパンを替えてわかった。
母の急激なサイズアップで買い替えが追い付かず、冬物はまだピチピチサイズ(М相当)を履かせていたけど、寝たきりのオムツ介助でピチピチを履かせるのは無理。
とりあえず2Lぐらいのゆとりがあるズボンを買おう…。
施設入所家族が、やたらサイズがデカいズボンを持って来るよう頼まれて不信感‥て話をたまに耳にしてたけど、それ寝たきりだからね。だいぶユトリがないと履かせられないのを理解した。
見慣れた介護用品カタログで「介護用衣料?クッション?高っ!!!!」「前開きの肌着??」と一線引いてみていたものの必要性も理解した。
でもね~母が歩けなくなってショート行く10日ほど前には、
「ん?最近食欲もムラがあるし、ちょっと腹回りがしぼんだような?頑張れば冬物買わなくて行ける?」
と思ったんだよね。
父も施設で嚥下起こして、また非固形物しか食べられず、先週は「ああ、顔色悪いな」と思ったけど、昨日は、
スタッフさん「最近食欲も出てきて、ご自身で召し上がるんですよ(ムース食だけど)」
そんな風に、高齢者は1週間で状態がガラッと変わる。
この2人の波へついていくのが精いっぱいで、先手を打つにも打てないのに、先手打っておかないと、いざという時にわたしの仕事を犠牲にするしかないジレンマ。
歩けたり、寝たきりだったり
介護ベッドを1階に降ろして1週間。
母の「波」が想像以上に凄まじい‥例えば。
◇11月4日の一昨日、夕暮れ不穏時は、車椅子から立ちあがり「2階に布団を持って行かないと!」とヨチヨチ布団を抱えて歩き出すこと数回。
その都度なだめ、丸め込んで布団を取りあげ、リビングに連れ戻してた。
最終的には、
「2階に行く!わたしが歩けないなんて○○(わたし)が嘘ついて勝手にベッド降ろして!」
興奮状態になりわたしを罵倒してくるいつものパターン。
母の徘徊を制止すると必ずこうなる。この流れで夜間徘徊を止め続けついに手を上げた記憶も新しい。
以降、ある程度制止したら、あとは徘徊を静観することに決めてる。
時折落ち着いた頃に、さらっと布団を取り上げリビングに座らせる。
しばらくすると布団引きずり歩き出す母。以下繰り返し。
15時過ぎにディ帰宅後~入浴ヘルパーさんが来た17時まで、これが延々続いた。地獄。
◇11月5日、昨日は朝からベッド上で座位にもなれず。
わたしが抱え上げて立たせても、立位維持が出来ない。
リハパンだけ交換し、身体が硬直し(拘縮ではなく筋肉に指令が行かない感じ)た母をベッドに引き上げ、寝かせ、ヘッドに頭を移動させるだけでわたしの足腰が死んだ。
わたしの仕事中もベッド上で微動だにせず過ごし、仕事後の夕方になんとか車椅子移乗。
終日、まったく身体が動かなかった。
◇そして本日11月6日。
今朝も、昨日に引き続きベッドでの起き上がりが出来ない。
7時半に起こし、介助してオムツを替え、着替えさせ、車椅子移乗。
8時半にはディサービスのお迎えが来る。
あえてタイトなスケジュールにしてるのは、食後に母を待たせると、
「じゃあわたしは2階に着替えに行くね(とっくに1階で着替え終えてる)」
と言い出すから。
母が朝食を食べてる間に、わたしが身支度や洗濯で2階に行き、階段を降りる途中で不審な物音。
母がヨチヨチ歩いてリビングから出てこようとしてる音だ。
現在、階段下は母の突入を防ぐため「突っ張り棒(安い細いの)×2+突っ張り棒(お高い太いの)×1+段ボール」でガードしてる。
わたしも移動の度にこれらを跨ぎ越すしかない。
突っ張り棒を跨いでる間に「あっ」という母の声。
リビングドアと廊下の敷居(わずかな段差)に引っかかり、転倒する母をギリギリでキャッチ。
「なんなの?昨日は1日歩けない、今朝も歩けない。で、今なんで歩いてんの」
母「2階に行かないと!」「2階には行かないよ」母「違うの。トイレに行く!」
はぁ…もうガックリだよ…マジで父とそっくりだわ。
リビングに連れ戻し車椅子に座らせる。
「はいディサービス行くよ!今、歩けたよね?歩けるなら玄関の階段(ポーチ)は歩いて降りてよ」
車椅子で玄関に出る。
母「立てない~これは無理かなぁ~」
母を車いすに乗せたまま、上がり框と玄関の段差3段を気合で降ろす。
「トイレ行きたいの?ディサービスのトイレは介助できる作りになってるから、着いたら言いな」
母「ええ~トイレ?別にトイレ行きたくないけど?」
日々、母の「波」に忙殺され疲れ果て、車椅子の母の横で座り込むわたしを見たディサービスの施設長Sさんに、
「娘さん、明日からショートスティですよね…あと1日だけ頑張ってください」
と労わられてしまった。
ディサービス帰宅は、
Sさん「お母さん、今日はもう以前通りに動けてましたよ」
と言われるほど元気だった。往来で車椅子を受け取り、またポーチ(段差)。
「お母さん、立てる?歩けるなら自分で上がって」
母「ええ~それは無理だなぁ」
この段差(3段)を上がれないのに、なぜ2階に行けると思んだよ。→認知症だから。
夕方、一昨日の不穏がトラウマになってるわたしは、リビングをウロウロ歩き出す母を連れ買い物へ行くことに決めた。
「歩いてたよね?じゃあ玄関の段差を…「それは無理ぃ~」」秒で拒否する母。
また玄関の段差を車いすで降ろす。
帰宅後に夕食を食べさせ、オムツを替え、ベッドに寝かせたら…
母「この枕…これを持って2階に行かなきゃ「させねーよ?????」」
最初に布団を引きずり「2階に行かなきゃ」とヨロヨロ歩き出す母に衝撃を受け、この1週間は「夕暮れ時」の仕事を極力飛ばした。
1週間様子を見れば、今後の対策を検討できると思ったんだけど…
「寝たきり→多動→寝たきり→多動」の波が朝夕、または日ごとに変わり過ぎて対策しようがないことが良く分かった。
母の身体機能が2週間前に戻るなら、母の階段アタックを阻止する安全対策として、階段に鍵付き扉をつけなきゃ、夕方見張り続けなきゃならない。
洗濯、母の衣類を取りに行くなど、忙しなく1階2階を行き来するわたしとしては限りなく邪魔だけど、今の突っ張り棒も邪魔だからもう諦め、扉を設置しよう。
逆に寝た切りになるなら、1度わたしも身体介助を習いに行かねば。
元々の筋肉量が多く、寝たきり状態でも「ケツを上げろ」と言えばケツは上がった父と違って、母が寝た切りになるとホントにだたの肉塊になる。
技術がないとオムツ替えも体位交換も車椅子移乗も出来ない。
父を介護してたような自己流(スピード重視)なら出来るけど、母はすぐ「痛い痛い」と言い出すし。
(移乗を終え「どこ痛かった?見せて」と聴くと、「痛いなんて言ってないわよ」ケロッとしてる外道)
あと訪問系の介護・医療サービスの訪問時「鍵問題」が出てくる。
今までも母がチャイムの音で急に立ち上がり、転倒。または開錠の仕方が分からなくなり、ヘルパーさんや訪看さんが窓から侵入など多々あった。
「なにかあれば、隣の仕事場のチャイム鳴らして」
と伝えてあるけど、介護サービスの皆さんは「介護者が仕事を継続するため・家族の休息のため」の側面も強いので、極力それは避けてくれてる。
が、定番で鍵を開ける人がいない状況(母が寝たきり)になると…
合鍵…上下2つの鍵を、ヘルパー、訪看、ディサービス、訪問医療…え、何個合鍵作るの???あれ?ヘルパーさんって合鍵預からないんだ…
キーボックス使うのが一般的?キーボックスってどこで売ってるの…
調べて初耳なことが多々ある上に、諸々決めかねる状況で、これがまた疲労感の元。
父の時もゼロから調べ尽くしたと思ったけど、在宅介護道は果てがない…。
なんて考えてたのに、決められなかったな。
6日間のショートスティから帰宅すれば、わたしが夕方に仕事で不在の日も結構あるから、この1週間で方向性を確定したかったのに、認知症の「波」手ごわすぎる。
父は1年以上かけて
「寝たきり&玄関・トイレ・洗面所へ徘徊・転倒」~「寝たきり&リビング内で転倒」
と範囲が狭まったように、母も徐々に範囲が狭まり、リビング内で収まる日も来るんだろうけどな。
階段防御を早くも破壊する母
今朝の母。
介護ベッドに座ってた。通常喜ぶところだが、布団持ってヨタヨタ歩いた昨夜から、足腰が(勝手に)回復して来てる気がする。
「じゃあテーブルに座って」
それは出来ない。足が出ずに歩けない。
車椅子でテーブルにつけ、ディサービスの為に着替えさせていると、
母「2階に行かなくちゃ」
早くも出たよ…
「あんた今、歩けなかったでしょ。そんな人が階段歩けるかっての。階段は封鎖してるしね」
母「そんな…なんでそんな意地悪するの」
「じゃあ歩いて階段行けるの?2階に行ってなにするの?ベッドもここにある。着替えもしてる。これから迎えが来る。で?2階に何の用事があるの」
母「2階に用事があるんじゃないの。もっと上に行って出かけるの」
もちろん我が家の玄関は1階にあるし、2階建ての家に「上」はない。
数回チャレンジし、立ち上がってヨタヨタ歩き、階段まで行きやがった…
で、昨日設置した段ボール&ガムテの防御壁を見事に破壊した。
久々にブチ切れた。盛大にブチ切れた。
歩けたこと自体は喜ばしいが、階段への固執が復活したことで階段昇降リピート(速攻また歩けなくなるのか、転落するのか)もうんざりだし。
階段閉鎖すれば、今の身体状態ならすぐそばの玄関からの屋外徘徊がまた始まるだろう。
9月1日に立位が取れなくなり救急搬送。4日ほどかけて回復。
10月20日に歩行が危うくなり、24日に立位が取れなくなり、11月2日に回復…
歩けない時期はどうしょうもなかったので、1階に介護ベッドを降ろしたことは後悔してない。
が、これからだよこれから。
介護ベッドを1台購入して2階にもベッドを置き、母の状態に合わせて居住を移動?とは想定してた。
でも昨夜の「布団持って移動」を見るに、寝場所を2か所にしたら混乱し、布団を運び続けて転倒しそう…。もともと母は「布類(服抱えて屋外徘徊とかね)」に固執する。
ベビーガードも検討したけど、認知症徘徊はベビーガード程度のロックは開けてしまうので、鍵付きじゃないと防げないらしい。
(ウチの母は開けられないかも?)
と思ってたけど、今、段ボール見てすかさず両脇のガムテを剥がしにかかった姿を見て「あ、不穏時はこの人なんでも出来るな」と考えを改めた。
だったらもう、工事を入れて鍵付きの扉をつけて、
あなたの寝場所は1階。それ以外はありません。
と刷り込むべきか…
上り口三段が斜めの三角形になってる我が家の階段、なにか塞げるものはないか探したんだけど、板状を貼り付けた程度では母が除ける。
でも木の板のように重い物は、母が除けようとして倒れると危険。
他に何かないか探してみたけど、幅があると三角形部分に収まらないし、めちゃ難しい。
元々、春にする予定を来年1月に伸び伸びにしてる床のリフォーム、我が家の状況は全部話して延期してもらってるから、頼めば徘徊防止に階段封鎖するドアをつけてくれるだろう。
介護サービスも工事を入れてくるけど、ウチはもう在宅介護支援の補修工事枠は使い切って手すり増設してるので、どうせ実費だ。
今まで「外に徘徊に行くな」だったのが、「外に行くな、階段行くな」に増えるのがもうホントに嫌だ。
父には「もう好きなようにしな。それで死んだらそれまでよ」と割り切れてたけど、母にはそこまでの境地に至ってない。
至ってないから怒るし、何度も何度も繰り返すから優しくできなくなるわけで。
いっそのこと階段も玄関も封鎖してしまおうか。
夕暮れ不穏で歩き出す
介護ベッドを1階に降ろして3日目。
初めて1階リビングで寝かせた翌朝、昨日。
リビングに行くとベッド脇に立ってる母がいた。
(ショートスティでも立位も保持できない状態って報告されてますけど、なぜ?また「波」か!)
オムツを確認すると、オムツ内に大量の下痢便。
ウンコしたくて立ち上がったところで出てしまったのか。出てしまった後にどうしていいか信号が出ずに立ち往生してたのか。
オムツを替えるため座位にし、もう1回立たせようとしてももう立てなくなってた。認知症はホント謎。
昨日、こんな事態になると予定してなかったから、わたしは朝から晩まで仕事を入れてた。
朝イチ、ディサービスに電話し迎車を車椅子使用の車に変更してもらう。
スタッフさんには、経緯を記した紙を渡し、
「で、わたしは帰宅時は仕事で居ないです。父の時と同じく車椅子ごとリビングに突っ込んでおいてください」
このディサービス、ホントは「玄関までの送迎」なんだけど、父の時もリビング内まで甘えさせてもらってる。
だから、ウチのリビングのカーペットは父母の糞尿を吸い込み続けてるだけじゃなく、コロナ禍も病院・介護施設・外を走った車椅子の車輪そのままで乗り上げてる。
せめて介護・掃除しやすいフローリングへリフォームする予定が延び延びになり、1月の母のショートスティに合わせて本決めした矢先、介護ベッド移動だから、当分雑菌塗れのリビングだな。
15時過ぎに母が帰宅したら、その後17時から訪看予定。
チャイムや電話が鳴ると、母が反応して転倒する。
訪問時は仕事場に来るように事前に頼み、わたしが自宅の鍵を開けつつ、
「色々ありまして介護ベッド1階に降ろしてます。グッズも全部1階です。あ、ちなみに今朝下痢しました。他の詳細はこの紙読んでください(早口)」
看護師に告げて、秒で仕事に戻る。
介護サービスを入れることで「わたしが仕事で不在の時を埋める」わけだけど…
我が家は容態変化(サービス形態の変更)が多すぎて、
「介護サービスを入れてる分だけ、わたしが在宅してなきゃならない」
から本末転倒なんだよなぁ…。
そんな昨日をなんとか乗り切り、今朝も立ち上がれない母を介助し、朝食を取らせ、わたしは14時まで仕事。
仕事後、朝と変わらずベッドで寝てる母を見て、
「歩けない=徘徊と階段の危険」がなくなった分、アリかもしれない…
と思い始めた。
ショートスティ滞在中はいいけど、仕事中も常に「ドーン!!!(母が階段から落ちた音)がしたら」「お客さんを見送ったら、母が玄関ポーチで転倒してたら」どうしよう…と、頭の片隅で心配し続け、疲れてたからね。
昼食後、車椅子でソワソワし始める母。
実は父、施設でまた誤嚥を起こしてる。
更には同室者と騒音トラブルも起こしてる。(腹いっぱい)
施設はTV持ち込みOKだけど、イヤフォンの持ち込み指定はない。でも同室者の方が度々父に「TVの音がうるさい!」と言うらしく、施設から、
「娘さん、仕事にお母さんに大変な時に申し訳ないけど、次回、お母さんのショートスティ送迎でお越しの時にでも、TVのイヤフォンをご持参ください」
と頼まれてる。
もうトラブルが起きてるんだから、早いに越したことはない。
イヤフォンはAmazonで購入済みなので、
「お母さん、わたしと一緒に出かける?」
母「行く!あれ?立てない!!!!」
いや、うん…立てないんだってばよ…。
母「なんで立てないの?どうして立てないの?」
知らんがな。てか今さら?
母「今、あの人が立てないようにしてる!(TVの船越英一郎のドラマを見て指さす)」
いやアレはサスペンスだから。船越英一郎ってことは殺人だから。
母「なんで立てないの?もう立てないの?」
わたしが一番知りたいことですよ、それ。
車椅子の母を連れ、施設にイヤフォンを届けに行った。
夕暮れ不穏を回避するために、そのまま1時間ほど買い物などをして帰宅。しかしやっぱり夕暮れ不穏がはじまる。
母「ねぇそろそろ帰って来るんじゃないの?」
「誰が?今、わたしとあなたが帰ってきたところだよ」
母「違うの。ほらいつも晩御飯食べるあの人がいるでしょう」
「そんなこと言う暇があったらテーブルの周りで歩く練習しなさいよ」
言ってみたら、母がすくっと立ち上がった。
おそるべし、夕暮れ不穏!!!!
「おお、素晴らしい。じゃそのままテーブル3周して」
さっきは全く足に力が入らなかった母、テーブル周りをヨタヨタ3周できた。
これはこれで予想してた困った問題が起きる予兆じゃん?
案の定、その後。
仕事場で仕事してると、あり得ない物音がする。
1階に降ろした介護ベッドの上の「布団を抱え、母がヨタヨタ歩いてリビングを出て行くところ」だった。
歩けるんかー!布団踏むから!踏んだら大転倒!
布団を取り上げ「どこ行くの」「わたしの部屋に行くの」「いやあなたが歩けないって言うから1階にベッドを降ろしてんの。2階にはベッドないよ」「嘘よ。わたし歩けるもの」押し問答。
1週間足腰が立たず、施設からも「こんな悪い状態ははじめて。急変時は救急搬送します」とまで言わせて、もうコレかよ。
わたしが気づいたからよかったけど、「立てない→数時間後→大きな布団抱えて階段上りに歩き出す」コレいつ大転倒してもおかしくない。
母が2階に徘徊したとて、もう「母の部屋(馴染んだ、ベッドのある部屋)」はない。
そこで間違いなく、布団抱えて階段昇降リピートをするだろう。
布団がなくても、今の足腰の状態では昇降途中で往生し、腰が抜け落ちる可能性が格段に上がる。
これを予想してたから、介護ベッドを移動するかずっと悩んで、悩んだ末に1階に降ろしたのに、3日目でコレ。早すぎ。
「じゃあ階段まで歩いてみな」
階段下まで歩かせてみたらヨタヨタ歩けてしまった。
「階段封鎖してるから見てみ?あなた自分で"ベッドをもう1階に降ろす"って言ったの。忘れた?」
母「覚えてない」
解体したリビングの家具の板(重い)が階段の幅だったので、1段目にその板を置いて封鎖してた。
が、母が無理やり階段を上ろうとすると、重い板が倒れて母に伸し掛かり、大転倒しそうだな…とも思ってた。
(しばらくは「階段上る」って言わないだろう)
と放置してたけど、速攻で板をどかし、段ボールをガムテで貼って階段封鎖した。
先日、車椅子で階段閉鎖を見せた時、先ほど見せた時、どちらも、
母「ああ、これならいいわね」
と妙に納得してた。たぶん、ここ最近は本人も「階段怖い」と思ってたんだと感じる。
怖いんだけど、不穏スイッチが入ると夜間でも昇降しちゃうんだよね。
今も、不穏スイッチが入ったら、ガムテ外して上がってしまうんだろうな…。
こんな大騒ぎして母の居住を1階に移動しても、まだ「ドーンって音がしたらどうしよう」という恐怖からは解放されないのか。空しい。
で、たぶん。
明日の朝はまた「立てない~」となるんだろうな。
1日の間…なんなら10分単位で激しく身体状態が変動するのは父で経験済み。
レビー小体型認知症の特徴でもある。
レビー小体型認知症の介護記録を見てると、
「転倒を繰り返して、顔身体中あざだらけ・血まみれ」
という表記をよく見る。
父は異様に頑強&転倒した後オムツ脱いで排泄をまき散らすダブルダメージだったので、ある意味心配する暇もなかった。(排泄処理で)
変わって母は、屋外転倒で2回「血まみれ状態」を見ている。
屋内でも1回あったな。
多分、介護従事者に言えば、
「歩けた!よかったですね~」
と言われるだろうけど、24時間介護する立場としては微妙すぎる。
歩けないより歩けた方がいい。介護するにも立位だけは保持してほしい。
でも、血まみれの母を2度と見たくないんだよね。
母の介護ベッド、1階に移動
ショートスティでの母の様子は、
自宅と同じく、朝~昼は立てず・歩けず。夕方にかけ活動的になり、車椅子から立ち上がろうとしてあわや転倒を繰り返してたそうな。
先週、救急搬送の可能性を示唆された時が1番悪くて、週末にかけ回復した感じ?
夕方不穏・徘徊が健在なら、やっぱり脳梗塞じゃなく認知症の歩行困難だろうな。
週末、隣県に日帰り出張があり、悩んだ末にお客さんへ「ドタキャン・途中で帰宅の可能性」を告げ出向いた。
これで仕事に穴開けてたら、「ショートスティ(施設)入れても仕事も出来やしないのか」と絶望してたところだったから、出張行ってよかった…。
ショートから引き取り、車椅子で帰宅し母の歩行を確認。
めちゃすり足になってる。ホントに父とそっくりになってきた。
実は先週、介護ベッドを借りてる事業者に電話をし、事情を話した。
「…なので、2階の介護ベッド解体して1階に下ろすか、現状維持か、月曜日午前中の母の帰宅時に決めたいんですけど…業者さん手配って何日かかりますか?」
人手不足な昨今、「母が歩けない。今日、ベッド降ろして」は通用しないだろう。
でも、帰宅して歩けなかったら?1階じゃ母が寝る場所もないよ?
でも、母が歩けてたら?1階にベッドを置くと屋外徘徊・階段昇降の可能性を強めるじゃんね?
そしたら担当さんが「月曜日午前中に確定する形で、午後に業者を手配出来ました」と調整してくれてた。神かな???
なので、歩けない母を車椅子で階段下に運び、母のケツを押し上げて2階の母の部屋まで行った。
「ね~階段大変だよね?お母さんのベッド、このまま2階の自分の部屋がいい?それとも1階に降ろす?」
ベッドが1階にあろうが2階にあろうが、母自身が自分の状態を自認できない以上、階段落下や屋外徘徊の未来しか見えない。
が、今すぐ忘れるとしても、せめて母の意見が聞きたかった。
母「え~わかんない~」
で、す、よ、ね。
「1階にベッド下ろすと、この部屋にはベッドなくなるから、お母さんがわたしの部屋は2階なの!って危険な階段上がってこの部屋へ来ても、ここはガランとしてるわけよ」
母「うんうん」
「2階のこの部屋で頑張るなら、それもあり。ただ、今わたしがお尻持ち上げながら階段上ってきたように、昼間一人で昼寝しようと思って階段上がると、途中で動けなくなるかもしれないんだよね。ま、降りてみようか」
階段上に母を立たせ、下に続く階段を見せた。
「降りる方が怖いよ。わたしがいればわたしが下で支えるから見えないけど、1人で階段降りるなら、ここを自分1人で降りるんだよ」
1人じゃ座れない母の尻を降ろし、階段を一段ずつ尻からずり下ろす。
母「これは大変!ベッドは下にある方がいいね」
よし。
母はどうせ忘れる。でもいつかわたしが決断しなきゃならない。ならば今、介護ベッドを1階に移動することに決めた。
結果、別のトラブルが起きても仕方ない。
業者に正式依頼し、ケアマネにも「介護ベッド、今から降ろします」と報告。
「お母さん納得してくれたんですね。とはいえ忘れちゃうんだろうけど‥。今できることはしてあげたいですもんね」
それそれ。
正解はわからないけど、現状維持で様子見るより、打てる手があるなら打っておきたい。
午後、介護レンタル事業担当さん+業者さん2人の計3名で、母の目の前で介護ベッドをリビングに下ろした。
「いいじゃ~ん。ここにベッドあるといいじゃ~ん!外も見えて、危ない階段も上がらずに済むし、いいじゃ~ん」
帰宅以降、ずっと車椅子から立てない母がにこにこする。
その直後、魔の夕方。
母「お母さん、ちょっと買い物行ってくるわ」
いやいやいやいや。早い、早いよ不穏!
「さっき3人がかりでベッドを1階に降ろしたよね?なんでだと思う?お母さんがパキパキ歩いて買い物に行けるようなら、ベッドは2階に置いておくよ」
1週間前は「歩く気力」もなかったから、ある意味回復してる。けど、徘徊危険度が上がった…。
「よし!買い物行く元気があるなら、ここを歩いて。歩く練習は大事だからね」
ダイニングテーブル周りを片付け母を歩かせた。
午前中より格段に歩けてる。この夕方の「波」!ホント厄介。テーブル周りをヨタヨタと3周歩いた母、
母「練習した。じゃあ買い物行ける?」
到底、外は歩けない母を乗せて車椅子で買い物に行かざるを得なくなった…疲れる。
夕食を作り食事を終え、普段なら歯磨きして2階に連れて行き、オムツと着替えを済ませ寝かしつける。ここからが勝負。
「歯磨きしようか」母「立てないの~」
またですか?さっきテーブル周りを歩いたよね?夕食も自分で車椅子から立ってダイニングチェアに座ったよね?
また脚腰立たない母を車椅子に移乗させ、ベッドに運び移乗。
「ま、今日はもう歯磨きいいや(わたしが疲れた)。しっかり寝てね」
母「はーい」
わたしはリビングと境のドアを開けたまま、仕事場に戻る。
明日は終日仕事で、朝のディサービスの送り出しは出来るが、迎え入れが出来ない。夕方の訪問看護にも申し送り出来ない。
ショート中の母の状態、車椅子使用、介護ベッドの1階移動、わたしが迎え入れ出来ない日の帰宅時の介助法、看護グッズの移動などを打ち込み印刷してると、物音がする。
リビングと境のドアを見たら、暗いリビング側で母が立ってた。
立てるんかーい!歩けるんかーい!
色々飲み下し「お母さん、ここまで歩けたの。なら洗面所行こうか。歯を磨くよ!」
母の腰を支え洗面所まで歩かせる。
母、自立して歯磨きまでこなしやがった。
マジで…マジで…認知症の「波」の激しさよ。
ベッドから身体を起こすことも出来ず、わたしの背骨と腰が砕ける勢いでオムツ、清拭、着替え、移乗を全介助させた20分後に、自ら車椅子から立ち上がり全裸になって床に寝てた父で知ってましたけど!!!!
認知症ってみんなこんなに身体状態に「波」があるの???レビー小体型認知症(パーキンソニズム)だから(母は未確定)????
夜間救急搬送の可能性
本日、仕事中にショートスティ先の施設からガンガン電話…
仕事の合間に留守電を聴くに、
- 母、歩行どころか立位・寝返りもできなくなってる。
- 今まで見たことがないほど身体状態が悪い。
- 職員も充分配慮はするけど、元々徘徊癖がある。夜間に不穏になり徘徊・転倒など事故があるかも。
- また、脳梗塞の影響も考慮すると、夜間に急変した時は救急搬送する可能性も。(呼び出すけどよろしくね、的な)
認知症の「波」で回復して帰宅するかも?の期待は今のところ敗れて、悪化中…
仕事後、数人の施設スタッフさん・ケアマネ・そして11月から切り替え予定している在宅医療の医師と電話した。
この医師は2010年の脳卒中以来ずーっと母の「脳外」科担当だった。
大病院から独立して、11月から訪問診療も兼ねたクリニックを開業する。
脳神経内科の認知症は勉強中(本人談)で、認知症の臨床経験は少ない。でもずいぶん前から、
「母の訪問診療お願いします!」
と頼んでた。
が、まだクリニックオープン前で全然連絡がつかなかった。今日ようやく連絡がとれたのも何かの縁かな。
医師「よくその状態で、ショートスティ受け入れてもらえましたね~」
そりゃ先生、施設とわたしがそれだけ密な付き合いを続けてるからですよ…
医師「認知症の症状かもしれない可能性があるなら、万が一急変した場合のみ救急搬送。後は様子見るしかないですよね」
で~す~よ~ね~。
医師「もしも今、脳梗塞の症状で歩けないとしても、どうしろっていう話で」
で~す~よ~ね~。
今年すでに2回、この結果で入院はさせない判断してるんだもんね…。
脳の血管が切れたり詰まった後は、リハビリで後遺症を緩和するしかない。
2010年の脳卒中時は、作業療法・言語療法含めリハビリの指示も通ったし、母も3か月頑張った。
が、現在は「認知症でリハビリの指示も通らず、意欲低下・遂行障害が多大」だと先生もわたしも知り過ぎてる。
それでも施設が連絡してくるのは、リスク回避というか…今回の母の滞在中における家族(と医師)の方向性を明示して欲しいんだよね。
だからキーパーソンが、親の命やQOLの責任を背負って選択し続けなきゃならないんだけど…
ケアマネと施設に電話して、
「急変時は救急搬送お願いします。医師の意見も訊きましたが、もう何があっても仕方ないと思ってますし、施設の責任どうこうとは一切考えてません」
と伝えた。
直感的に母の急変はないと思ってる。
というか、9月も救急搬送、週2回訪看入れて、ギリギリまで血液サラサラ系の薬を増量し朝晩飲ませ続け、11月から訪問医療も始めようとしてる矢先に、脳梗塞でもしものことがあったら、わたしが立ち直れない。
だから、「ない」と思いたいだけかもしれないけど。
それよりもわたしが気になるのは…
「月曜日に自宅に戻った後に、母は2階の自室に階段上がれそうですか?」
これだよこれ…。(帰宅する前提でしか考えてない)
看護師さん「急に歩けなくなったわけで、急に歩けるようになることもありますけども(認知症の症状であれば)」
ですよね。だから1階に介護ベッド降ろすの躊躇する…。
ケアマネさん「介護ベッドを1階に降ろして、また歩けるようになった時に勝手に階段上っちゃうじゃないですか…。階段転倒こわいですよ。介護レンタルサービスにはベッド移動できるか確認してもいいけど…」
そうなんですよね。そこですよね。
スタッフさん「僕もこんな○○(母の名)初めて見たので、どの程度歩けないのか手を繋いで介助してみたんですけど…。もし自分の自宅だったら、バランス崩したら大転倒しそうでやりたくないな、と思いました」
ですよね!!!
わたしショートステイ行かせるために、母を2階から階段降ろすの命がけでしたもん。
スタッフさん「階段、怖いですよね。リハビリ室に階段もあるので、月曜日まで先生に指導してもらいますから」
ようは月曜日午前中、母がどういう状態で帰宅するのか?
見当つかないのが非常に困る…めちゃくちゃ困っている…。
火曜日、水曜日…わたしは仕事で不在だぞ。母をディサービスに送り込めるのか????
今の段階で仕事を飛ばしたとしても、この先どうなるのか全く読めないじゃん…。
今できることを…と思い、昨日、仕事が終わった後の夜中にリビングの家具を1つ解体した。
5月までは父の介護ベッドを置いていた場所は、父が大好きだったTVは見えるが、外(空)は見えない。
母はTVを見ても混乱するだけで好まない。2階の自室ではベッドから外(空)を眺めている。
母の介護ベッドを1階に降ろす時は、ベッドを窓際に置いてあげたいな…と思ってた。
わたしの直感では、来年の年明けくらいの予定だったのに外れたな。
が、窓際を占領してる父のデスクを捨てなきゃ母の窓際ベッドは叶わない。
デスクが重くて「業者を呼ばないと、粗大ごみにも出せないじゃん‘~」と先延ばしにしてたけど、なんとか独りで解体成功。
介護ベッドを置く「場所」は作った。
あとはタイミング…。
ベッドを降ろすタイミング間違えると、屋内徘徊した母が階段転倒の大惨事になりそうで、ホント悩む。
今なの?もう少し先なの???
施設に筋は通したから、あとは帰宅後の母を在宅介護するにあたり「どういうスタイルがベストか?」が分からないことが不安。
そんな間にも、父は服を脱いでフルチン。もう娘はいっぱいいっぱいですわ。